22卒

2020年12月17日

【文理別】2022年卒学生のインターンシップ参加目的

【文理別】2022年卒学生のインターンシップ参加目的


2020年10月調査

  • インターンシップに参加する目的は文系学生は「見つける」、理系学生は「確かめる」
  • 最も印象に残っているプログラム内容は「グループディスカッション・グループワーク型」が最多
  • 開催形式はWEB実施が半数を超える

<調査概要>
■調査目的:2022年卒大学生・大学院生のインターンシップおよび就職活動準備の状況を明らかにする
■調査対象:2022年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生
■調査期間:2020年10月15日~10月31日
■調査方法:マイナビ2022の会員に対するWEBアンケート
■有効回答:のべ6,001人
※なお、本誌「インターンシップ」には「ワンデー仕事体験」を含む。

2022年卒のみなさんに聞いた「インターンシップに参加する目的」を文理別で比較してみました。
参加目的の回答として最も多くの票を集めた項目は、文理とも共通して「どの業界を志望するか明確にするため」でした。項目別の得票率を比べてみると、文系では第1位の回答が74.3%と多数を占めている一方、理系では58.0%となっており、理系では2番目に多かった「どの職種を志望するか明確にするため」57.2%と、回答を二分する結果となっていました。文系で2番目に多い回答は「視野を広げるため」の58.8%。こちらも理系よりも9.9pt高い結果となりました。理系は学生時代に専門的に学んだことを活かすために、就活スタート時に技術職や研究職など目指す職種や業種を決めているケースも多いのでこの様な結果になったのではないでしょうか?

インターンシップに参加する目的

上記のほかにも、文系学生は幅広い選択肢から志望企業を見つけることを示す項目(「自分が何をやりたいのかを見つけるため」「自分の力を試すため」)で理系よりも高い傾向にありますが、理系学生は特定の企業のことや自分の専攻と仕事の合致度を確かめることを示す項目(「特定の企業のことをよく知るため」「自分の専攻が社会で役に立つか知るため」)が文系よりも高い傾向にありました。

また、参加したいインターンシッププログラムの内容の回答結果を見てみると、文理ともに人気が高いのは「現場を社員の説明で見学する『職場見学型』」「現場の社員に交じって業務の体験をする『同行体験型』」となりました。文理で比較すると、いずれも理系学生のほうが高い傾向にあり、より具体的な仕事内容や職場を実際に見て確かめたいというニーズの高さがうかがえる結果となりました。

参加したいインターンシッププログラム


一方、文系学生では上記項目とは別で「企業や業界について知識を深める『座学講座型』」「架空の課題や問題解決に挑む「グループディスカッション・グループワーク型」』『実際の業務と同等の課題やタスクに取り組む『シミュレーション型』」「社会人の基本や将来に役立つ内容のセミナーがメインの『就活準備講座型』」といったリアルな職場での体験がなくとも、業界や仕事に関する知見を深められるプログラムを希望する傾向が理系よりも高くなりました。
参加目的だけでなく、希望するプログラムでも文系学生は「見つける」、理系学生は「確かめる」という目的の違いが表れる結果となっています。

次に、10月までに参加したインターンシップの中で最も印象に残ったものについて開催形式を伺いました。一番多かった回答は「WEBのみ(対面なし)」が50.7%となっており、「どちらかというとWEB」も含めると6割近くがWEB実施であったことがわかっています。

参加したインターンシップの中で最も印象に残ったものの開催形式

また印象に残ったプログラム内容としては、「グループディスカッション・グループワーク型」が最多で32.2%、次いで「座学講座型」30.6%となり、参加したいインターンシップ内容でトップだった「職場見学型」は上から5番目の22.1%となりました。これは参加経験のあるインターンシップの形式がWEB開催、プログラム内容が「グループディスカッション・グループワーク型」が多数であることが背景にあると考えられます。

最も印象に残ったプログラム内容


参加したインターンシップの開催形式(複数回答)

<WEB>で行われたインターンシップの開催形式(複数回答)

<対面>行われたインターンシップの開催形式(複数回答)

今年は例年とは異なる状況のため、実際の職場を見て、リアルな業務を体験できるインターンシップ・ワンデー仕事体験は見つけ辛かったり、開催されていたとしても参加に踏み切るのが難しいかもしれません。しかし、企業側も感染症対策を講じながら、自社のことや、業界・業種・職種について学生のみなさんに理解を深めてもらうべく、例年以上にプログラムに気を使っています。
WEBだからこそ質問がしやすい、感染症対策で少人数開催なので一人ひとりと詳しく話ができるなど、参加時のメリットもありますので、まずは気になる業界や企業を探してみてください。

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