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卒業生インタビュー

サークル運営で培ったコミュニケーション能力が
トータルソリューションと採用活動の原動力に

日野 優 Hino Yu
損害保険ジャパン株式会社
社会科学部 2017年卒

キャリア観形成に資する情報の提供を目的としているものであり、
早稲田大学キャリアセンターが掲載企業への就職を推奨しているわけではありません。

損害保険ジャパン株式会社の自動車営業部門に所属し、5年間にわたって神奈川県の自動車ディーラーを対象とした自動車保険の販売支援や企画提案を手掛けてきたという日野優さん。2022年4月からは人事部の採用チームに配属となり、主に大学との連携やインターンシップの運営、イベント運営などを担当しているそうです。そんな日野さんに営業時代の経験や採用活動にかける思い、そして早稲田大学の思い出について聞いてみました。

Profile

2017年早稲田大学社会科学部卒業。同年損害保険ジャパン株式会社入社。保険金サービス部門を経て、同年10月より自動車営業部門に配属となり、主に神奈川県の自動車ディーラーを対象とした自動車保険の販売支援や企画提案を担当。現在は営業経験を最大限に生かしながら、人事部門で採用活動などを手掛けている。

「多くの人を支えたい」という思いから
さまざまなリスクに対応する損害保険会社に

 中高生の頃はサッカー部に所属し、部活中心の生活を送っていたのですが、そのときはもちろん、大学受験の折にも家族や友人をはじめ、周囲のいろんな人たちの支えのおかげで、さまざまな困難を乗り越えることができました。そういった経験もあってか、就職活動時には「より多くの人を支えられるような仕事に就きたい」という思いを抱いていました。
 そのなかで自然と惹かれたのが金融業界であり、損害保険業界です。「さまざまなリスクに対応する」という点で、まさに多くの人の支えになれると感じましたし、世の中から事故や災害などのリスクがゼロになることはないので、ビジネスとしての持続性も高いように思ったのです。ちなみに、数ある損害保険会社のなかから損害保険ジャパンを選んだのは、事業領域が広く、社員が魅力的だったからです。実際、面接などでお会いした社員の皆さんは一様に穏やかで、私も何ひとつ緊張することなく、楽しく面接に臨むことができました。そのときに「この会社なら、就職してからも明るく仕事に取り組むことができそうだ」と感じられたのも大きかったですね。

サッカーサークルの代表経験を生かし
自動車ディーラーからの信頼を獲得

 入社して最初の半年は保険金サービス部門に配属となり、主に火災保険や賠償保険の支払い業務を担当しました。その際に被害に遭われたお客さまから感謝の言葉をいただく機会があり、損害保険会社の使命を実感できたように思います。
 その後は自動車営業部門に配属となり、神奈川県の自動車ディーラーを対象にした自動車保険の販売支援や企画提案を担当。具体的には自動車保険の販売するための話法やプレゼンの仕方に関する集合・個人研修を実施したり、階層や年次ごとに必要な研修を企画したりしてきました。とはいえ、3年目の途中あたりまでは新人だったこともあり、自動車ディーラーの責任者とのコミュニケーションに四苦八苦する日々が続きました。自動車ディーラーの責任者は海千山千のベテランであることが多く、当初は新人である私の言葉になかなか耳を傾けてもらえなかったのです。そこで、私はまず自動車ディーラーの皆さんから信頼を得ることが肝心だと思い、とにかく足繁く自動車ディーラーに足を運び、大きな声で挨拶すると同時に、必死になって自動車保険のことを勉強しました。そうすることで、自動車ディーラーの皆さんからの信頼を少しずつ獲得し、しだいに提案を聞いてもらえるようになったのです。
 こうしたやりとりに関しては、サッカーサークルで代表を務めていた経験を生かせたように思います。当時のメンバーは70~80名となかなかの規模でしたが、サッカーやサークルに対する思い入れには個人差があり、大会や新歓など団結して事に当たる必要があるときにはかなり苦労しました。しかし、このときにも粘り強く丁寧なコミュニケーションを心がけることで、何とかメンバーをまとめることができたのです。振り返ってみると、このときの成功体験があったからこそ、自動車ディーラーの皆さんにも食い下がり、その懐に飛び込むことができたように思います。

