KANAMEL group
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「好き」「やりたい」の
気持ちを一番に、
素直な心に気づくことが
キャリア形成の第一歩

KANAMEL株式会社

代表取締役 グループCEO

中江 康人 YASUHITO NAKAE

1967年4月生まれ、鳥取県出身。1991年中央大学経済学部卒業後、葵プロモーション(現AOI Pro.)入社。2015年AOI Pro.代表取締役社長に就任。2017年AOI TYO Holdings(現KANAMEL)の代表取締役、 2021年代表取締役グループCEOに就任(現任)。

クリエイティブの力で世の中をより良い方へ

 私たち「KANAMEL株式会社」は、2024年4月より「AOI TYO Holdings株式会社」から社名を変更しました。業態はこれまでと変わりなく、映像制作をはじめ、コミュニケーションデザインを行なっています。そして私たちは「つくるチカラで 世の中を明るく つくり変える」というパーパスを掲げ、これを使命としています。映像コンテンツを作ることやコミュニケーションの手段を生み出すこと、そのアイデアを考え出し、構想を練ること。そういったクリエイティブな活動を通じてクライアントにより良い成果をもたらし、その良い影響が従業員や取引先企業、さらに自治体や地域社会にも派生していく——つまり私たちのクリエイティブを通して、世の中をより良い方へつくり変えることができるという自負や希望がこの言葉に込められています。
 ちなみに社名の「KANAMEL」は「要」という言葉に由来します。ものごとの最も大切なコアの部分を意味し、事柄や人物に当てはめることができます。私たちはクリエイティブの「要」を「アイデアや概念を生み出すこと(起点)」と「カタチにすること(実現)」の2点と捉え、企業や社会の未来を創造する人の集合体として活動していきたいと思っています。

映像制作を皮切りに、マーケティングやコンサルティング支援へと事業を拡大

 では、私たちが手掛けるテレビCMやSNSなどのメディアで流れる広告映像は、具体的に何に役立っているでしょうか。それは主に消費者の関心をクライアントのブランドに引き寄せ、積極的な購買行動へとつなぐことに役立っています。
 このように企業と消費者をつなぐ手法を作り出すことをコミュニケーションデザインと言いますが、映像制作以外にはWEBサイトを作ることや、街頭の広告看板を掲示すること、またイベントを打つことなども含まれます。つまり私たちの主な仕事は、消費者と企業をどうつなぐか、その手段を生み出すことだと思ってもらえれば良いでしょう。
弊社は元来、映像制作会社の「AOI Pro.」と「TYO」の経営統合で生まれたグループ企業ですから、今でもこの二社が映像制作の主力として動いています。今では子会社化を進め事業拡大したことで、機材管理や、撮影スタジオの運営、音楽映像制作や海外向けの映像制作もグループ企業内で行うことができます。そして近年になって映像制作以外のコミュニケーションデザインについて幅広く展開し、そちらは2023年にブランド統合し誕生した「FIELD MANAGEMENT STRATEGY / EXPAND」が中心となって運営しています。さらに企業の支援を担う観点から、経営コンサルティング業も開始するなど、年々進化を遂げてきました。

社員のキャリア形成のプラットフォームの役目も担うグループ企業

 インターン生の皆さんならお気づきになるかもしれませんが、実は私たちのようにグループ企業で一貫して映像制作やコミュニケーションデザインを行える企業は他にありません。制作会社のみならず、編集スタジオ、撮影スタジオも持ち、機材も充実しています。手掛ける映像に関してはCGでもXRでも何でもこいです。グラフィックやOOHも得意です。これだけコミュニケーションデザインを網羅したグループ企業は見当たりません。
 そしてこれが従業員にとって大きなプラットフォームになる利点も兼ね備えています。と言うのもグループ企業内での異動により、個人はさまざまな職能を獲得しキャリアが築け、その人材にグループ内で長く貢献してもらえるわけです。これからは個人が主体となりキャリア形成をしていく時代、グループ企業で働くことが大きなメリットとなります。

この業界や仕事に興味を感じたら、難しく考えず挑戦しよう!

 弊社にお越しいただくインターン生の皆さんには、自分らしさ、個性を大事にしてもらいたいです。特に自分自身の心の部分に素直に問いかけてみてください。仕事だからと言って好きでもない業種に無理に参加しなくても良いです。やりたい業種だと素直に思えたならとにかく挑戦してみてください。
 もちろん、叶えたい目標の途中にはいくつもの苦労や難しい壁に当たることはありますが、根底に「この業界が好き」「この仕事をやりたい」という気持ちがあればどんな苦難でも乗り越えられるはずです。

 そして自分らしさや個性が強い人材が多いほど企業体は強くなり、現にそういった人材を求めています。人間の想像力は無限ですから、そういった自分らしさを持つ人材の創造によって新しいものや概念が生まれ、社会は変わっていきます。
 実のところ、私自身はどちらかと言えば個性が薄くバランスを重視するような人間でした。だからと言ってこの会社に不必要な存在だったわけではありません。バランス型の人材にも活躍する場は当然あります。個性は大切ですが、それだけあってもぶつかってまとまらなければ意味がありません。粒ぞろいの組織をまとめるのに役立つのが中庸な人物です。組織を上手くまとめることができる貴重な戦力となります。そのような方はプロデューサーや経営者にも向いているかも知れませんね。

インターンシップはプロの技を体験し、若人の新しい感性を呼び覚ます場

 インターン生の中でクリエイティブに興味がある方は、ぜひプロの現場を体感しに来てほしいです。今は簡単に綺麗な映像が撮れて世の中に発信できる時代ですが、BtoBの大掛かりなプロジェクトの現場は本当に貴重だと思います。クライアントの求めるゴールを最大化するために尽力し、納期に合わせて制作物を納める。表現するだけでなくしっかり目標通りに機能させていくことが必須です。そこには徹底的なこだわりがあり、諦めずに追求する姿勢が求められてきます。だからこそ何にも代えがたい達成感が得られるでしょう。
 そうした経験を積み、常に再現性を高く保つ一流のプロたちが集まる組織の一員となって、見て触れて体験してほしいです。そしてインターン生の皆さんを含む、若い方たちの新しい感性も合わせて相乗効果で業界を盛り上げられると最高ですよね。時代の流れは激しく、さまざまなことが物凄いスピードで変化していきます。企業も同じように変化し対応していかなければなりません。その時代に適した新しい世代の感性が必要となってきます。
 ただし、クリエイティビティの重要性が“いつの時代も変わらない”ということは心に留めておいてください。創造がなければ社会は動いていきませんから、あらゆる事業の根幹をなすものです。だからこそ時代に対応した私たちのつくる力が求められてきます。今ある範囲を限定しないで、どんな時代が来ても変化し限界を超えていく。共感できたら一緒に仕事をしましょう。