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私たち地主、はじめてお話しいたします。JINUSHI New Graduate Recruiting

戦略営業本部
2018年入社 早稲田大学社会科学部卒

赤合い四角の背景

こんな大人に
なりたい

杉崎夏夫

私が地主株式会社に出会ったきっかけは、就職活動も終盤に差し掛かったある日、ふと「日本一初任給が高い会社ってどんな会社なんだろう」と思って検索したことです。正直に言えば、その初任給の高さに「なんだか怪しい会社だな」と思ったのですが、かえって興味が湧いてきて、既にゼネコンから内定をいただいていたのですが、もう少し就職活動を楽しもうと思って応募することにしました。
その後ES(エントリーシート)と社長面接を通過することができて、大阪と東京で4日間にわたるインターンシップに参加する機会を得ました。実際の商談に参加したり、社長や先輩社員と一緒に昼食や夕食の時間を過ごしたりしながら、たくさんの話を聞かせてもらいました。地主の人たちはみなさん個性的かつ魅力的で、特に立ち振る舞いや身だしなみ、仕事に対する姿勢が、本当に格好良くて、率直に「こんな大人になりたい」と思ったことが私の入社理由です。

四角の赤枠の背景

シンプルだけど
簡単ではない

杉崎夏夫

2018年4月に入社して東京営業本部に配属されました。地主のビジネスモデルは、土地を買う(ソーシング)、テナントさんに貸す(リーシング)、その土地を不動産金融商品として売却し、その後、地主リートで運用するというシンプルなものですから、私はOJT研修を受けながら「それほど時間がかからず成果を出せるだろう」という、根拠のない自信を持っていました。しかし実際にやってみると、なかなか成果を出すことができませんでした…。
たとえば土地のソーシングは、テナントさんや投資家さんにとって、魅力的な立地・規模で、将来的に転用性が高いなどの条件に合った土地を、日本中から探し出して買う必要があります。そのために日本中の仲介業者さんや銀行さんへ自ら営業して、探している土地の条件を具体的に伝えることが重要な活動なのですが、条件に合う土地はそう簡単に見つかりません。当然、土地を取得するためにも売主とテナント双方と交渉を重ねる必要があり、一筋縄では行きません。

赤合い四角の背景

苦しい時こそ笑顔で

杉崎夏夫

成果を出せない期間が長かったのですが、地主株式会社の行動規範にもある「苦しい時こそ笑顔でいること」に倣って、社内で落ち込む姿を見せないようにしていました。それでも時々落ち込んでしまう時もあります。社長から「落ち込んでる場合ちゃうで!」と声をかけてもらったり、周囲にも助けられたりしながら前を向いて毎日を過ごしていました。
そんなある日、入社2年目からお付き合いしている銀行さんから土地の連絡がありました。すぐに現場を見て、土地情報を分析したところ、とても良い土地で、いろいろなテナントさんが興味を持つ土地だとわかりました。その予想どおり、リーシングでは多くのテナントさんからの問い合わせがありましたが、私は最初に意向を出してくれたテナントさんと契約することにしました。これが私にとって初めての成果となりました。

四角の赤枠の背景

正直でいること

杉崎夏夫

この成果を振り返って思うのは「正直でいること」の大切さです。これも地主株式会社が大切にしている社風のひとつで、むやみやたらに交渉や駆け引きをせず、そのままの自分で仕事に取り組むこと、これをずっと続けてきたことが成果に結びついた要因だと思っています。
テナントさんには、長期にわたってその土地を借りるという判断をしていただくので、地主である私たちとの信頼関係がとても重要になります。私は最初に意向を出してくれたテナントさんに対して、とにかく正直に対応し、他のテナントさんからの問い合わせがあっても、天秤にかけたり、駆け引きしたりせず、正直に状況の報告をしながら交渉を進め、契約に至ることができました。初契約も嬉しかったのですが、ずっとこだわってきたこの姿勢が正しかったんだと思えたことも嬉しかったです。

四角の白枠の背景

地主を語る地主

杉崎夏夫

現在の戦略営業本部では、土地と建物をセットで持っているテナントさんから、土地だけを買い取り、その土地をテナントさんに貸し直すということもしています。「土地のオフバランス提案」と言い、テナントさんにとっては財務状況の改善や、今後の成長投資のための資金を確保できるというメリットがあります。今後さらなる伸びが見込めるため、会社の成長戦略にも掲げています。
ただし、土地を探し出し、その土地をテナントさんに貸すというJINUSHIビジネスの基本は変わりません。土地のソーシングから、テナントへのリーシング、そして売却まで、自分ひとりで一気通貫して行えます。テナントさんは土地を買った担当者に話を聞きながら検討できるので、土地情報に対する信頼感は分業制の会社にはないものでしょう。分業しないことで、仕事のスピードが早いというメリットもあります。
また、良く驚かれるのですが、地主では個人に課される具体的な数値目標がなく、仕事のやり方も個人に任されています。上司は相談すれば助けてくれますが、あれこれ指示を出してくることもありませんから、自分で考えて活動をしてきた7年でした。他社の人と自分を比べることはできませんが、地主で得られる経験、成長は他にない大きなものだと思います。