22卒

2020年12月01日

10月の活動状況!インターンシップの参加状況や選び方

2022年卒学生 10月の活動実態!


2020年10月調査

  • 10月時点でインターンシップに参加した学生は79.8%と前年から5.1pt減少したが、平均参加社数は4.5社と前年から1.3社増加
  • 参加意欲は高いが中止や延期などの理由により参加できていない学生も多い
  • インターンシップに参加するなら地元近くかオンライン

<調査概要>
■調査目的:2022年卒大学生・大学院生のインターンシップおよび就職活動準備の状況を明らかにする
■調査対象:2022年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生
■調査期間:2020年10月15日~10月31日
■調査方法:マイナビ2022の会員に対するWEBアンケート
■有効回答:のべ6,001人
※なお、本誌「インターンシップ」には「ワンデー仕事体験」を含む。

2017年卒以降上昇を続けてきた「10月時点でインターンシップに参加したことのある学生」の割合は、2022年卒において5.1pt減少し、79.8%となりました。一方、平均参加社数は4.5社と前年よりも1.3社増加しています。22年卒学生のインターンシップ応募経験は92.0%と9割を超えていますが、対前年1.8pt減とわずかに減少。その一方で、平均応募社数は7.8社と前年よりも1.9社増加しているため、積極的にインターンシップに参加している学生とそうでない学生で活動状況は二分化している様子が伺えます。

10月時点のインターンシップ応募率・参加率および平均応募社数・平均参加社数推移

4月~9月の期間に限定して状況を聞いたところ、「インターンシップに参加した」は65.9%と前年より13.7pt減少しました。一方で「応募したが参加できなかった」は15.6%で前年より6.4pt増加、「応募しなかった」は18.5%で前年より7.3pt増加しています。

「応募したが参加できなかった方」の理由を聞いたところ、前年と同様に『選考に落ちた』が最も高く72.7%でした。本調査より追加した『中止または延期になった』を選択した人は28.1%と2番目に多い結果となり、参加意思はあったものの、コロナ禍という特殊な環境下で参加できなかった学生もいることがわかっています。

2020年4月~9月の状況として当てはまるもの

「応募したが参加できなかった方」
理由として当てはまるもの(複数回答)

また「応募しなかった方」に理由を伺ったところ『行かないと決めていた』と回答した割合は14.7%と前年より9.3pt減少しており、スケジュールやインターンシップ選考対策などの理由で応募に至らなかったものの、8割以上の学生に応募意思があったことがわかります。

「応募しなかった方」理由として当てはまるもの

何らかの理由で参加できなかった、もしくは参加しなかった方の増加により、10月時点のインターンシップ選考を経験した学生の数も昨年より2.3pt減の58.8%となりました。

インターンシップ選考を経験したことがあるか

参加したかったけれど参加できなかった方が増加していたので、どの様なインターンシップを選ぶのか、どのエリアなら参加を検討するか、みなさんに聞いてみました。まず、インターンシップに参加したことがない方に「参加したいと思う条件」を聞いたところ、「参加できる日程が多い(希望の日程で参加できる)」が前年に引き続き最多で54.6%。前年は2番目に多かった「交通費が支給される」が対前年14.7pt減の29.7%となり、今年追加した「オンラインで参加することができる」が37.2%となりました。

(インターンシップに参加したことがない方)参加したいと思う条件(複数回答)

続いて全員に「興味のあるインターンシップに参加するとしたらどのエリアまで参加するか」を聞き、現住所エリアとの一致度を調査したところ、前年と比較すると全体的に一致度が高まる傾向が見られました。特に北陸では84.0%(対前年9.6pt増)、中国で90.2%(対前年3.5pt増)、四国で83.6%(対前年8.6pt増)と増加幅が大きくなっていました。例年であれば関東や関西など近隣の都市圏への移動が見られますが、22年卒に関してはオンラインにインターンシップへの参加が代替となっていると考えられます。

現住所エリア別|興味のあるインターンシップに参加するとしたら、どのエリアまで参加するか(複数回答)

「現住所エリア」と「参加可能なエリア」が一致している割合

積極的に就活準備を進める学生がいる一方、まだ就活準備モードになっていない学生も多いと予想される2022年卒。就活本番で焦らないように、自己分析や適性試験対策など取り組めるところからコツコツ始めてみてはいかがでしょうか?
冬休みや春休み期間にも多くの企業がインターンシップ・ワンデー仕事体験の開催を予定しています。自分の可能性を拡げるために、地元企業から都市圏の企業までさまざまな企業に触れてみてください。

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