22卒

2020年10月15日

どう変わる? 21年卒と22年卒の就活準備


2020年8月調査

アンケート結果から見る21年卒と22年卒の就活準備の変化

  • インターンシップ参加者が増加傾向
  • オンラインでの説明会や選考は増えていく?
  • 21年卒の内々定保有率は20年卒と比較して8月時点で-5pt

<調査概要>
■調査目的:2022年卒大学生・大学院生のインターンシップおよび就職活動準備の状況を明らかにする
■調査対象:2022年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生
■調査期間:2020年8月20日~8月31日
■調査方法:マイナビ2022の会員に対するWEBアンケート
■有効回答:6,177名
※なお、本誌「インターンシップ」には「ワンデー仕事体験」を含む。

8月末時点でアンケートに回答してくれた2022年卒学生の92.1%がインターンシップに応募したことがあると答えました。応募者経験者のうち、8月末時点で参加済みと答えてくれたのは61.4%と高い数値となっており、このままの傾向が続くと昨年よりも、インターンシップ参加が伸びることが予想されます。

インターンシップ応募率経年比較
※19-21年卒データは2019年度マイナビ大学生インターンシップ調査より

今年はオンラインインターンシップが増えたことにより、いつでもどこからでも参加しやすくなったことも、増加に影響しているでしょう。また、緊急事態宣言以降、合同企業説明会などのイベントが相次いで中止となり、就職活動状況が一変した21年卒の先輩たちを間近に見ていたため、自身の就職活動に不安を感じて自主的に早期から動く学生が増えているのではないでしょうか。

21年卒学生の就職活動は、3月以降さまざまな場面でオンライン化が避けられない状況となりました。その流れを汲んでか、22年卒学生がインターンシップ応募にあたり重視することに「オンラインで開催されること」という回答が増加傾向にありました。今年に関して言えば感染防止のためという側面が大きいと思いますが、移動にかかる費用や時間の削減にもつながっており、企業側からも、1次面接などの初期選考は、オンライン実施が効率的という声も多かったため、来年以降もオンラインの活用が続くと思われます。

応募や申込みにあたり、重視すること(複数回答、上位抜粋)

オンラインになることで、遠方からだと参加しづらかったインターンシップへ参加できるという声や、企業努力によってWebでも十分に企業理解ができたなどの声が多数ありました。オンライン開催は、2021年より少しずつ増えているため、今後もオンライン開催が増え、居住地に左右されないインターンシップ選びが進んでいくかもしれません。

学生の声を一部抜粋

3月1日以降、本格的な就職活動の開始とともに、これまでとは異なる状況下で就職活動をせざるをえなくなってしまった2021年卒の学生のみなさん。企業の採用中止や中断などもあり、6月15日時点の内々定保有率は昨年より約14pt低い57.6%となっていました。しかし、8月末時点では昨対-5ptまで回復してきており、困難な状況でもめげずに就職活動に取り組んでいることが伺えます。

内々定率経年変化
※マイナビ2021年卒 大学生 活動実態調査(8月)より

オンライン化の加速や、変化する状況への対応など、21年卒の先輩たちの就職活動には22年以降卒の学生にとって、参考となる経験が沢山詰まっています。身近に就職活動を終えた先輩たちがいたら是非その経験をシェアしてもらってください。