Internship

休みは多ければ多いほど売り上げは上がる!?
平日が休日にひっくり返る?
おそらく日本で最も休日が多い企業が成長し続けられる理由とは

未来工業株式会社

創業の想いを受け継ぐことは、現状維持を容認していることとイコールではありません。今ある環境をより良くしていくために社員一人ひとりが考える社風。そして、時代の変化に合わせて会社も制度も変えていく必要があると語る。伝統は大事にしつつ、社会の変化に対応するバランス感覚を併せ持つ会社はどのように生まれたのか。そのルーツには制度に隠された創業者の想いがありました。

今回お話を聞いた社員さん

杉原 創紀さん
1998年に未来工業株式会社に入社後、現在は総務課として社内の広報活動から、人事領域まで幅広く従事して今年で15年。入社からの勤続年数25年というベテラン社員さんです。

安定の経営基盤があってこその
充実の休暇制度

「日本一社員が幸福な会社」として度々メディアに取り上げられる未来工業株式会社をご存じでしょうか。日本国内で電設資材の製造販売をしている製造業メーカー。岐阜県に本社を構える社員数853名(2022年10月現在)の大企業です。もしかしたら、会社名を聞いてもまだピンときていない…というあなたも、実は未来工業さんにとてもお世話になっているかもしれません!

皆さんが日頃から利用している電気のスイッチを屋内外に取り付けるためのボックス形状の電気用の部品、スイッチボックスの国内トップシェアを誇る企業製造メーカーなのです!そして、実は創業以来赤字なしという安定の経営基盤に支えられている休暇制度と実態について勤続年数25年のベテラン社員杉原さんにお話を伺ってきました!

平日が休日にひっくりかえる
オセロ休暇制度

働き方などの労働環境が話題に上がる現代に先んじて、1989 年から年間休日140日を実現している未来工業株式会社。「おそらく日本一、休日が多い上場企業」としてメディアに取り上げられる会社は、創業当初から充実した休暇制度が整っているわけではなかったという。どのような経緯で今の休暇制度になったのか、そしてその制度に込められた創業者の想いについてズバリ聞いてきました!

杉山

国民の祝日を含めると120日が平均の休暇日数の企業が多い中、未来工業株式会社の140日の休暇日数はどのような経緯で実現に至ったのでしょうか。

杉原さん

最初は週休一日の日曜日のみの休暇だったと当時のメンバーからは聞いています。そこから、他の会社同様に土曜日も休みになり週休二日制で働いていました。しばらくは週休二日制だったのですが、私たちは製造業なので平日は工場を24時間稼働させています。

そのため、例えば火曜日が祝日で月曜日が平日の場合、月曜日のみ機械を稼働させ、火曜日は停止させて翌日に再度稼働させる必要があります。すると、稼働のために最も大きな電力を使うので結果、とても非効率になるんです。加えて、休暇の間の平日って気分的にも中だるみしやすいじゃないですか。機械だけではなく社員のやる気の継続も難しかったので、だったらいっそのこと休みにしたほうが社員も嬉しいし、仕事の効率も落とさずにすむのではというのがきっかけです。

杉山

なるほど!しかし、言うは易く行うは難しと言われるように、実際に140日の休暇日数を実現している企業さんは多くないです。なぜ、未来工業さんは夢のような休暇日数を30年以上も実現できているのでしょうか。

杉原さん

おっしゃる通り、経営の観点で見ると休暇が増えることは、工場の稼働日が少なくなることと同義です。そのため、休暇が多くなると「社員が働かなくなるのでは」という懸念を抱える経営者の方も多いのではないでしょうか。だから、140日の休暇日数に踏み切れる企業は少ない。

しかし考え方を変えると、労働時間が増えると効率が落ちて残業が増えることで残業代も増えて…という負のサイクルにもなりかねない。それで、会社や社員は幸せなのか?と自分たち自身に問い直しました。

杉山

会社、社員、社員のご家族を含めて三方良しのためにたどり着いたのが今の休暇制度ということですね!

杉原さん

経営者の懸念も十分に理解できます。しかし、社員の働きやすい環境を整えることが会社の役割でもあります。社員が会社を好きになり、社員のご家族からも感謝をしてもらえれば、まわりまわって社員のやる気にも繋がる。そして、休みが多いからといって、生産効率が低いわけではなく、むしろどの会社よりも効率化を社員一人ひとりが考えるという社風が根付いていると感じます。

杉山

未来工業さんが「日本一社員が幸福な会社」と言われる所以が分かった気がします…!ちなみに、オセロ休暇という名前はどなたが考案されたのでしょうか。

杉原さん

それが、わからないんですよね…(笑)いつの間にか社員の中で「オセロ休暇」という名前が広がっていたんです。元々、休暇制度に名前が付いていなかったので、社員の誰かが使っていた名前が浸透して今では社内の共通言語として使われています。

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「休みは多ければ多いほど売り上げは上がる」
創業者の想い

今は亡き創業者山田氏の理想の追求の結果が「日本一社員が幸福な会社」として、「休みが多い会社だよね」や「いい会社に勤めているね」と社外から声をかけられることも多いと話す杉原さん。創業者の想いを土台に作り上げた会社をより良くしていくために。と現代の社員一人ひとりが考える”良い”循環が社内に生まれているという。

杉原さん

創業者が劇団出身で「お客さんを感動させる」ことを大事にする方でした。その想いは、劇団が会社に変わっても同様。お客さん、働いている社員に感動を与えるのはもちろん、働いている社員にも感動を創れるようになってもらいたいという想いがあります。

杉山

現代ほど働き方やワークライフバランスが議論されていなかった30年以上も前から、一環したエンターテイナー気質は先進的と言わざるを得ません。やっと時代が創業者の山田さんの考え方に追いついてきたという感じですね!

杉原さん

そうかもしれないですね。人生の時間は有限なので「これだ」というものを追求していく方が人生はもっと豊かになるのではないでしょうか。だから、自分のやる気を大切に、やりたいことを追求して欲しいと学生の皆様に伝えたいです。そして、未来工業はそれが体現できる会社だと思っています。やりたいことは仕事でも、仕事以外でもいいです。最近では、テコンドーの世界大会に出場して自身の夢を叶えた社員もいます。会社を選ぶ時にはぜひ、人生という時間軸で考えて欲しいですね!

ライターの「ここが推し!」

社員への利益還元度が
えげつなく高いッ!!!

社員数853名(2022年10月現在)にもかかわらず、5年に1度全額会社負担の海外社員旅行に行くなんて太っ腹すぎやしませんか…!前回はドバイに行かれたとのこと。開催が5年に1度のためコロナの影響を受けずにすみそうな気配。次回の渡航先はどの国になるのか、今からわくわくがとまりませんね。

Company Profile

未来工業株式会社未来工業は1965年創業の電設資材・管工機材メーカー。「他社と同じモノはつくらない」というポリシーのもと、徹底的に使いやすさを追求し、随所に創意工夫を盛り込んだオリジナル製品を生み出してきました。例えば、電気のスイッチやコンセントの裏側に埋め込まれる「スイッチボックス」はトップシェアを誇ります。プラスチック製の小さな箱の中に数々のアイデアが凝縮されており、現在では国内トップシェアを誇る当社の主力製品となっています。

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