22卒
2020年12月25日
2020年11月調査
<調査概要>
■調査目的:2022年卒大学生・大学院生のインターンシップおよび就職活動準備の状況を明らかにする
■調査対象:2022年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生
■調査期間:2020年11月20日~11月30日
■調査方法:マイナビ2022の会員に対するWEBアンケート
■有効回答:3,912人
※なお、本誌「インターンシップ」には「ワンデー仕事体験」を含む。
インターンシップ・ワンデー仕事体験の応募経験がある学生は90.8% と前月より微減したものの 9 割を維持。また、参加したことがある学生は 78.9 %(前月比 1.2pt )。11月の平均応募社数は 3.6 社、平均参加社数は 2.3 社という結果となりました。
これまでに応募・申し込みをしたことのある割合
これまでに参加したことのある割合
平均応募社数推移(11月時点)
平均参加者数推移(11月時点)
次に、今月インターンシップに参加した学生に、参加したすべての インターンシップに関してどのような形式であったかを聞いたところ、「WEB のみ(対面)」との回答は 69.9 %、「対面のみ WEB なし)」との回答は21.9 %、「対面と WEB 」が併用されたものは 20.9 %でした。11月も引き続き、多くの学生が オンラインのインターンシップに参加していることがわかりました。
では、学生は対面とWEBどちらの形式を望んでいるのでしょうか?学生の皆さんの回答は、「WEB がいい」と「どちらかというと WEB がいい」という回答を合計すると 29.9% が WEB がいいと回答しています。一方、「対面がいい」「どちらかというと対面がいい」という回答を合わせると 46.8% が対面がいいとなっており、対面を望む声がWEBを上回る結果となりました。
希望するインターンシップ の 開催形式
地域別に見た場合も、 WEB よりも対面形式を望む学生の割合が上回っており、これは全国的な傾向のようです。
希望するインターンシップ の 開催形式(地域別)
しかし、対面形式望む声が多いからと言って、WEB形式のインターンシップに参加した学生の満足度が低い訳ではないようです。
WEB開催のインターンシップの満足度とその理由(一部抜粋)
対面開催のインターンシップの満足度とその理由(一部抜粋)
インターンシップ参加以外の就活準備について聞いてみました。22年卒のみなさんが力を入れて取り組んでいることとして「自己分析」という回答が 32.3% で最多となり、 2 番目に「企業研究」、 3 番目に「業界研究」が続き、どちらも 2 割を超える結果となっています。夏や秋に参加したインターンシップもしくはインターンシップの選考経験などを踏まえて、より3月以降の本格的な就職活動スタートに向けた準備に力を入れている学生が多いことがわかりました。
インターンシップ以外に行った就職活動の準備として最も力を入れて実施したこと
では、自己分析や業界・企業研究を行うにあたって、学生のみなさんは何を使っているのでしょうか?
業界・企業研究の手段として「インターンシップ 就職活動準備サイト内の記事・コンテンツ」を利用したと回答した学生は 6 割を超え、その他の活動準備の方法としても同項目を選択した学生の割合が他の項目を上回る結果となりました。
業界・仕事研究については「企業が主催する仕事研究セミナー」を利用したと回答した学生が「インターンシップ 就職活動準備サイト内の記事・コンテンツ」に次いで多くなりましたが、自己分析と就活に対する具体的な対策(面接・自己 PR ・ ES )については「大学主催のガイダンスに出席した」という回答が 2 番目に多い結果となっています。
就活準備全般の情報に関してはマイナビ等の「インターンシップ就職活動準備サイト内の記事・コンテンツ」で収集し、実際の選考に関わる自己分析や具体的な対策については「大学主催のガイダンス」、そして志望業界・企業についての情報は直接企業から得るといった様に、目的別で情報源を使い分けている学生さんが多いようです。
インターンシップ以外の就職活動準備を実施した方法(複数回答)
最後に11月時点での状況を伺ったところ、38.5%の学生さんが「就職活動の方向性(志望業種や企業、職種、大事にしたい価値観など)が固まった」と回答しました。この数値は6月と比較しおよそ2倍程度に伸びており、着々と準備が進んでいる様子が伺えます。
現在の就活準備の状況
さて、ご自身と比較して周りの状況はいかがでしたでしょうか?自分のほうが進んでいる!、まだまだ手を付けられていなくて焦る…と人によって状況はさまざま。志望が固まっていなくとも、自己分析や適性検査対策など空き時間にコツコツ進められる就活準備もありますので、ご自身のペースで取り組んでみてください。