最終更新日:2024/10/29

(株)ツクイ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 医療機関
  • サービス(その他)
  • 旅行・観光
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
神奈川県
残り採用予定人数
74

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

拠点を横断する“ACT”だから、介護の明日を変えられる。

PHOTO

介護に携わる人たちに新しい働き方を提示。

複数の拠点での勤務を実現するACT(Area Crossing Tsukui-crew)として、介護サービスの最前線に立つ3名の社員に、お客様に向き合う喜び、将来の目標などについて語ってもらいました。

■櫻井 杏子さん(写真左)
名古屋エリア 総合福祉職(ACT)
看護福祉学部 社会福祉学科卒/2016年入社

■齋藤 優花さん(写真中央)
宇都宮・群馬エリア 総合福祉職(ACT)
管理栄養科卒/2016年入社

■喜入 詩織さん(写真右)
川崎エリア 総合福祉職(ACT)
心理社会学部 人間科学科卒/2021年入社

ツクイの魅力は?

「新卒で入った時にチューターの先輩に何でも聞くことができたことが安心材料でした。研修も手厚く、学べる環境が整っていることが弊社のいいところです」(櫻井さん)
「選択肢が多彩な会社だと感じています。実際、介護福祉士、管理栄養士、そして生活相談員にも挑戦できるのですから、私の可能性が大きく広がっています」(齋藤さん)
「学生の時、社員のみなさんが楽しそうに働いている様子が頭に残っていて、入社後もその印象は変わりません。自分らしく働き続けられる場所です」(喜入さん)

【櫻井さん】ACTが起点となって、職場内に刺激が生まれている。

簡単に言えばACTとは、エリア内の複数拠点にまたがって働く職種を指します。異なる拠点を見ることで働く本人の視野が広がったり、訪れた拠点に外部からの新しい観点を展開したり、組織の活性化を促すという重要な役割も担っています。介護職だけではなく、福祉に携わるあらゆる人材がACTとして働くことができるのですが、入社以来、愛知県にあるデイサービス(ツクイ一宮開明)で生活相談員として仕事してきた私も、2020年7月から生活相談員のままACTにキャリアチェンジしました。

デイサービスの生活相談員は、ご自宅と介護の現場をつなぐ“橋渡し役”です。お客様のご家庭での様子をうかがってサービスに生かしたり、反対に事業所での様子をご家族に伝えながら、その人らしい暮らしができるように支援していきます。

例えば、あるご家族は「一人でトイレに行けなくなったら施設に入所」と決めていらっしゃいました。私たちが事業所内で手取り足取りトイレの介助してしまうと、お客様の可能性が狭まってしまうことになりかねません。そこで、生活相談員である私が主導して、できるだけご本人が自力でトイレに行けるように、そっと見守るケアを現場に伝えました。

ACTとなってからは新たに岐阜のデイサービス(ツクイ岐阜茜部)も担当。合計2拠点を担当することになり、かかわるお客様は一気に増えました。大変ではありますが、複数拠点を見ることで自分の視野がぐっと広がったという手応えを得ています。私が仲介役として双方の事業所のいい取り組みを紹介して、相乗効果も生まれています。

ある職員からは「櫻井さんがACTになって、より他の営業所が近くに感じるようになった」と声をかけられました。この道を選択してよかったと実感した瞬間でした。私が存在することによって、少しでも周りにいる人が働きやすくなればモチベーションにつながります。本格的にACTとして始動してまだ日も浅いだけに、まずは2か所の職場の理解をより深めていくのが目標です。以前から東海第三エリアの生活相談員全体の研修会でリーダー役を務めていますが、誰からも気軽に質問を受けられるような存在にもなりたいと思っています。

【齋藤さん】介護福祉士と管理栄養士の“二刀流”を実践。

高校時代に福祉科へ通学し、介護福祉士の資格を取得した後、専門学校で4年間にわたり栄養学を学び、管理栄養士の資格も取得しました。管理栄養士を目指したのは福祉の世界で働く時に“プラスα”が欲しかったから。介護業界を志望しましたが、その中でツクイを選んだ決め手はスローガンの「福祉に・ずっと・まっすぐ」という言葉が、福祉のために勉強してきた自分に合っていると思ったことでした。

入社後はデイサービス(ツクイ高崎問屋町)に介護職員として配属されました。生活のお手伝いや送迎などを手掛けつつ、キャリアを積んでくるとイベント企画立案、拠点の経理などにタッチするようになり、任せてもらえる仕事の幅がぐっと広がりました。年次研修を受けた時、ACTという新しい職種が設けられたと聞いて魅力を感じていましたが、その数か月後、「ACTに挑戦してみないか」と上司に声をかけられ、いい機会だと思いACTに転じることにしました。

以来、ツクイ高崎問屋町とツクイ前橋の2拠点を兼務。最初は2つの拠点の情報が混乱しそうになったこともありますが、慣れてくると拠点間の取り組みを相互に紹介するなど、少しずつ働く環境をより良く変えていけるようになってきました。実は今回、ACTとなったのを契機に介護職員の枠を超え、管理栄養士としても仕事しています。お客様一人ひとりの身体の状態を把握しながら2拠点両方のメニューを作り、食材を仕入れ、介護報酬の加算なども行う――2拠点の管理栄養士は私一人ですから責任が重いと感じていますが、介護と栄養という2つの側面を通して、勉強になることが沢山あると実感しています。

