それは、百年以上続く、食文化になる仕事。

1920年に創業した桃屋は、
人々の食生活に根付く様々な商品を、
世の中に送り出してきました。
自分たちの味にこだわること。
おいしさのためなら何にだって挑戦すること。
安心・安全に楽しむことができ、
桃屋だったら間違いないと思っていただく。
そのために100年以上、
できることを精一杯やってきました。
そうやって生み出された味は永い時を越え、
食文化になるまでに
皆様に愛していただけています。
これから先、どんなに時代が変わろうとも、
人々の「おいしさ」へのニーズが
なくなることはありません。
日本の食卓に良質な商品を届け続け、
その先で、また新しい食文化が生まれていく。
そんなやりがいを一緒に感じていただけたら、
これほど嬉しいことはありません。

食文化になれた桃屋のこだわり

01

こりゃ桃屋んじゃない

大正・昭和時代、芝居の神様と謳われた歌舞伎役者「六代目 尾上菊五郎」は、亡くなる前日に「桃屋の花らっきょうが食べたい…」と言ったそうです。しかし、当時は終戦後の混乱で砂糖が十分に入手できなくなったため、「代替の甘味料では本物の味にならない」と当社は花らっきょうの生産を中止していました。皆で東京中を走り回って探しても、どこにもありません。そこで、それらしいモノを買って帰り、夫人が器に盛って出したところ、「こりゃ桃屋んじゃない」と言って下げさせたという話が残っています。
名優の最期の時に好物を食べていただけなかったのは悔やまれますが、いまわの際になっても味覚に狂いのない名優の五感の鋭さに感銘を受けるとともに、当社が「桃屋のじゃないとだめだ」と言われる味にこだわっていたからこその逸話。ブランドに対する信頼と、本物を追い求める姿勢は今にも受け継がれています。

02

自分が本当に食べたいモノ、 そして家族に食べさせたいと思うモノをつくる

桃屋はマーケティングで分析されたデータではなく、100年以上の歴史の中で培ってきた「経験」や「感覚」を基にして、自分たちが本当においしいと思ったモノだけをお届けすることを大切にしています。
こうした考え方で商品開発に取り組めば、必ず安心・安全で、おいしくて健康にいいモノをつくろうとするし、どんなに大変でも決して妥協はしないというわけです。
そして、それらは絶対に他社の真似ではなく、かつ誰にも真似ができないモノでなくてはなりません。そのこだわりの先にこそ、お客様の想像を超えていける“桃屋らしい”商品が生まれると考えています。

03

手がかかることばっかりやる ~手間をかけて本物を追求~

看板商品である「ごはんですよ!」をはじめとした海苔の佃煮に使用する海苔は、機械に加えて3回も人の目と手で異物を取り除く。「味付ザーサイ」は厳選された10数種類の香辛料をまぶし、甕の中でじっくりと発酵熟成させ、商品化されるまでに約2年を費やす。「つゆ」のだしは、抽出に時間がかかる荒削りの鰹節を使う。「花らっきょう」は、一つずつ形や大きさの違うらっきょうの茎と根を手作業で切り落とす。
もちろん、最新の設備を導入している工程もありますが、そのように手間をかけた工程もたくさんあります。すべての商品を貫く「良品質主義」は、いい素材を厳選して使い、その素材のよさを最も生かす製法でつくるという桃屋のモノづくりに対する根本的な考え方を示しており、手間暇を惜しまない、本物の味を安心・安全にお客様へお届けしています。

04

品質管理は産地の畑の管理から

品質を管理しようと思えば、原料を管理しなければならない。原料を管理しようと思えば、畑を管理しなければはじまらない。そうした考えに則り、1994年に「原料革命」として、それまでの原料調達のやり方を見直し、輸入原料でもできる限り産地で自ら直接原料を買い付けることにしました。
いい原料を選ぶには、一定の品質の原料を、一定の価格でコンスタントに入手できなければ、良品質主義も絵に描いた餅になってしまいます。中国や台湾など海外にも出向き、生産者と直接対話し、原料を自分の目で見て畑から管理を行う。これにより、品質と価格の両方の安定を実現させることができ、「良品質主義」の基礎となっています。

05

いつの時代も先端をいく発想

「花らっきょう」「味付ザーサイ」「ごはんですよ!」「キムチの素」「つゆ」「五目寿司のたね」など、桃屋には定番商品と呼ばれるモノが様々あります。日本の食文化として食卓に根付いているそれらの商品は、実は販売された当時はどれもが「日本初」でした。お客様の想像を一歩超えたモノを。そんな想いから生まれた商品こそが、時代を超えて愛されていく。これからも、そんな商品をつくり続けます。

