草野産業の実質的な創業は1914年。その後
1920年代には三井物産や三菱商事との取引を開始。
台湾や朝鮮にも進出し、順調に事業を拡大していった。
1930年代、日本製鐵株式会社や日満鐵鋼販売株式会社と取引開始。
しかし1945年に終戦を迎えた後は、銑鉄の需要減と供給不足により
対日本製鐵の契約量は通常の数分の1まで縮小。
戦争で撃墜された船舶の引き上げなどを行い、社業を支えていた。
1950年、朝鮮戦争勃発。特需景気の恩恵を受け、販路拡大の
ために東方へ進出開始。1960年代には鋳物用銑鉄以外にも
コークスやスクラップ等の取り扱いも開始し、
事業を多角化していった。
新日本製鐵株式会社が発足。高度経済成長の波にも乗り、
業績を拡大させ、資本金もこの先20年、4億円にまで増資した。
アグリ事業への参入開始。特にカーネーション苗に関しては
現在日本で販売されている苗のうち約15%のシェアを持つ。
アジアへの進出も本格化。