話し下手な「あなた」はきっと、誰よりも優しい

 とっさに言葉がでてこない
 言いたいことがあっても遠慮してしまう
 友達の会話にうまく入っていけない

話すことが苦手なあなたは
とても優しいのだと思う。
できるだけ相手を傷つけない言葉を探すため、
どうしても時間がかかってしまうのでしょう。

きっとあなたは
誰よりも人の痛みに気づくことのできるひとで、
話をしてふと見えてしまったそれに傷ついては
自分は加害者にならないよう、
ずっと内に持っておこうと考えるのです。

だから話し下手なのは決して臆病だからではなく、
あなたの優しさ
ふとした瞬間、感情的に溢れてしまう言葉で
むやみに人を傷つけたくないという
意思の強さからくるものであると思います。

だけどね、その強さは
ときにあなたの本音を隠しすぎてしまう。

私は思うのです。
言葉には足が生えていて、
それをあなたが完全に操ることはできない。
あなたからぽたりぽたり現れては
勝手に歩いて行ってしまう。
でもそれはあなたの一部(というよりむしろ)
最も純粋なあなたそのもので、
その自由さを許してあげることは
あなた自身を許すことでもあるはずだと。

ここで1人、私の知人を紹介しましょう。
そのひとの瞳には広く静かな海が住んでいて、
時折自分がふっと投げてしまった言葉を睨んでは
ごめんねと微笑むような、そんなひとでした。
あるときそのひとは言ったのです
「私にほんとうの友達はいるのかな。」

当時の私は答えることができませんでした。
わからなかったからです。
ほんとうの友達ってなんなのか、
どうしてこんなことを聞くのか。
そのひとのまわりには
いつもたくさんの仲間がいて、
いつも楽しそうにしていたから。
私はそのひとを友達と疑わなかったから。

ふと私が小学生のときのことを思い出しました。
話して数日の子に
「私たち親友だね。」と言われたこと。
数か月後にはその子と話さなくなったこと。

そのひとは、
本音を内にしまった、ほとんど自分じゃない自分が
周りに受け入れられていくうちに、
今周りにいる仲間はほんとうに自分の友達なのか
わからなくなったと言います。

私はただ、
そのひとは相手を傷つけないようにするあまり
言葉をぎゅっと抱きしめすぎていただけ
だと思うのです。

あなたは本音を内にしまいすぎていませんか。
もしそうなら、少しだけその力を緩めてみて。
それはあなた自身の優しさを
信じることでもあります。
大丈夫。
あなたの優しさに周りの人はちゃんと
気づいていますよ。

それでは次の記事でお会いしましょう。
またね。

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