
お客様はもちろん、関わる人すべてを幸せにする商品開発を
2013年入社 ライフスタイルSBU 家庭用品部 キッチン用品バイヤーS.T
あらゆる人を幸せにする
商品づくり
一般的に、バイヤーというと、買い付け担当というイメージが強いかと思いますが、カインズではバイヤーが商品開発を担当します。売場の商品構成を決めるのがバイヤーの軸となる仕事で、世の中に既にある商品であればメーカーさんから買い付けますし、なければ、自社でオリジナルの商品を開発するという流れです。最近、私が商品開発を手掛けたのが、軽スタ(「軽く」+「スタッキング(積み重ね)」ができる)食器シリーズです。テレビや有名なYouTubeでも取り上げられ、数万枚を販売するヒット商品となりました。この「軽スタ」食器は、自然由来の素材を使い、料理がおいしく見える淡い色合いです。重ねやすいので食器棚で場所を取ることもなく、丈夫で食洗器も使用可能。お客様に食器を売るのではなく、「楽しい食卓」を提供する―そんな思いを込めて開発した商品です。製造は岐阜県にある窯元さんにお願いをして、「必ずたくさん売るから」と交渉をして、低価格を実現させました。良い商品を作って、たくさん売れれば、メーカーさんにも利益をもたらすことができます。商品開発という仕事は、関わるすべての人を幸せにすることを考えなければいけないのです。


店舗スタッフの
心を動かす仕事を
商品を開発する際、「カインズでしかつくれないものをつくろう」ということを心掛けています。「この素敵な商品はカインズでしか売っていない」となれば、お客様はカインズに足を運びたくなり、結果的に、カインズそのものの魅力度もアップするからです。といっても、良い商品をつくればそれでよいのかといえば、そんなことはありません。どんなに素敵な商品があっても、店舗の棚に並べてくれるメンバーがいなければ、モノを売ることができませんし、お客様からの質問に的確に答えてくれなければ、何も伝えることができません。
人の気持ちは、マニュアルでは動かせないものです。メンバーが売場を作るときは作業依頼書が必要になりますが、丁寧な依頼書をみて、「仕事がやりやすい」と思ってくれる。商品を手に取って、「この商品いいね!」と思ってくれて、「こんないい商品なんだから、たくさんのお客様に手に取っていただきたい」と思って売場を作ってくれる。その結果、メンバーの思いがお客様に伝わる。そういった好循環を目指さなければいけないと思っています。

私の自己PR
自分が仕入れた商品が全国200店舗以上に展開されるので、スケールの大きい仕事をしていると実感します。仕入れた商品を一人でも多くのお客様に手に取っていただけるよう、売場構成も熟考に熟考を重ねます。何カ月もかけて練りに練ってつくった売場で、お客様に喜んでいただけることが私の喜びですね。

FOR RECRUITERs就活準備のアドバイス
カインズにはジョブローテーション制度があり、いろいろな職種を経験できるので、今、やりたいことがはっきりしていないという方でも、仕事をしながら自分のやりたいことが見つかると思います。WEBでもいろいろな職種を知れる機会を用意していますので、ぜひいろいろな職種を知り、興味を持ってみてください!