仕事の仕方は変わったとはいえ、お客様とご家族から笑顔で感謝の言葉をいただいた瞬間こそが、この仕事をしていく上での何よりのモチベーション。お客様から「来るのが楽しいんだよね」という言葉をいただいた時は、またこれからも頑張ろうと思えます。しかもACTになってからは関わる人が2倍になったのですから、本当に様々な喜びの声に触れることができて嬉しい限りです。今後は介護職員、管理栄養士という職種に加え、生活相談員も目指したいと思っています。挑戦する人間の背中を押してくれるツクイなら、3つの異なる顔を両立しても頑張っていけると感じています。

【喜入さん】新卒初のACTとして入社。多くの人と思いを分かち合いたい。

大学時代は図書館司書を目指しており、卒業までにはなんとか資格も取得をしました。その一方でアルバイトとして高齢者のグループホームで勤務していたのですが、一人ひとりの生きるための思いに対してお力添えできること、人生の大先輩から教えてもらえるものがたくさんあることに魅力を感じ、就職活動では介護業界を目指しました。

ツクイに決めたのは、社内の雰囲気が楽しそうで、自分らしく働けると感じたこと。さらに、ACTという職種が魅力的に映ったことも大きな決め手となりました。高齢者やそのご家族の数だけ思いや生きがいがあると思っているので、拠点の枠を超えてサービス提供できるACTであれば、出会える人の思いに触れる数が多く、やりがいもまた大きいだろうと考えました。あとで新卒では“史上初”のACT入社と聞き、後に続く人たちの道を作らなければと、意欲も自然と湧き上がりました。

最初の3か月間はACTの先輩と一緒に各拠点をまわる新人研修を受けていました。想像以上にお客様の考え方や性格は多様で、どうやって一人ひとりと向き合うべきか、先輩に質問をしながら手探りで考えていきました。7月に一人立ちした後は、神奈川県下のデイサービス5か所、グループホーム2か所、サービス付き高齢者向け住宅1か所を担当。非常に多くの場所をまわっていますが、スタッフのみなさんとのコミュニケーションを密にすることを心がけています。ACTは常にそこにいるわけではないので、お互いに遠慮が生まれてしまいがちですが、そこを埋めるためにも積極的に声をかけていくのが大切だと実感しています。

デイサービスのみならず、認知症の方が多いグループホーム、介護度の低い方が多いサービス付き高齢者向け住宅という全く異なる場所で働けているのは本当に勉強になっています。さまざまな場所の多様なお客様に出会い、一人ひとりのその方らしい暮らしのお手伝いをすることで「ありがとう」の声を笑顔でかけていただけるのは嬉しいことですし、やりがいに繋がっています。

これからも少しでも多くの人に携わることで、安らげる時間、楽しく笑顔になれる瞬間を
提供しながら、思いを分かちあい、そこに寄り添える存在になりたいと思っています。経験が浅い私は声のかけ方や介護技術がまだまだ足りません。いろいろな場所で仕事をして、自分を高めていきたいです。

学生の方へメッセージ

今、この記事を読んでいる時点で、学生のみなさんは就職に対して前向きに動き出しているのだと思います。臆せずに就職活動に励んでください。ただ、就活ばかりにとらわれず、学生時代は今しかできないことに打ち込むべきです。趣味で培った楽しい経験、好きなことを極めた経験は、将来、仕事の中でも役に立っていくはずです。特に介護福祉の世界の場合、レクレーションやお客様との会話でも活用できます。今のこの時を謳歌してください!
<櫻井さん>

就職活動は大変なことが多いとは思いますが、失敗を恐れることなくどんどん挑戦してください。この時間を楽しむくらいの気持ちを持ちましょう。積み重ねたさまざまな経験は、その後の人生に生きてくる面も多々あるのではないでしょうか。また、管理栄養士志望者もぜひ興味を持ってもらえれば幸いです。「人が好き」というタイプの方にとって、働き甲斐のある環境だと思います。
<齋藤さん>

就職は人生における大事な岐路。今後の人生が決まるだけに迷ってしまうこともあるでしょうが、“自分が何を大切にしていきたいのか”を軸にして頑張ってください。社会に出た後、自分の決断を失敗したと感じることもあるかもしれません。しかし、そこで得た経験も人生を豊かにするものだと思います。どんな経験もプラスに捉える視点と自分らしさを持って、気負わずに進んでいきましょう。
<喜入さん>

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ACTとしてアクティブに働く3名の先輩社員たち。複数の拠点を見つめてきた目が、各現場の職員たちに大きな刺激を与えている。

マイナビ編集部から

全国650か所以上ものネットワークを広げて介護サービスを展開するツクイは、介護業界の中では大手に位置付けられる企業の一つである。社員たちも話していたように、お客様が自宅から通所するデイサービスを得意としているのが同社の特徴である。昨今、国が在宅で行える医療や介護環境の整備に注力している中にあって、在宅介護を支援するデイサービスなどの重要性は日増しに高まっていくのは明らかだ。

今回の取材では新しい働き方であるACTの3人に話を伺った。デイサービスだけでなく、訪問介護、訪問入浴、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅といった多様なサービスにかかわることで、どうしても同じメンバーで固定されがちな各拠点に新風を吹き込み、組織の活性化につなげていこうとしているのが、3人の話からひしひしと伝わってきた。

また、資格を持たなくてもできる業務を高校生が担当することで、若年層が地域福祉にアクセスできるように促す「高校生ケアサポーター」という取り組みも注目を集めている。これからもツクイでは既存の介護の概念に縛られない挑戦を展開しながら、介護の新しい可能性を開拓し続ける。

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ブランドメッセージは「今ある未来の、その先へ。」。ロゴマークは太陽をかたどっており、関わる全ての人をあたたかく包み込む企業像を表現している。

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