
上司 × 部下対談
『二人三脚で歩んだ3年間』
“人と関わることや人と
繋がることの重要性を感じます”
“どうすれば心の距離を
近づけられるのですか?”
“先輩方のサポートがあるからこそ、
若手が思いきり
挑戦できるのだと思います”
キヤノンメドテックサプライの最大の強み、それは「人」です。ここでは、そんな当社の人の繋がりを代表する、上司と部下の対談を掲載。入社以来、数年にわたり教育担当として教え・教わってきた二人だから伝えられる、当社の仕事の特徴や強み、そして大切なことをご紹介します。
※掲載情報は取材当時のものとなります。


H.K
営業本部 東日本営業部
東日本営業第一課 課長
2003年度入社
前職は、某家電メーカーの修理技術者。自分のスキルを活かしてより幅広い仕事がしたいと考え、前身のエルクコーポレーションへ中途入社。現在は東日本営業部の課長として、東京・神奈川・千葉・山梨エリアの営業責任者を務める。

D.S
営業本部 東日本営業部
東日本営業第一課 一般職
2021年度入社
就職活動時は医療機器メーカーで働くことを軸に企業探しをおこなった。その中で、医療機器のみならず幅広い商品を取り扱う点や「パートナーとして選ばれ続ける企業になる」という企業ビジョンに共感し、キヤノンメドテックサプライへ入社した。


出会ったのは、20歳差の教育担当。
D.S
Kさんとは普段から親しくさせていただいているので、対談という形でお話をすると不思議な感じがします。
H.K
そうだね。私たちが所属する東日本営業第一課は、東京・神奈川・千葉・山梨が主な担当エリア。その中でSさんには、千葉エリア全域と東京の一部エリアを任せています。元々、千葉エリアは私が担当していたこともあり、新人時代の教育を含めて関わりが深かったよね。
D.S
はい。私が入社した年度は3名の新入社員が当課に配属されて、それぞれに教育担当の先輩社員がつきました。私の担当はKさんだったので、少し驚いたことを覚えています。
H.K
教育は、だいたい数年上のお兄さん・お姉さん世代が担当することが多いけれど、私とSさんは20歳近く年齢差があったからね。私自身も最初は少し戸惑ったけれど、息子と同じような感覚で接してみようと考えていたよ。
D.S
分かります。私も配属当初は少し緊張していましたが、Kさんが最初からすごくフランクに接してくださったので、緊張が和らぎました。
H.K
緊張する気持ちも分かるから、コミュニケーションを心がけていたことを覚えているよ。
D.S
ありがとうございます。Kさんのおかげで営業活動においてもたくさんのことを学ぶことができています。一番は、なんといっても「人との関わり方」です。初対面でも物怖じしない点や相手のテンションに合わせてコミュニケーションを変えていけるといったKさんの営業スキルを目の当たりにする度に「勉強になるな」と感じています。私自身、いまだにお客様との間に壁を感じてしまうことがあるのですが、どうすれば心の距離を近づけられるのですか?
H.K
正直、経験だよ。私も、若い頃はその時々の感情や想いが表情に出てしまっていただろうし、それによってお客様が離れてしまうこともあったと思う。でも、そういう経験をしているから今があるし、決して無駄だったと思わない。その意味では、早い段階でその点に気づいているSさんは素晴らしいと思うよ。
D.S
嬉しいです。当社は商材が幅広い分、お客様との関わりが多いので、より良いコミュニケーション術を学んで行きたいです。


初めての営業だからこそ感じる、
不安や発見。
H.K
Sさんは、営業職として働く上で不安はなかった?
D.S
学生時代は、営業職に対して「毎日テレアポを○件やれ!」「○件、売るまでは帰ってくるな!」といった厳しいイメージを抱いていました。実際に働くことで、目標の達成を目指して数字を追いかける部分がある一方で、一人ひとりのお客様との関係性を深めることも大切にしていると知りました。また、目標数字に関しても、チームで目指すため全員で助け合いながら追いかけることができ、モチベーション高く働くことができています。
H.K
そうだね。特に新人時代は数が大切になってくるけど、入社後数年経ったあたりから少しずつ質の部分の重要性も増えていきます。初めて訪問するお客様に対しては挨拶という一番簡単なアプローチがとれるけれど、営業としてはその後の2回目、3回目の訪問が重要。挨拶を済ませた後、どんなアプローチで再訪問をして関係を深められるがポイントになるからね。
D.S
お声がけをいただいて再訪問をする分には簡単なのですが、こちらから御用立てをしてお伺いすることも多いですよね。
H.K
そうそう。だから、何かネタがないと伺いづらいよね。そこで二の足・三の足を踏んじゃって伸び悩む人たちを目にしてきたので、Sさんには最初からそういう苦労をしないで済むよう教育してきたつもりです。
D.S
はい。よく「ネタを出し過ぎるな」とご指導いただいたことを覚えています。Kさんに教えていただいたおかげで、今では初回の訪問時でも、「次回はこうしよう」「次々回はこんなご提案をしよう」という戦略がなんとなく見えるようになってきました。
H.K
先に話したとおり、Sさんが担当する千葉エリアは、元々私の担当エリア。その意味で、エリアの特性はもちろん、初めてのアポイントの取り方から面会、その後の取り組みまで、身をもって伝えることができた点も良かったと思います。


