魚喜では、入社後3~5年間は小売店舗で魚屋としての商売の基本をきっちり学びます。その後のキャリアについては、現場の仕事を極めて、店舗で活躍するか。あるいは、本部の部署で新たな仕事にチャレンジするか。人事担当と面談の上、ご自身でよく考えて選択することができます。ちなみに、繁忙期には本部の社員も現場に応援に駆けつけることもたびたび。そんなことができるのも、しっかりと現場の仕事を学んでいればこそ!
会社をより良くしていくために、若手であれベテランであれ、社内で上がってきた意見にはきちんと耳を傾けよう。そんな風通しの良さが魚喜にはあります。そして、手を挙げれば挑戦させてもらえる環境も。年に2回、自己評価制度があるので、チャレンジしたいことを上司に伝えることができます。なにより普段から先輩や上司と話すことの多い職場なので、自分の意見を伝えやすく、チャンスが巡ってくる機会は十分にあるといえます。
これまでの魚屋のイメージを一新し、洗練された質の高い鮮魚専門店をめざす魚喜では、鮮度が良く、多種多彩な商材を納得のいく価格で提供することはもちろんのこと、食の安心・安全にも徹底して取り組んでいます。商材の温度管理や消費期限のチェックなどの衛生管理をはじめ、アレルゲン表記やトレーサビリティなどの表示管理にも注力。お客様が安心して魚を選び、買う楽しさを味わってほしいと願い、その体制を整えています。
魚喜が手がける事業は、本部のある神奈川県にとどまらず、関東から西は中国四国地区まで広がっています。それゆえ、自分にぴったりのフィールドを見つけた先輩社員も少なくありません。
関東ではマグロ文化ですが、関西では白身文化といわれ、その土地ごとに喜ばれる魚種や食べ方が違うのも興味深いところ。そんな地域特有の魚食を体験でき、商売として生かすことができるのも魚喜ならではといえます。
元々魚釣りが趣味で、釣った魚をさばくのが好きな方もいますが、7割の方は入社してから魚の捌き方を覚えたので、まだ捌いたことない方でもご安心を!
その他 ぶり、かつお、ひらまさ、いか、しろぎすなど。
魚を知っているこそ、他にも多くの種類の魚があがってきました!
海派が多いかと思いきや、少し山派が多い結果に!
海派は釣りやサーフィン、山派はキャンプや渓流釣りを楽しんでます!
魚喜の事業の根幹をなすのが店舗の仕事です。1971年に町の魚屋からスタートした当社では、店舗での商売をなによりも重視しています。鮮魚加工や商品知識、包丁技術、衛生管理などを身につけることはもちろん、お客様とどのようにコミュニケーションをとり、売上につなげていくか。創意工夫することも大切です。店舗の9割は鮮魚専門店ですが、寿司・惣菜の販売店や回転寿司・レストランの経営も手がけています。
お客様へ安心・安全な食材を提供できるように、各店舗の環境整備やオペレーションの見直し、衛生情報の周知などを図るのが食品衛生部の仕事です。全国の店舗を定期的に訪れ、衛生検査・指導を行う一方、従業員に向けた衛生管理研修も実施します。食品の製造・流通のグローバル化を受け、日本でも2021年6月からHACCP(ハサップ)※の導入が義務化され、これまで以上に食品衛生部が果たす役割は大きくなっています。
※「Hazard(危害)、Analysis(分析)、Critical(重要)、Point(点)」の頭文字をとった造語で、衛生管理の国際的な手法のこと。
今後を見据え、魚喜ではECサイト「UOKIオンラインショップ」を運営しています。そのサイト管理から商品企画、顧客対応、受注管理、売上管理までトータルに担当しているのがWebマーケティング室です。新商品の発掘はもとより、最近ではシーフードカレーや日本酒など魚喜ならではのオリジナル商品の開発にも注力。さらに、SNSによる発信も行い、実店舗とオンラインショップ、双方の集客を高めています。
昨今の寿司人気を背景に、魚喜の店舗でも寿司が好調です。原則、各店舗の品揃えや商品企画は現場の店長に委ねられていますが、魚喜として寿司商品の規格を統一し、寿司のブランド化を図りたいと、営業推進事業部を新設。寿司に特化して商品を考案するとともに、実店舗での販売検証やマーケティング、商社との商材の仕入交渉などを担います。おかげで、各店舗には魚喜らしい魅力的な寿司が並び、売上拡大に貢献しています。
岩本 恭介
2006年入社
水産学部 水産生物学科 卒
酒井 祐希
2004年入社
生物資源科学部 応用生物学科
福田 共希
2020年入社
国際開発学部 アジア太平洋学科卒
橋詰 亮祐
2010年入社
水産学部 水産学科卒
岩本恭介
2006年入社/水産学部 水産生物学科 卒
初めて鮮魚売場をまじまじと見たのは1回目の面接後。湘南台本店の売場を見学して、多様性に富んだ商品に目が釘付けになりました。一匹まるまる頭の付いた丸魚もあれば、切り身や刺身、寿司もある。手の加え方次第で魚の売れ行きが異なることを知り、興味を覚えました。
例えば、シャケは一匹丸ごと置いていても売れませんが、切り身にすれば買い求めるお客様はたくさんいらっしゃいます。だからといって、尾頭付きの魚を全く置いていないと魚屋としての魅力はありません(笑)。
どんな商品を仕入れて、どのように並べるか。その店の客層やライフスタイルを見極めた上で、お客様を惹きつける売場をつくっていく。そこに現場の仕事の面白さがあります。「この店ではよく売れても、別の店ではそうでもない」といったことはよくあることです。いかにお客様目線で価値のある商品を提案できるか。そこが私たちの腕の見せどころ。だからこそ、自分で発案した商品がヒットすればうれしく、大いにやりがいを感じます。
