なぜ人はアルファベットが書かれた服を着るのか
街頭インタビューしてみた(かった)

次の記事にはどんなことを書こうか考えている時に、ふとTシャツのプリントが目に入りました。よくよく考えてみると、プリントされている文字が英語しかないことに気づきました。確かに日本語だと意味が分かりすぎて直接的だからだろうなどと思っていたら、英語が第一言語の外国人からすると、激しく主張しているように感じるのではないかという考えに至りました。この差とは何だろうと気になり、街頭インタビューを行うことにしました。

街頭インタビューの準備を始めました。英語に自信がなかったので、中高生のころのALTの先生にインタビュー内容を添削してもらったり、回答のメモ用のノートを作成したりなど上手くいくようにしっかりと準備しました。場所は、インタビューがしやすそうな広場があり、外国人観光客も訪れるであろう上野駅周辺を選びました。

駅の出口すぐの広場で待ち構えていました。しかし、30分経っても、英語がプリントされたトップスを着た外国人が現れません。場所を少しでも変えてみようと、上野動物園の方まで歩いてみても現れません。どこにもいない。この日は、駅前の広場と上野動物園を5往復以上してもお目当ての外国人は現れなかったので、諦めて帰宅しました。でも、記事にすることを諦めきれず、別の日にもう一度上野を訪れました。この日も、駅前の広場や、上野動物園、東京国立博物館、近くの一蘭の行列など様々な場所でたくさんの外国人とすれ違いましたが、英語、言語がプリントされたトップスを着た外国人は見つかりませんでした。面白くなりそうな記事を思いついたのに、しっかりと準備をしたのに、何もインタビューの成果を得られず、すごく悲しかったです。

もう1つは、日本にいる外国人にとっては、海外旅行に来ているわけだから、最悪捨てて帰ってもいいような洋服ばかりを持ってきているのではないかとも考えてみました。そう考えると、現地での洋服が気になったので、現在アメリカに留学中の友達に連絡してみました。

まさか、着ていないことが判明しました。
私の休日2日間を返上し、電車で2時間もかけてインタビューに行ったのに、LINEで10分で解決してしまいました。

また、インタビュー内容を添削してもらったALTの先生にも聞いてみました。彼女は学校で英語でプリントされたトップスを着ていた記憶があったからです。やっぱり、今も着ているそうです。彼女は、イベントやコンサートのときに、”Girl Power” や、アルバムの名前である"Brat" などキャッチーなものを好んで着ているらしいです。意味を理解しているからこそ、イベントやコンサートのときに着ているのだろうと想像できます。また彼女は、日本人がたまに失礼だったり奇妙なフレーズのプリントのトップスを着ているのを見て、意味がわかっていないから着ているのだろうと少し笑ってしまうそうです。彼女にとって、フレーズの意味というものはトップスを買うとき、着るときに大きく関わっていると感じられます。

こんなに時間があったのなら、普段行けない東京の古着屋さんに行きたかったですし、見に行きたい服飾にまつわる展覧会もありました。でも、大きくてたくさんの人々を包含してしまう主語で仮説を立てることは失敗のもとだと学びを得ることができたので良しとします。

服は形で私たちに語りかける時代がすぐそこに来ているのかもしれません。

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