損害保険ジャパンの強みである
トータルソリューションに全力を注ぐ

 ある程度、業務に慣れてからは販売支援だけでなく、自動車ディーラーの経営課題に踏み込んだソリューションの提案など、コンサルティングに近い業務にも取り組みました。そのひとつが人材不足への対応です。SOMPOグループが提供している人事・労務関係の研修プランなどを提案し、働き方改革を推進するなどしてきました。また、利益率の低さに悩んでいた自動車ディーラーに対してはその原因解明に注力。自動車保険の売り上げは高いものの、解約率が高くなっていることを明らかにし、あらためて自動車保険に加入していないお客さまをリストアップし、保険の意義を説明してもらうことで、売り上げと利益率の向上に貢献することができました。
 自動車ディーラーが抱える課題を見出し、その解決に向けた施策を一つひとつ企画・提案していくのはかなり大変ですが、それらが成果に結びついたときには大きな達成感とやりがいを得られますし、自分自身の成長を実感することもできます。営業というと「商品を売る」ことにばかり目がいきがちですが、こうしたトータルソリューションを提供することも重要な役割のひとつであり、それこそが損害保険ジャパンの強みになのです。

国際部門や組織づくりに携わり
損害保険ジャパンの進化に貢献したい

 2022年4月からは人事部に異動となり、採用チームで働いています。人事部への異動を希望していたわけではなかったので最初は驚きましたが、損害保険ジャパンの魅力を学生の皆さんに伝えられる機会は貴重なので、今ではとてもやりがいを感じています。
 大学との連携やインターンシップの運営、イベント運営などを手掛けるなかで大切にしているのは、自分の経験を最大限に生かすことです。たとえば、採用活動にあたっては、私自身が面接のときに感じた「楽しさ」を学生の皆さんにも感じてほしいという一心で取り組んでいます。また、先述したトータルソリューションに携わる醍醐味についても、みずからの経験を交えながら実感を持って伝えるように心がけています。
 ところで、私はいつか国際部門で働きたいという思いも抱いています。実は入社前から海外志向はあり、今も社内の研修制度を活用して英語のゼミを受講しているところです。新興国などでは今後も損害保険のニーズが拡大する余地があるので、ぜひとも現地に駐在し、市場開拓に貢献したいですね。また、最近では周囲の挑戦意欲旺盛な社員たちに刺激を受け、米国認定損害保険士(CPCU)の資格取得にもチャレンジしています。
 私はこうしたチャレンジを応援してくれる損害保険ジャパンのことが大好きですし、その魅力をひとりでも多くの人たちに伝えたいと思っています。国内外でさまざまな経験を積んだ後は、損害保険ジャパンで働く人たち自身が、もっと自分たちの会社を好きになれるような仕組みづくりにも取り組みたいと思っています。

早稲田大学の好きなところは?

好きな場所といえば、早稲田キャンパス15号館の裏にあるスペースです。よく友人たちと授業の合間などに集まって、いろんな話をしていました。食事に関しては、大隈ガーデンハウスカフェテリアのカレーにはとにかくお世話になりました。安くて、それなりにボリュームもあるので、週に数回という高頻度で食べていたような気がします。あと、ラーメンなどをガッツリ食べたいときには早稲田キャンパス近隣のラーメン屋(武道家など)や油そば屋(油そば武蔵野アブラ学会など)に足を延ばしていましたね。いずれも思い出の味で懐かしいです。
ところで、サッカーサークルの練習は主に小石川運動場(東京都文京区)で行っていましたが、練習後は高田馬場界隈の居酒屋などで飲み会を開くのが通例でした。高田馬場や早稲田の居酒屋は金銭的にも対応の面でも学生に優しく、本当に助かりましたね。

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