みなさんお久しぶりです、ライターのミハルです。
8月はバイトに明け暮れてお金を貯めて、
9月に1週間、タイのバンコクにひとり旅行してきました!
でも、バンコクについたその夜から帰りの飛行機に向かう電車の駅に至るまで、
一人で日本を飛び立ったはずなのに、“誰か”と過ごした滞在期間でした。
今まで複数国を一人で旅行してきて、こんなにも誰かと出会えた旅は初めて!!
やっぱり誰かと笑顔をシェアするのって楽しいよね!
(ひとり旅行を謳っているやつがいうセリフじゃない)
あなたの挑戦はロビーから。
海外旅行に行く時にまず決めるものは航空券、次に滞在先。
この二つが旅費の大半を占めるだろう。滞在先を決める時に思い浮かぶもの…
それは、ホテル!!
世の中には、どうしようもないホテルから天国のような三ツ星ホテルまで玉石混合。
数多ある中で、少し視野を広げて、「ホステル」にしてみてはどうだろう。
ホステルとは主に、シャワー・トイレ共用のドミトリー(相部屋)タイプの格安宿のこと。ここだけ聞くと、なんだか野性味溢れてちょっぴりデンジャラスな予感。抵抗を感じる人も少なくないはず。
ホステルのベッドwith洗濯物
最初にローマにひとり旅行に行った時は、予算の理由からホステルっていう選択肢しかなかった。今はたとえいくらお金を持っていようとも、一人で旅行をするなら、
絶対にホステルを選ぶ。
なぜかって?ホステルは人との出会いの場所だから。
ホステルについたその夜には、同じ部屋に寝泊まりしていたミャンマー出身の人と一緒に夜食をつまみ、共用スペースで話したフィリピン人と一緒に離島へ日帰り旅行に行くことが二つ返事で決まった。
さらに、その旅行の帰りには、シャワールームで出会った中国人と仲良くなり、翌日にはその人とインドネシア人2人と私の計4人でタイの歓楽街であるチャイナストリートへ出かけた。
ホステルはお一人様がほとんどだからこそ、一期一会、一人一人の出会いがある。
私のように観光しにきた人
推しを追ってライブに来た人
英語を勉強しにきた人
世界一周のためにワクチンを受けに来た20歳
世界一周し終わってこれが最後の国だという67歳
ホステルの共用スペースにいたイギリス人に声をかけたら、彼女はワーケーション(旅行しながら仕事をすること)の最中らしい。そんな働き方もあるんだ。羨ましすぎるだろ。
ホステルには「個」が寄り集まっている。
7日間いるなかで、ホステルに来る人、帰る人。
話す、そして、仲良くなれる。
もちろん一人でゆっくりするのも最高の旅になるだろう。
でも、せっかく旅行しに来ているのだったら、少しだけチャレンジしてみるのはどうかな。
私がひとり旅を選ぶ理由の一つは、日本ではつい気をつかってしまってできないことが、海外だと自然とできてしまう瞬間があるからだ。
例えば、誰かに話しかけたり、助けを求めたり、逆に誰かを助けたり。
普段なら「変に思われるかな」と躊躇することでも、そこには自分を知る人がほとんどいない。
だからこそ、“評価される前提”が外れて、純粋に興味のまま動ける自分が顔を出す。
その自分が意外と好きだったりして、「あ、こういう私もアリなんだ」と思える瞬間が楽しい。
~ミハル’s Tips~
・暇な時は自分の部屋ではなく、共用スペースで過ごす
・たった一つでいいから複数の言語の単語やフレーズを覚えておく
・目が合ったら焦って目を逸らすのではなく、笑顔を向ける
(→相手から話しかけてくれたらラッキー)
・文法や発音を間違えても気にしない
・自分から話しかけることを恐れない
もし貴方が私のように、
「新たな自分」を見つけ出したいと思うなら、覚えておいて。
ホステルが、あなたの世界をそっと広げてくれる“ロビー”になるかもしれない。
ホステルで出会った人たちと王宮周辺観光
次の目的地は語学学校です。
ある夜、共用スペースで出会った友達と話していると、
「明日は学校がある」とのこと。
