
入選チーム発表!
テーマ提供企業:
ニトリホールディングス

ニトリのリソースを最大限活用し、世の中に貢献する為の新規事業を立案してください
「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」というロマン(企業理念)のもと、衣食住すべての事業に、ニトリはチャレンジを拡げています。業界慣行や過去の成功体験にとらわれず、現状否定を繰り返し、お客様に“豊かさ”を提供し続けることこそが、わが社の存在意義です。是非皆さんにも、現状の暮らしを全否定して、生活が豊かになり皆さんがワクワクする新規事業を立案してください。
上位5チームの発表&
企画書紹介

【1位】
チーム名:Nabe
所属大学:慶應義塾大学
評価コメント
3者の利益とあるように、顧客の不平不満不便と社会の課題を洗い出した上で、ニトリの強みを紐づけて事業を提案出来ている点が評価ポイント。また市場の分析を行い地方大学に通う学生にターゲットを絞っている点もいいです。実現可能性を考えるためにも、地方ごとの空き家率やリノベーション、使用価格をより具体的に考え、何年で採算が取れるようになるのかを考えてみるといいと思います。

【2位】
チーム名:ゆ
所属大学:中央大学
評価コメント
未来、現在の課題、今のニーズをふまえた上での事業提案が非常におもしろい内容だったのが評価ポイント。日本は中古住宅の活用が先進国のなかで遅れています。国の生産性をあげるためには中古住宅をに使い倒して、他の分野の未来対策のためにお金を使うことが今後大事になってきます。採算をとるためにどこの地域から事業展開していくのか、ロードマップがあると実現可能性見えてくると思います。

【3位】
チーム名:セントポールズゴーストバスターズ
所属大学:立教大学
評価コメント
世間的に防災に対して当事者意識が低く、方法の仕組み化がされていない現状に着手している点が評価ポイント。
家具・インテリアを扱うリーディングカンパニーとしての責任として、今後災害時の対応方法もしていく仕組み化していくことで社会貢献はできます。今回の提案では災害発生した後の内容が多かったですが、ニトリの品質の高さの観点から災害が起こる前の空間提案にもアプローチの観点も考えてみるといいと思います。

【4位】
チーム名:らーめんうめぼしまっちゃちょこ
所属大学:東北学院大学
評価コメント
SDGsの観点から課題を考えて事業を立案している点が評価ポイント。ニトリも今後新たなるソーシングルートの開拓とトレードオフによる商品開発を強化していく必要性があります。ニトリのビジネスモデルがあるからできることです。社会課題から生み出されるお客様の日常生活における不平不満不便を考えてみると違ったアプローチも見えてくると思います。

【5位】
チーム名:ていじにかえる
所属大学:アメリカ創価大学
評価コメント
顧客目線での困りごとからデータを用い、課題を考えているところが評価ポイント。ニトリでもカーテンなどのリサイクル回収の実験的取り組みの実施や設計段階から再資源化を見据えた商品開発など、サーキュラーエコノミーを意識した取り組みを推進しています。ニトリ商品は低価格なので買い替え価格と、回収から再度販売するなかでの収益性の観点で比較した上で事業展開を考えてみると違ったアプローチが見えてくるかもしれません。
佳作チームの発表
※下記の表示順は、チーム名の五十音順・アルファベット順です。評価の上下は関係ありません。
あんす(京都芸術大学)/からあげぎゅうどん(東京都市大学)/こういち(東京都市大学)/コロッケ(東京都市大学)/すりースリー3(大阪経済法科大学)/たまご(高崎経済大学)/タンスに小指をぶつけに行く(東北芸術工科大学)/チームよりとも(立命館大学)/ビタミンC(実践女子大学)/牛タンガレット(東洋英和女学院大学)/eyesight(桃山学院大学)/MORE(慶應義塾大学)/O☆D☆E☆N(京都芸術大学)/SAKURAちーむ。(東京都市大学)/TEAM YABUSAME(慶應義塾大学)
おわりに
改めましてたくさんのご応募、そして素晴らしいご提案をありがとうございました。すべての企画書で、ニトリのことが調べられており、ニトリがやるべき事業は何かの視点で考えていただいていたことが感じられ、審査員も大変嬉しく思いました。
得点の分布については、全企画書の中央値は23点。26点以上の得点チームは全チームの20%を占め、続いて24-25点のチームが全体の20%、23点が20%、21-22点が20%、それ以下が20%、という結果になりました。
今回のニトリのテーマでは、大変多くの企画を応募いただいた中、カフェ、介護施設、ホテル、リサイクル、サブスクというアイデアの切り口がありました。
特定の人の不便や、都市や地方の不便、国ごとや地球規模での不便、様々な社会での不便など、その規模や属性などあらゆる切り口での不便について、着想していただいていました。
それぞれの切り口の中で、本質的な課題は何か、そしてその課題の原因を突き詰めるために、なぜなぜを繰り返すことは非常に難しかったのではないかと思います。その不便はなぜ発生するのか?いつ(いつから)発生するのか?、なぜ不便なのか?本当に不便なのか?であったり、不便と感じない人もいるのか?不便が発生する場合と発生しない場合の違いはあるのか?などの複数の発想で検討するのがポイントだったのではないかと思います。
また、衣食住のあらゆる事業を展開しているニトリだからこそ、何をすべきなのか?について悩んだ方が多かったのではないでしょうか。
「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」というニトリのロマン(理念)に基づいて検討していただくチームが多かったと思いますが、一般的な「豊かさ」ではなく、住まいの豊かさとは何か?人それぞれ違うのか?自分(チームメンバーそれぞれ)や、企画のターゲットにしている対象であれば、どんなことに豊かさを感じているか?ということについて、具体的に思い浮かべながら(=現実社会や人の感情などリアル・細部までイメージしながら)考えたり、発想して、まだ実現できていない豊かさは何かや、どのような豊かさを実現するのということを検討するのがポイントであったのではないかと思います。
様々な深掘りを繰り返していくことは難しい取り組みでうまくできたところと、できなかったところがあるのではないかと思いますが、考え抜いた結果、自分で(チームで)発見したアイデアを、新規事業という形に醍醐味や、やりがいも体感していただけていれば、審査員も嬉しい限りです。ぜひ次回以降の課題解決プロジェクトにもチャレンジしていただけると嬉しいです。 みなさんからの応募お待ちしております。
(企画書は課題解決プロジェクト事務局にて一部編集・加工させていただきました。ご了承下さい。)