23-24卒
2021年3月19日
2020年12月調査
<調査概要>
調査期間:2020年12月18日(金)~2020年12月24日(木)
調査方法:18歳~20歳の大学1、2年生を対象にWEB調査を実施 (アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社)
有効回答数:1,134名 [内訳:文系男子 277名、理系男子 270名、文系女子 298名、理系女子 289名]
今回は大学1-2年生のみなさんに、現在のキャリア意識について伺いました。
まず「大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性」について質問したところ、「具体的に決まっている」と回答したのはわずか10.4%、「どちらかといえば、決まっている(31.4%)」とあわせても、現時点で将来就きたい仕事や歩みたいキャリアが『決まっている』割合は半数に満たない結果となりました。しか文理男女別でみてみると、「理系女子」は他の属性と異なり「どちらかといえば、決まっている(39.8%)」と「具体的に決まっている(20.4%)」を合わせると、約6割が『決まっている』と回答しており、早くから自分の進みたい方向を決めていることがわかりました。
大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性が決まっているかどうか
また、「理系女子」の皆さんは、「高校生のとき、卒業後の仕事・キャリアを意識して大学や学部・学科を選択したか」という設問に対しても「強く意識していた」が30.1%と最も高く、大学入学以前から将来の仕事を意識する割合が高い傾向にあることがわかります。
高校生のとき、卒業後の仕事・キャリアを意識して大学や学部・学科を選択したか
「大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性」が決まっている・どちらかと言えば決まっていると回答した方限定で、現在興味のある業界を伺ったところ、文系は男女ともに「教育」「官公庁・公社・団体」が上位となりました。理系では男女ともに「医療・調剤薬局」がトップでしたが、特に、理系女子は「医療・調剤薬局」を選んだ人が全体の56.9%と、半数を超えていました。一方、理系男子では2位に「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」が続き、1つの業界への偏りは見られませんでした。
<興味ある業界 上位3位>
※「大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性」が決まっている方限定
続けて将来の方向性が決まっていると回答したみなさんに「将来の仕事・キャリアを考えるうえでどのような対象に影響を受けたか」を聞いたところ、前年と同様に「両親」が最も高く44.6%(対前年+3.1pt)でした。一方、前年調査では2番目に多かった「大学職員・教授(授業や講義含む)」は前年から9.0pt減の16.9%となり、「中学・高校の教員」が6.0pt増えて18.5%と2番目に高い割合となりました。この変化の要因として、本調査の対象が大学1~2年生なので、調査対象の皆さんが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、大学が休校になったり、授業がオンライン化するなど、大学生活において例年大きく影響を受けていた大学関係者との関わりが減ったからでは無いでしょうか。もちろん、それだけが理由とは言い切れませんが、大学生活を通じて自分自身のキャリアについて学び、考える機会が減っている可能性があります。
将来の仕事・キャリアを考えるうえでどのような対象に影響を受けたか<上位5項目>(複数回答)
※「大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性」が決まっている方限定
次に「自分の将来について、最も不安を感じていること」という設問に対する回答では、「就職活動に対する不安」が27.7%と、前年と比べて12.5pt増加。また、「働くことに対する不安」は17.9%と、こちらも前年対比で3.8pt増加しました。2020年は新型コロナウイルスの影響で、新卒採用の停止や削減といった報道も多かったことが影響しているのではと考えられます。一方、「結婚に対する不安(16.8%)」は前年より10.8pt減少、「老後に対する不安(7.6%)」は前年比で6.9pt減少しており、新型コロナウイルスの影響で先行き不透明になった景況感などを反映してか、遠い未来に対することより、近い未来に起こることに対する不安感が多くあげられる結果となったようです。
自分の将来について、最も不安を感じていること
続けて大学でのキャリア教育に関して聞いたところ、「キャリアガイダンス」に参加したことのある割合は37.7%、学年別でみると2年生のほうが1年生よりも9.2pt高い42.5%の学生が参加済みとなりました。また「キャリア教育科目の授業」に参加したことのある割合は36.8%で、学年別でみるとこちらも2年生のほうが1年生よりも8.3pt高い41.1%が参加経験があると回答しており、学年が進むほどキャリア開発の機会を多く持つ傾向がみられました。
参加したことのある内容については「キャリアガイダンス」「キャリア教育科目の授業」ともに、「キャリアデザイン(自己理解・将来設計支援)」が最も高く、「キャリアガイダンス」で72.4%、「キャリア教育科目の授業」で80.6%でした。これらは「最も役立った内容」と学生から評価された割合も最も高くなっています。
<キャリアガイダンス>
<キャリア教育科目の授業>
受講した「キャリアガイダンス」の内容<降順>
受講した「キャリア教育科目の授業」の内容<降順>
では、1-2年生で「インターンシップに参加したことがある」割合はどれ位なのでしょうか。こちらは2018年の調査開始以来、年々増加していましたが、今回の調査では参加経験者は全体の8.9%と、前年から17.9pt減少していました。2020年は新型コロナウイルスの影響による大学の休校や授業のオンライン化などにより、キャリアセンターに訪問しづらくなっていたり、一部の大学ではこれまで実施していた単位認定型のインターンシップ開催がなくなるなど、特に低学年の皆さんがインターンシップに関する情報に触れる機会が、例年よりも少なかったと考えられます。
※マイナビ2022の会員に実施した調査では2020年12月時点でのインターンシップ参加率は81.1%
(出所:マイナビ2022年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月))
インターンシップへの参加経験
一方、「今後のインターンシップへの参加したい(「どちらかといういえば参加したい」含む)」と答えた割合は全体で82.9%(対前年4.6pt増)となっており、参加意向は前年よりも増加しており、インターンシップへの関心は引き続き高まっていることがわかります。高い参加意向の背景には前述した就職活動への不安が高まっているということもあるかもしれません。
インターンシップへの参加意向
では、今後インターンシップに参加する場合、学生の皆さんはどのような形式と内容のものに参加したのでしょうか。形式は「主に対面形式で行われるインターンシップ」が最も高く49.5%、内容は「実際の現場での仕事体験」が最も高く66.2%という回答でした。
今後インターンシップに参加する場合、どのような形式のインターンシップに参加したいか
今後、どのような内容のインターンシップに参加してみたいか(複数回答)
就活該当年次のみなさんに調査した際も、オンラインよりも対面式を望む声が多かったので、職場選びにあたっては実際の雰囲気や空気感を感じたいと考えている学生が多いのでしょうか。
既に進む道を決めている人も、これから選んでいくという人も、早いうちから多くの企業に触れたり、自分と向き合うことのできるインターンシップは、自らの職業観を育てる良い機会となります。興味のあることや、知っている企業など考えるきっかけはどんなものでも良いので、時間のある時に少しでも考えてみてください。