新百合ヶ丘店に配属。まず、イクラや数の子などの生食のパック詰めを担当。その後、先輩から基本的な魚の扱い方を学ぶ。
売場全体の商品づくりを行うほか、寿司の商品企画を任されることに。年末年始やお盆など季節の催事に合わせた商品も考案。
店の責任者として、幅広い年齢層のスタッフとコミュニケーションをとりながら、一人ひとりのやる気を引き出し、売上・利益アップをめざす。
酒井祐希
2004年入社/生物資源科学部 応用生物学科 卒
入社して最初に配属されたのは小売店舗。ここで魚をさばいての商品づくりを一から学びました。現在の食品衛生部に異動したのは入社3年目。現場の仕事も面白かったのですが、新しいことにもチャレンジしてみたいと思ったのです。
食品衛生部の仕事を一言でいうと、食の安心・安全のために、各店舗の衛生管理のレベルアップを図ること。具体的には、2カ月に一度、店舗を回り、厨房内や従業員の衛生状態をチェックします。私が担当するのは、関東近県の26店舗。万一、基準を満たしていなければ適宜指導します。また、食中毒対策として、まな板や包丁のふき取り調査も行います。
正直言って、私たちは店舗側にとって耳の痛い存在かもしれません。しかし、鮮魚を扱う事業だからこそ、衛生管理を徹底する使命があります。私自身、現場の大変さも知っているだけに、頭ごなしに指導するのではなく、相手の立場に立って説明するようにしています。そうすることで理解してもらえ、店舗が安全に運営できることに喜びを感じています。
学生時代に鮮魚部門で働く人たちの包丁さばきに心惹かれ、鮮魚小売業を志望。小売店舗に配属されると、鮮魚部門を担当。
関東から東海地区の店舗(小売店、回転寿司店)の衛生指導や商品表示指導などを担当。20代前半で指導する立場になったので、どんなアプローチがよいのか試行錯誤の日々。
新入社員研修において食品衛生部を代表して仕事内容を説明する担当に。外国人の従業員も増えているので、ビデオを活用したわかりやすい食品衛生の教材づくりを検討中。
福田共希
2020年入社/国際開発学部 アジア太平洋学科卒
コロナ禍をきっかけに新たな販路を開拓しようと、魚喜ではWebマーケティング室を新設し、ECサイトをオープンしました。その立ち上げから、実際に商品を仕入れて販売するまでの一連の業務に私は携わっています。
どんな商品を扱えば売れるのか。見本市に出かけて試食したり、海産物を取り扱うメーカーをインターネット上で探してみたり。「売りたい!」と思える商品に出会えれば、自ら交渉し、契約を取り交わします。もちろん、魚喜のビジネスに共感してくれることが重要な条件です。
新しい部署ゆえ、毎日が勉強ですが、まずは「UOKIオンラインショップ」の認知を広げ、ファンを増やしていきたいと考えています。そのためにも、魚喜としてSNSを始めました。耳寄り情報などを発信して集客につなげるためで、私の発案です。SNSのメリットを資料にまとめて、上層部にプレゼンし、導入にこぎつけました。若手の意見にも耳を傾け、チャレンジさせてくれる。そんな風通しのよさが魚喜の魅力の一つです。
東戸塚店に配属になり、パック詰めやホールを担当。現場を経験することで、魚屋としての心構えも学ぶ。
ワークフローシステムの管理や携帯電話・タブレット契約管理、社宅管理など各種契約書の管理を担当。店舗の修繕対応なども行い、会社の基盤を支える業務を担う。
Webマーケティング室が創設され、総務課と兼務。ECサイトの立ち上げに関わり、新商品の取り扱い交渉から受注処理、サイトの運用まで幅広く携わる。
会社としてECサイトやWebマーケティングに注力するため、総務課を外れ、Webマーケティング室の業務に専任することに。SNSの発信・管理、動画編集などPR活動に従事。
橋詰亮祐
2010年入社/水産学部 水産学科卒業卒
魚離れが進む今、魚屋として何ができるのか。その切り札として、魚喜が注力しているのが寿司部門です。寿司の売上は年々伸びており、この先も拡大が見込まれることから、寿司に特化して商品企画から販売促進までを手がけるのが、私たち営業推進事業部です。
お客様に喜ばれる商品をつくるためには情報収集が欠かせません。寿司に限らず、いま話題になっているモノをリサーチして、ヒットの要因を分析します。おいしいから売れているのか、それとも売り方や店づくりなのか。あわせて、競合他社の動向も調査します。
その上で商品を考案し、店舗で試作。オペレーションはスムーズか、仕入れ値も考慮して金額は妥当か。さまざまな観点から検証してみて、「コレ!」と納得のいくものを企画会議にかけ、商品化をめざします。思いを込めて提案した商品が採用され、売上に貢献できれば喜びもひとしおです。
魚喜のこだわりが感じられる商品をつくり、魚食文化の普及につなげていく。それが私のめざすところです。
幼い頃から釣りが好きで、釣った魚を自らさばいて料理することも好きだったことから魚喜へ就職。最初は静岡松坂屋店に入り、魚屋としての基本を一から学ぶ。
大型商業施設内にある三島店の店長として、パートさんを含めて15人のスタッフを取りまとめながら、仕入れから販売企画までトータルに担う。
新たに営業推進事業部が設立され、上司から声がかかる。店長の仕事はやりがいがあったが、もっと多くの知識を身につけたいと考え、新しい仕事にチャレンジ。