自己紹介
こんにちは。
「コピーライティング」からキャリアを探る予定でしたが、好きなこと「ゲーム実況」から自分の価値観を探ることに決めた、あかりです。
この記事では、「どうしてコピーライティングじゃないんだろう?」と「どうしてゲーム実況なんだろう?」という2つの理由をお伝えするつもりです。
学生編集部に入部してから、テーマを設定し、思い悩んできた過程も含めてテーマ変更の理由を書き残します。これによって、私自身の再スタートのきっかけをつくることだけではなく、「学生編集部やMOALYが部員にとってどんな存在であることができるのか?」をあらためて模索することを目的としています。とても素敵な部員とメンターが集まる学生編集部という場所と機会の、よりよい未来につながることを祈っています。
どうしてコピーライティング「ではない」のか
まず、私自身がコピーライティングを嫌いになったという訳では全くありません。
しかし、どうしてコピーライティングから変更したいという気持ちに至ったのか? それは、学生編集部の目的と、それを叶えるための方法において、ふさわしくないのではないか、という疑問が確信に変わったからでした。
学生編集部の目的とは、一体なんなのでしょうか。私は「自分の大事にしたいこと・価値観を探ること」なのではないかと解釈しています。
学生編集部の運営元といえば、株式会社マイナビ。マイナビといえば、「就職」や「キャリア」という言葉を容易に連想できてしまいます。ですが、それらの言葉はきっと学生編集部の目的を考えるにおいて先行すべきではないのだろうなということを、メンターさんのお話や活動内容を通して解釈していました。
就職やキャリアという直接的なものよりも、自分の大事にしたいことや自分の価値観を探ってほしい。それがどのようなキャリアを歩みたいかに繋がれば尚良し、けど繋がらなくても大丈夫。そんな温かさが伝わってくる場所だと思っています。
さらに、「自分の大事にしたいこと・価値観を探ること」という目的を達成するために、学生編集部はどのようにアプローチをしているのか。それは、既にある「好きなこと」をベースにしながら、それに関する自身のスタンスを世の中に伝えようとする試みにあるのではないでしょうか。
さて、学生編集部の目的と手段をそんなふうに噛み砕いた私のもとに、ふとひとつの疑問が湧き出てきました。
「そもそも私は、コピーライティングが好きだと胸を張って言えるのか?」
たしかに私はコピーライティングが好きで、電車のなかで見上げたときに目に入る言葉にわくわくしたり、どきどきしたり、ひやひやしたりしてきました。学外活動で学生向けサマープログラムを運営していたとき、コピーを書いてみて、それが人を鼓舞したり背中を押せることに魅了されたときもありました。
けれど、原体験の少なさ故、自分が胸を張って好きだと言えるほどの自信はないことに気が付きました。コピーライティングと生活をともにしたことがないから、真剣に向き合ったことがないから、コピーライティングに関する自分のスタンスがありません。たとえば、コピーライティングを仮に私の生活から取り上げられそうになったとしても、「これは私にとって必要不可欠だから取り上げないで!」と抗議するための十分な主張をもっていません。または、コピーライティングに批判的な人を目の前にしたとしても、私は議論の場に上がれるほどの武器をもっていません。怖気付いて、批判に納得までしちゃう可能性もあると、議論の前からわかっているのです。
私は、コピーライティングが好きだからテーマに選んだのではなく、コピーライティングが本当に好きかどうかを確かめたかったからテーマに選んだのだと、そう理解しました。それに加えて、コピーライティングを生業としている方々が学生編集部に携わっていることも踏まえて、「なんだかこのテーマはせっかくの機会にふさわしい気がするぞ!」という思い込みに拍車がかかりました。
しかし、そのコピーライティングを選んだ経緯は、学生編集部の「既にある『好きなこと』をベースにしながら、それに関する自身のスタンスを世の中に伝えてみる試み」を通して「自分の大事にしたいことを探る」という目的に合わないものでした。
どうしてゲーム実況が「いい」のか
では、学生編集部において設定するテーマは、どのようなものがふさわしいのでしょうか。私は、やはり「胸を張って好きだと言えるもの」にあると考えました。
原体験が濃く残っているもの。もしそれが嫌いだと主張する人が現れても、折れずに好きな理由を建設的にパワーをもって語ることができる自信があるもの。それを取り上げられそうになったら、真面目に焦るもの。
心から好きだと言えるものなら、「どうして好きか」という理由も必ず見つかるはずです。そこから、その好きなものに関する自分のスタンスや主張が見えてくるはずなのではないか、と考えました。
それと、ちょっとだけ話の文脈と逸れるものの、具体的なものがいいはずだと考えていました。学生編集部の目的は「自分の大事にしたいこと、価値観を探ること」なので、それを探るための手段であるテーマが抽象度が高すぎると、テーマ自体が「自分の大事にしたいこと、価値観」になってしまいそうでした。
胸を張って好きだと言えるもの、私にとってはそれが「ゲーム実況」でした。
ゲーム実況とは、動画投稿サイトや、最近であれば動画配信サイト等で、ゲームをプレイする様子を録画しながら人の実況も同時に録音することです。
まず、原体験が濃く残っている。小学校6年生の時に不登校となり、人と交流するのが怖くなった反面寂しさが膨れ上がったことがありました。ゲーム実況とは、その当時の私にとって、「友達が遊んでいるゲームを隣で一緒に見ながら、ああでもないこうでもないって言い合う」の、限りなくハードルが低い版みたいなものでした。他人の視点を覗き見できるから寂しさが解消される上、こちらから向こうへ、ベクトルが一方的な交流だから、人が怖くても傷つくリスクを負わなくて済む特徴に救われました。
それ以降、どんなに忙しくても、恐らくは2週間以上ゲーム実況から離れたことはありません。どんなに忙しくても、ご飯をひとりで食べるときは必ずゲーム実況を見ようとする私がいます。生活に組み込まれている、私にとって重要な拠りどころのひとつであるのが、紛れもなくゲーム実況です。それが仮に取り上げられようもんなら、生活とルーティンに悪影響が及んでしまうから、必死になって反抗できる自信があります。
今後の学生編集部の活動において、ゲーム実況という好きなことを基軸としながら、人の孤独を和らげるゲーム実況の力について、個人のスタンスとして主張し、検証したいと考えています。
ひとまずは、ここまで。またどこかで!