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総合エレクトロニクス商社として
つくる、ビジネスと価値

福西電機は1946年創業以降、電材提供や新規事業創出を通じ、エレクトロニクス業界に大きく貢献してきました。
そして近年はテクノロジーの進化に呼応した新たなソリューション実現を試み、次世代の商社を体現する事業展開を進めています。
その一端に触れられる2つのプロジェクト事例を通じ、福西電機がつくるビジネスの今を知ってください。

PROJECT.01
オフィスの個室ブースの稼働率を可視化し、
新しい働き方を取り入れる企業の生産効率を高める

コロナ禍により、企業は従来の働き方を見直し、オフィスの意義を再定義する局面に立たされています。ある大手ITベンチャーでは、オフィス内に300もの個室ブースを新設することに。しかし、多くの個室ブースを有効活用するには、稼働率を把握できるシステムが欠かせません。そこで多数のセンサーや受信機などのIoT機器が必要となり、電材の仕入れとエンジニアリング双方に強みを持つ福西電機に相談が舞い込みました。求められたのは機器をただ卸すのではなく、それらを統合したシステムとともにトータルコーディネートすることと、プロジェクトを円滑に推進すること。本プロジェクトにアサインされた清水は、お客さまのニーズに適したオフィス空間の実現を目指し、全体構想の提案とIoT機器群の納入を担いました。

POINT
  • IoT機器の仕入れと納入だけでは、顧客ニーズを満たすには不十分
  • 企業が目指す新たな働き方を見極め、最適なソリューションを提供する

INTERVIEW

清水 雄介 Yusuke Shimizu
東日本開発課 課長

2005年入社。事業開発を担う開発課に所属し、社会や企業の課題に応じたビジネス創出に従事する。近年はコロナ禍によるオフィス環境改革のニーズを受け、オフィス関連の什器とIoTソリューションを組み合わせた提案に注力している。

ビジョンを軸にして課題に向き合うことで、
提案の幅はどんどん広がっていく

システムに対するお客さま側の理解があったため、やりとりで心がけたのは信頼を醸成する細やかな対応です。メーカーとも密に連携して技術的な疑問に迅速に回答できる体制を整え、円滑なプロジェクト進行を実現しました。そして私が最重視したのは、「お客さまにとって働きやすいオフィスの理想像」を正確に捉えること。その軸をぶらさずコミュニケーションを重ねたからこそ、本プロジェクトを無事成功させることができました。今後も働き方の多様化は進むため、今回のようなニーズは高まるでしょう。こうした新しい商流を見極め、対応し得るソリューションを創出していくことも、商社に求められる役割のひとつです。

また、本プロジェクトの先にはさらなる提案の余地があります。たとえば、デジタルサイネージをオフィスの入口に設置してブースの空き状況を一目でわかるようにしたり、アプリやブラウザと連携し、従業員の方がいち早く状況をチェックできる仕組みを提供することも可能です。このように、単に商品を売るだけでなく、お客さまに必要なソリューションを中立的な立場で提案することが、福西電機の次なる価値提供となっていくでしょう。先端技術や最新の商品に触れつつ、お客さまとの信頼関係のもと理想像を具現化していくことこそ、商社で働くことの面白さだと感じています。

PROJECT.02
大型商業施設のデジタルサイネージをクラウド化し、
情報更新業務にかかる
人的リソース削減を実現

さまざまな施設で用いられ、街の景観に溶け込むデジタルサイネージ。ポスターを映像配信に置き換えることで屋外広告運用を効率化したり、街の情報インフラとしての機能を果たしたりと、多くの目的で活用されています。近年では、その技術進化と表現手法の多様化により、さらなるニーズの高まりを助長。そんなデジタルサイネージに商流を見出し、注力する福西電機は、都内に位置する大型商業施設のデジタルサイネージの改善計画に参画することに。同施設ではこれまで、配信映像を更新する際は、各フロアでの個別対応が必要だったため、その運用効率を高めたいという要望からスタートしました。そこで、担当営業の森田は、クラウド化による掲載情報の一括更新を提案し、お客さまの課題解決を目指していきました。

POINT
  • デジタルサイネージが果たす役割や企業のニーズが多様化
  • クラウド化による新たな運用の提案で、顧客課題の解決に貢献

INTERVIEW

森田 紗妃 Saki Morita
リニューアル第二営業所

2017年入社。リニューアル第二営業所に所属し、デジタルサイネージ案件の営業活動と提案に従事する。コスト最適化から活用手法の提案まで、デジタルサイネージに関する幅広い顧客ニーズに応えている。

デジタルサイネージの可能性を引き出し、
便利で豊かな日々を多くの人々に

商業施設でデジタルサイネージを利用する場合、各フロアや複数店舗で情報を同時・一括更新するニーズが多くあるため、その利用方法にまで踏み込んだ提案が重要となります。今回のケースでは、その施設の規模感には適さない旧型のシステムが利用されており、お客さまは情報更新にかかる手間に大変苦慮していました。そのため、私はクラウドを介して一斉に情報を更新する新システムへの乗り換えをご提案しました。こうした見直しは、大幅かつ長期的な人的リソースの削減を実現します。導入前後の比較を示すことで、導入価値がお客さまに伝わり、リニューアルを進めることができました。

一方、広告運用を効率化する手段として以前から利用されてきたデジタルサイネージですが、近年はさらに幅広い要望が増えています。たとえば、BCP対策の一環で災害時の一斉アナウンスを流したり、通行人をカメラで識別して広告を出し分けたりと、汎用性の高いメディアとして進化し続けているのです。空間設備への総合的な知見と、提案から設置まで担う実行力を持つ福西電機は、デジタルサイネージの可能性を最大限に引き出す役割を担っていると考えています。人々のより良い暮らしの一助となり、街の風景を一変させる。そんな将来性を持つこの仕事を手がけることに、大きな醍醐味を感じています。

時流に応じて、扱う商材の可能性をいかに引き出すか。
そして、商社として次代に適した形にいかに進化していくか。
その答えは、目標を同じくする社員同士が協力し合い、
模索し続けることで導き出せるものです。

だからこそ私たちは、一人ひとりが大きな戦力として成長できるよう、
誰もが挑戦できる舞台を多く用意しています。