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卒業生インタビュー

学生時代に得た学びや好奇心を糧に
国内トップのインターネット広告事業を牽引

大畑 茉優 Ohata Mayu
株式会社サイバーエージェント
人間科学部人間環境課学科 2020年卒

キャリア観形成に資する情報の提供を目的としているものであり、
早稲田大学キャリアセンターが掲載企業への就職を推奨しているわけではありません。

インターネット広告事業で国内トップの実績を誇る株式会社サイバーエージェント。大畑茉優さんはそのインターネット広告事業本部販促革命センターに所属し、「リアル×デジタル」を強みとしたデジタル販促事業に取り組んでいます。はたして、学生時代のどのような経験が現在の仕事に生きているのでしょうか。現在の仕事にかける意気込みなどとあわせて聞いてみました。

Profile

2020年人間科学部人間環境課学科卒業。同年株式会社サイバーエージェント入社。インターネット広告事業本部販促革命センターに配属となり、大手化粧品メーカーなどの広告セールスと運用コンサルに従事し、21年4月にマネージャーに昇格。22年からは広告事業の新規プロジェクトの立ち上げ責任者として、事業戦略やプロダクト設計、マネジメントなどをリードしている。

大学生活やインターンシップでの経験が
デジタルマーケティングへの興味を醸成

 学生時代には所沢キャンパスの人間科学部人間環境科でさまざまなことを学びましたが、なかでも印象深いのは松原由美先生のゼミでのことです。「医療・福祉×経営」といったテーマのもと、施設へのヒアリングなどを通してSWOT分析や財務指標の見方を実践的に学び、マーケティングのおもしろさに触れることができたように思います。
 サークルに関しては所沢キャンパスのフットサルサークルに所属する一方で、早稲田キャンパスを拠点とするOasisというジャズダンスサークルにも籍を置きました。小さい頃は新体操、中高生の頃には吹奏楽部に没頭していたのですが、大学でも何かしらの「表現」にかかわりたいという思いがあり、早稲田でもそれなりの知名度があったこのサークルに飛び込んでみたのです。数千人規模のホールでの単独公演や早稲田祭、他校とのイベントなどとかなり忙しく、授業を終えてから早稲田に向かうことも多くて大変でしたが、他校のメンバーもいましたし、ダンスのクオリティもハイレベルだったので、いろんな面で刺激を得られましたね。
 一方、就職活動にあたって大きな転機になったのは、スタートアップでのインターンシップ経験です。その会社のオウンドメディアのSNSの立ち上げや運用に主体的に携わらせてもらったのが楽しくて、裁量が大きく、デジタルマーケティングにかかわれるような職場で働きたいという思いを強くしました。そして、企業研究を進める中でインターネット広告事業で国内トップの実績を誇るサイバーエージェントに惹かれ、入社しました。

サイバーエージェントならではの
「リアル×デジタル」の醍醐味を体感

 入社後はインターネット広告事業本部の販促革命センターに配属となり、広告セールスや運用コンサルを担当することになりました。販促革命センターは販促のデジタル化や小売業のDX支援事業に特化した専門組織で、店舗への集客を目的としたデジタル広告や店舗内でのサイネージなど、販促マーケティングをトータルで手掛けています。入社して間もない時期に大手化粧品メーカーの担当を任せていただけたこともモチベーションにつながったように思います。
 とりわけこの業務でおもしろいと感じたのは、サイバーエージェントならではの「リアル×デジタル」の醍醐味を体感できたことです。実際、大手化粧品メーカーの案件では店舗などと連携しながら、デジタル広告だけでなく、店舗でのサイネージやポップ広告なども手掛け、その反響をフィードバックしながら中長期的な販売戦略をブラッシュアップしていきました。自分が提案した企画が全国で展開されていたので、その都度、自分でも現地をチェックして達成感を得たり、両親に報告したりしていましたね。
 しかし、仕事に慣れるまでは多くの関係者の意見を擦り合わせていくのにかなり苦労したのも事実です。先輩方に助けられながらも何とか目標を達成することができ、クライアントから「とても良いチームですね」とお褒めの言葉をいただいた時には、これまでの苦労や努力が報われた思いがしてとてもうれしい気持ちになりました。また、この案件は社内でも高く評価され、2020年の全社総会では最優秀グットスタート賞(新人賞)をいただきました。

コミュニケーションスキルを生かし
広告事業の立ち上げを成功に導く

 入社2年目からはマネージャーに昇格し、さらに現在(3年目)は広告事業の新規プロジェクトの立ち上げを責任者として担当しています。入社1年目や2年目の時は既存の広告事業のセールスと運用を主としていましたが、現在の案件はゼロからの立ち上げですし、それだけに仕事内容も事業戦略はもちろん、商品やクリエイティブなどの細部にわたる設計やマネジメントなど、これまで以上に広範になっています。
 だからこそ大切にしているのが、クライアントにも、社内の上司やチームメンバーに対しても、良質なコミュニケーションを取ることです。例えば自身のアイデアをクライアントや上司に説明する際には具体的な数字を示しながら納得感を得られるようなプレゼンを心がけていますし、チームメンバーとの打ち合わせでは独創的なアイデアを引き出すためにフランクに意見交換をするようにしています。
 しかし、実をいうと入社1年目、2年目の頃はコロナ禍の影響もあってリモートワークが多く、コミュニケーションには苦心しました。その時に学んだのが、コミュニケーションを密に取り、認識の擦り合わせを逐一行うことの大切さです。今は緊急事態宣言も解除され、週3日が出社、週2日がリモートワークという感じになっていますが、その重要性は何ら変わりません。対面・リモートにかかわらず、当時の経験を生かしながら良質なコミュニケーションを心がけ、事業を成功に導きたいと思います。

好奇心を持ち続けながら
新しい事業にチャレンジしたい

 現在取り組んでいる広告事業の立ち上げをひとつの成功モデルにし、他部署や他社に横展開しながら全国に普及させていくこと――。それが当面の私の目標です。ただ、それにはこれまで以上の努力が必要になるので、引き続きクライアントが求める「成果」に向き合い、広告事業の運用方法やクリエイティブの方向性などを適宜ブラッシュアップし、全体最適化をはかっていきたいと考えています。
 ちなみに、今はデジタル販促事業に全力を注いでいますが、メディア制作をはじめとしたものづくりへの興味もあります。その点、当社はABEMAに限らず、幅広い事業を展開しており、個性的で多様なグループ会社を抱えています。社内転職などの機会もあるので、好奇心が旺盛な私にとっては最適な職場環境といえるかもしれません。これからも自分の好奇心に忠実に、さまざまなことを学びながらサイバーエージェントと自身の可能性を広げていきたいと思います。

早稲田大学の好きなところは?

所沢キャンパスにある所沢図書館の自習スペースは落ち着いた雰囲気だったこともあり、よく利用していました。企業研究や就職活動の面接対策などもこのスペースで行ったように記憶しています。食事に関しては所沢キャンパス周辺にはあまり飲食店がなかったので、基本的には学食やコンビニですませていましたが、ジャズダンスサークルの練習などで早稲田キャンパスに行く時には仲間たちと一緒に油そばを食べたりしていました。ところで、所沢キャンパスのフットサルサークルに所属していたのには理由があって、学食の席が何となくサークルごとに割り当てられている感じがあり、席を確保するにはサークルに入るのが一番だったんです。もっとも、ふたつのサークルに所属したおかげで友だちもたくさんできましたし、今も何人かのメンバーとは月に一度くらいの頻度で食事をしたりしています。それぞれの職場で自分を磨き、いつか一緒に仕事ができたらいいなと思っています。

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