『私も一緒に授業受けようかな』なんて冗談混じりで言ったら、
「無料でトライアルレッスンが受けられるよ」だって。
もしバンコク七日間のツアーパックがあれば120%行程には含まれない場所、英語の語学学校。
え、行くしかないよね。そんな流れで、私は“観光客として”学校の門戸をたたいた。
受けた簡易レベルチェックテストの結果は「B2」(そうです、別に私は英語がペラペラなわけでもなく海外に飛び立っているんです。まぁ、ちゃんと勉強しなくちゃね)。
いざ、体験授業へ。
100分間ほぼ喋りっぱなしの授業はとても楽しかった。
授業が終わって、みんな突然やってきた19歳女子大生に興味進々。
🇨🇳「どこ出身?」
🇯🇵〈日本だよ、あなたは?〉
🇨🇳「上海だよ」
🇵🇭〔私はフィリピン〕
🇯🇵〈今週末アユタヤに行きたいんだけど、誰か興味ない?〉
🇨🇳🇵🇭🇻🇳「楽しそう」〔行ってみたい〕[私も空いてる]
こうやって急に訪れた語学学校で友達を作り、女子4人の週末デイトリップが決まったのだった。
アユタヤのワット・マハタートにて
あれもこれも、無計画に一人でバンコクに来ていたからこそ、とんとん拍子で決まったのだろう。
両替所で会った日本人の親子について行ったアートセンターで、思いがけずバンコクの小学生の作品展を見た。
ビーチで会ったおじさんの原付の背に乗って家について行ったら、パン屋をやっていて甘いドーナツをくれた。
友達に連れられて全く知らないタイBLのスターが所属するオフィスビルに行ってイケメンと同じエレベーターに乗った。
タイパンツのお店の店員さんがおすすめするタイマッサージに行って心も身体もリフレッシュした。
迷い込んで入ったお店がミシュラン掲載店だった。
ショッピングモールで会ったおじいちゃんについて行ったらなんと大富豪の家で地上15階からバンコクの街を見下ろした。
ホステルで出会った友達とバンコク滞在ラストご飯を一緒に食べて、駅まで見送ってくれてハグでお別れをした。
「一番仲良くなった子とのfriendship bracelet」
今日は何する?明日はどこ行く?
そうやってその場で決めるのも、その日の天気や気分で決めるのも悪くない。
お前もマイルドバックパッカーにならないか?
バックパック一つで旅行していると言うと、「なんかワイルド。女の子なのにすごいね」とよく言われる。
でも、私はワイルドではなく、“マイルドバックパッカー”。
安全は何より大事だし、メイクもおしゃれも最大限楽しみたい。
だから、安全を担保するためのお金はケチらないし、
自分の「したいこと」と「予算」の折り合いをつける術を、旅の中で少しずつ身につけてきた。
それでも世界は、こちらの想定どおりには動かない。
今回だってバイクタクシーでぼったくられたし、市場では値切りのもう一声を言えずにカモにされた。
お気に入りの傘もどこかに置いてきてしまったし、友達はホステルでお金を盗まれた。
でも、こういう経験のひとつひとつが私の“日常の私”を強くしてくれる。
旅での失敗は正直つらいけれど、
そのおかげで私は“日常の私”が少しだけ身軽になった。
駅で迷っても焦らないし、知らない人に頼みごとをする勇気も前より出る。
海外で助けてもらった経験があるから、
「頼ることは恥ずかしくない」と思えるようになった。
人にどう見られるか気にしすぎるクセも、
少しずつだけど薄くなってきた。
だって、世界にはいろんな価値観があって、
私の小さなミスなんて誰も気にしていなかったから。
旅は非日常だけれど、
そこで手に入れた“生きるコツ”は、ちゃんと普段の生活に持ち帰れる。
バンコクの駅で『鬼滅の刃—無限城編—』の壁面広告を見た。
クールジャパンは、ここでもふっと私に安心を与えてくれる。
(無限城編ではないけれど)
猗窩座が煉獄さんに言う台詞——「お前も鬼にならないか」。
もし私が言うなら……。
あなたの心に、“ひとり旅”という選択肢の小さな炎が、
ほんの少しでも灯ってくれたら嬉しい。