「このままじゃダメだ」から、
成長が始まる。
D.S
Kさんは、入社してから数年間の私を見ていて変化を感じますか?
H.K
入社当時の印象は「THE新入社員」。返事はハキハキとしているけど、どこか学生気分が抜けていなくて、何を話しても半分聞いていない感じだったね。
D.S
見抜いていらっしゃったのですね。おっしゃる通り、当時営業の勉強としてKさんの商談に付いていたのですが、どこか上の空だった時期がありました。
H.K
そんなSさんの印象が変わったのは、千葉エリアを任せたタイミングだね。たった一人で千葉全域を担当することになり、当初は苦労したんじゃないかなあ。でも、旧担当者である私に集中していたお客様からの連絡が、一本ずつ少なくなり、今ではほぼ全てSさんにきている。それは当然、Sさんがお客様から信頼されている証だと思うし、実際にSさん自身も「千葉は自分のエリアだ」という自負を持っている、まさに責任感が芽生えてきたと感じるし、安心して任せられているよ。
D.S
ありがとうございます。千葉エリアを担当することになり「このままじゃダメだ」と気合いを入れ直したことも事実ですが、同時にKさんが「何かあっても責任は全部とるから」とおっしゃってくださったことも大きかったです。担当して間もない頃、とあるお客様とトラブルに発展したことがありましたが、相談をしたらすぐに「明日、一緒に謝りに行こう」とおっしゃってくださったのです。翌日お客様先へ訪問し、私以上にKさんが丁寧に説明してくださったお陰で、お客様にもご納得いただけました。Kさんをはじめとする先輩方のサポートがあるからこそ、若手が思いきり挑戦できるのだと思います。
H.K
私たちが取り扱うのは、キヤノンならびに自社ブランドを中心とした製品。知名度や信頼性が高い分、初回訪問の際はこれ以上ないほどの強みになる一方で、期待も大きい。だからこそ、ブランドの知名度に見合った対応が必要だし、お客様の想いや状況に合わせた関わり方が大切だと思う。それをサポートするのは、私たち上の世代の責任だね。




大切なのは、人への興味と挑戦心。
D.S
Kさんは、これから当社で営業として働く人に、何を大切にしてほしいですか?
H.K
やっぱり、人に興味を持つことだね。営業である以上、お客様と会って話をして、信頼してもらい、買ってもらうという流れが基本。いずれにしても会話がなければことが進まないし、コミュニケーションを恐れていたら前に進めないからね。
D.S
その通りだと思います。最初は疎遠にされていたお客様もいたのですが、勇気を出して連絡し、お会いして話をすることで関係性が生まれ、今ではお客様からご相談いただく機会が増えました。時には別のお客様をご紹介いただくこともあり、やはり人と関わることや人と繋がることの重要性を感じます。
H.K
私も、若手時代には「相手の機嫌が悪そうだな」と思って一歩踏み出せないこともあったから、気持ちがよく分かるよ。でも、実は一歩踏み出したらなんてことはないよね。
D.S
そうですね。実は機嫌が悪いわけではなくて、ただ単にそういう表情の方だった、というケースもありました。
H.K
そうそう。もちろん「自分は内向的な性格だから、そんなことできないよ」という方もいらっしゃるとは思うのだけど、いい意味で図太く、気にせずに挑戦することが大切だと思う。私もどちらかと言えば人見知りだけど、仕事だと切り替えることで色んな振る舞いができるものです。
D.S
あとは、笑顔で接することができればバッチリですよね。表情が豊かな方が、営業としても人としても魅力的に映りますから。
H.K
笑顔になれる風土を作るのは、私たち先輩社員の役割だよね。幸い、当課には明るいムードや雰囲気作りが上手い仲間がたくさんいるので助かっています。ぜひ、安心して入社していただければと思います。