06

新たな可能性に挑むレシピ開発

素材にこだわり、手間暇をかけた桃屋の商品の価値をより高めていくため、誰でも手軽に失敗なくつくれて、驚くほどおいしい「かんたんレシピ」の開発に力を入れています。主にSNSやテレビ・ラジオで配信を行っており、現在のレシピの数は360種類以上。レシピ本も発売され、ごはんのお供というイメージが強かった商品たちが、調味料兼そのまま具材にもなるという「料理のお供」として再認識されはじめ、新しい価値を生み出しています。
桃屋の使命として掲げている“伝統の食文化に新しい価値を添えて未来に継承する”という言葉通り、ここからも後世に残る食文化が生まれるかもしれません。

07

おいしさだけでなく「健康」もサポート

長年培ってきた“にんにく”の知見を生かし、2019年から「睡眠の質の向上」と「日常生活で生じる疲労感の軽減」のダブルの機能を持つ商品「桃屋のいつもいきいき」を販売しています。
これは、桃屋初の機能性表示食品であることに加え、にんにく成分で睡眠と疲労感のダブルの機能性を持つという点で日本初の商品となり、通販限定での発売にもかかわらず大変ご好評いただいています。食品メーカーだからこそ、食品素材のみを使用し、原料にこだわり抜きながら食べやすさにも注力。製品の独自性、確かな優位性から、いずれは「次の100年、新たな会社の柱となる成長エンジンの創造」を担う新しい事業分野として、さらなる研究を重ねていきます。

08

日本で生まれ育った食文化を海外へ

日本だけでなく世界にもおいしさと感動をお届けしたいと考え、積極的な海外進出を行っています。現在伸長しているのは欧米で、辛いだけではなく、うまみの深い味わいが万能調味料として好評の「キムチの素」の需要が特に高くなっています。
すでに50か国以上の国のレストランや、食卓などで楽しんでいただいていますが、もしかすると世界の食文化に合う商品やメニューはまだまだあるかもしれません。
世界中の人から「桃屋の商品がなければ困るよ」と言っていただける未来を目指し、発信を続けていきます。

食文化をつくる桃屋の仕事

営業

桃屋のおいしさを
日本中へ届ける

桃屋の商品を販売してくださる卸売業様や小売業様に対し、桃屋商品の販促を行う仕事です。その店舗やエリアの特性、季節などを踏まえて、桃屋商品を扱っていただくために様々な企画を提案します。

一言コメント

営業なので当然目指すべき数値の目標はありますが、先輩や上司がしっかりアドバイスをしてくれるので安心です。自分で考えた提案が採用され、実際にお店で展開された時は苦労した分嬉しいですし、やりがいを感じます。「日本の各ご家庭の冷蔵庫すべてに桃屋商品がある」そんな大きな目標に向かって、当社商品の価値をお伝えしていきます。

研究開発

その研究成果が
未来を変えていく

桃屋の商品に使われている原料などに対して研究を行い、将来的に発展できる技術を生み出し、新商品の開発の礎をつくる仕事です。臨床試験、結果の解析、論文の執筆など、あらゆることを自分たちで行います。

一言コメント

トライ&エラーを何度も繰り返し、模索しながら研究を行うのは大変ですが、社歴に関わらず若手のうちから会社の未来をつくっていくような研究も任されるので、やりがいは大きいと思います。

商品開発

温故知新で
次の価値をつくる

新商品やかんたんレシピの開発を行います。どんなモノであれば桃屋らしいのか、品質は担保できるのか、工場での生産は可能なのか。桃屋に脈々と受け継がれているDNAを大切にしながら、新たな価値を生み出します。

一言コメント

自分がつくったモノに対して、様々なフィードバックを受けながら形にしていきます。周りと会話をしてチームで進めていくので、一人で頭を抱え込むことはありません。所内は風通しもよく、年齢に関係なく働きやすい環境です。

経理

無借金経営の桃屋
お金の部分で
会社の業績を支える

お客様への売掛金、仕入れ先様への買掛金、諸経費、販促費、原料調達の原価計算、決算業務など、自社の会計システムでお金に関するあらゆる処理を行います。

一言コメント

日々の業務は気の遠くなるような地味で細かい作業も多いですが、金額がピッタリ合った時はとても気持ちがいいです。一方で「広告宣伝主義」を掲げる当社ならではかもしれませんが、CMなどを制作する費用は、普段では目にすることができない金額に。そういった大きな経費処理に携わるのは緊張しますが、会社の業績にも関わる重要な役割を担っていると思い、責任感を持って取り組んでいます。

職種間座談会

次の100年をつくる人へ

各職種の仕事内容や醍醐味、やりがいなどに加え、
働き続けられる環境などを3名の若手の忌憚のない
座談会からお伝えします。

ぜひ一緒に、100年後の食文化を
つくってみませんか?