イメージセンサーの
技術革新

どうつくる?

プロセス開発で電気特性を向上させる技術革新

2023年入社

堀端 律嘉

Norika Horibata

RSD4-6部

理学部化学コース

熊本大学 理学部 理学科 化学コースで有機化学を専攻。大学時代、家電が壊れた際に半導体の身近さを知り興味を持つ。世界的に需要がある点や、最先端の技術に関われる点、人の役に立てる点などから2023年に入社。プロセス開発の業務に従事。

プロセス開発のミッションは、次世代のイメージセンサー開発を支えるプロセス技術の最適化と、新技術の導入を通じた電気特性の向上です。

プロセス開発は、スマートフォンのカメラに搭載される次世代のCMOSイメージセンサーを支える技術を開発する仕事です。イメージセンサーは、レンズ、カラーフィルタ、配線、フォトダイオードなどから構成され、それぞれのモジュールごとに最適な製造プロセスが求められます。
私の担当は、素子分離を行うためのモジュールにおいて、求める特性を実現するためのプロセスの完成度を向上させることです。既存のプロセスに対して改善を加えたり、新しい技術を部分的に導入することで、イメージセンサーの電気的特性を向上させることが求められます。製造プロセスの最適化を通じて、より高性能なイメージセンサーの実現を目指しています。

新たなプロセス技術の理解とスケジュール管理を両立し、開発スピードを向上させることに挑戦しています。

現在、プロジェクトの中で新しいプロセス技術の習得と評価計画のスケジュール調整に取り組んでいます。特に課題となっているのは、慣れないプロセス技術の理解と、評価計画をスケジュール内で成り立たせることです。担当モジュールが変わったばかりのため、まずはプロセスフローの理解から始めました。
プロセスフローの理解は、評価に必要なサンプルを適切に作成するために不可欠です。もし理解が曖昧なまま進めると、目的にそぐわないサンプルを作成してしまうリスクや、量産品に影響を与えてしまう可能性があります。そのため、プロセスフローの詳細を把握し、評価計画をスムーズに進めるための準備を進めています。
スケジュール管理については、各プロセスを担当するエンジニアと密に連携し、実際の作業時間や評価の所要時間を把握することを心がけています。事前にスケジュール感をすり合わせておくことで、スムーズな進行を目指しています。

新技術の習得とプロセス開発の最適化を通じて、未来のイメージセンサーを支えていることにやりがいを感じます。

新技術を学びながら、それを実際の製造プロセスに組み込むことで、より高性能なイメージセンサーを実現できるところがプロセス開発の仕事の面白さだと思います。特に、プロセスインテグレーションに関する課題を抽出し、それに対する評価計画を立案するプロセスは、技術者としての成長を実感できる場面です。
現在は、ベテランエンジニアによる勉強会や社内の技術共有を活用しながら、プロセス技術の理解を深めています。知識のある先輩方と議論することで、新しい技術の応用や、従来のプロセスを改善するアイデアを得ることができます。
将来的には、学んだ技術や自分自身の発想を組み合わせて、新たなプロセスインテグレーションを実現することを目指しています。技術革新が進むイメージセンサー業界において、最前線でプロセス技術の開発に携われることが、この仕事のやりがいです。

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