
入選チーム発表!
テーマ提供企業:
日本電気株式会社(NEC)

メタバースのようなバーチャル世界で人々が過ごし経済活動を行える環境が整っていくなか、その世界で人々のWell-beingをかなえるサービスを考えてください
2020年、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的な流行にともない、みなさまは大学生時代の多くをリアルな交流が制限されたなか過ごされたかと思います。そのような経験を経たみなさまで、こんなサービス(SNS、音楽やスポーツなどのエンタメ、教育、コラボレーションツール等)がメタバース上で実現できれば、より人々がWell-beingになれるというものを考えてみてください。
上位5チームの発表&
企画書紹介

【1位】
チーム名:Bloom
所属大学:近畿大学
評価コメント
こんなサービスがあったらいいな、と評価者の中で最も共感したサービスでした。
メタバースからリアルバースまで融合し、かつストーリーだてて解決策を提案できているところがよいと思いました。
また人にも環境にも貢献できている点が、当社のビジョン・目指すべき世界とも合致しています。
サービス実現にあたってどんなことが課題となっているのか、まで考えられていると、さらによかったと思います。

【2位】
チーム名:りんご
所属大学:東京経済大学
評価コメント
メタバースを最大限活用し、歴史を学ぶことの意義をまさに体現するサービスですね。
資料も非常にロジカルにまとめられており、特にテーマ分析では法規制にまで触れられているのがよかったです。
歴史学習の補助教材の位置づけと書かれておりましたが、ぜひ歴史学習の”中心”となるようなサービスを目指していただきたいと思いました。

【3位】
チーム名:ぐるぐーる
所属大学:東京女子大学
評価コメント
PEST分析やSWOT分析など、さまざまな手法を用いてテーマ解釈や現状・課題分析がされており、非常に説得力があるプレゼン資料でした。
学生の皆さんが、今まさに抱えていらっしゃる悩みを解決するサービスであり、確実にニーズがあることは想定されるのですが、ビジネスの観点から将来の展望を考えた時、サービスの利用者を学生さんに限定せず、もっと拡大できるとよいと思いました。

【4位】
チーム名:チャンキチ
所属大学:広島修道大学
評価コメント
「対面で写真を撮る機会が激減した」という発想がコロナ渦を経験している現代の学生さんならではの視点であり、非常に興味深いサービスだと思いました。過去にタイムスリップする、高校時代に戻って追体験をするという事例は、評価者の間でも話が次々と広がりました。
いつ頃サービスが実現できるのか、ということにまで触れられていると、さらによかったです。

【5位】
チーム名:ねぎとろおにぎり
所属大学:国際ファッション専門職大学
評価コメント
アニメは空想世界が舞台である場合が多いので、メタバースとは非常に親和性が高いと思います。現実世界を対象にした聖地巡礼がビジネスモデルとして成り立っている中、空想世界における聖地巡礼+αのビジネスは大変興味があります。
そのメタバースビジネスを実現するための課題がもっと検討されていると、より良かったです。
佳作チームの発表
※下記の表示順は、チーム名の五十音順・アルファベット順です。評価の上下は関係ありません。
いもちゃん(龍谷大学)/崖の上の嘉麻爺(近畿大学)/グリーン(関西大学)/チームK(日本女子大学)/つぼつぼ(大阪経済大学・関西外国語大学)/ねむねむがーる(立教大学)/はりはりチャンネル(国際ファッション専門職大学)/ぽんず(東京都市大学)/宮城大学ベガルタ仙台サポーター(宮城大学)/焼肉軍団(東京経済大学)/H2K(國學院大學)/MITOMA(東京経済大学)/Team Smart Life(新潟大学)/TRK(愛知学院大学)/YAKINIKU(國學院大學)
おわりに
改めましてたくさんのご応募、そして素晴らしいご提案をありがとうございました。すべての作品が学生のみなさんならではの視点や発想を感じられ、審査している側も楽しく企画を審査させていただきました。
得点の分布については、全企画書の中央値は24点。29点以上の得点チームは全チームの20%を占め、続いて26-29点のチームが全体の20%、24-25点が20%、21-23点が20%、それ以下が20%、という結果になりました。
今回のNECのテーマでは、大変多くの企画を応募いただいた中、教育、災害対策、旅行・国際交流、メンタルケアというアイデアや切り口を選ぶチームが多くありました。
「バーチャルな環境が整っていく中でのWell-beingとは何か」というテーマに対して、そもそもWell-beingって具体的には何か?と悩んだり、また現代においては様々なWell-beingの形があることに気づいたり、一方でまだまだ実現できていないWell-beingの課題があることを発見したりされたのではないでしょうか。それらを企画に落とし込むのも難しかったと思います。
Well-beingを一般的な定義そのままに捉えることなく、自分たち(または企画のターゲットとしている人々)が生活の中で感じるWell-beingとは何かについて、些細なことでも、他の人では気づかないようなことでも発見して、具体的に企画に取り入れられていくことがポイントだったと思います。
また、メタバースについての技術動向や法規制などについての調査や把握も難しかったのではないでしょうか。様々な観点で整理して調べることで、メタバースがどのように発展していくのかをイメージすることができたのではないでしょうか。イメージを持った中で、メタバース上で実現できるのか?であったり、逆説的ですがメタバース上で利用する必要性があるのか(既存のWEBやデジタル、オフラインのサービスで課題解決できないか)ということを検討することもポイントだったと思います。
入選されたチーム以外にも高得点やオリジナリティに溢れるアイデア、深い考察や調査がされている企画が、本当にたくさんあり審査員も刺激を受けました。ぜひ次回以降の課題解決プロジェクトにチャレンジしていただけると嬉しいです。 みなさんからの応募お待ちしております。
(企画書は課題解決プロジェクト事務局にて一部編集・加工させていただきました。ご了承下さい。)