社会福祉法人札親会

札親会の求人サイトを見て、この仕事に挑戦してみたいと思いました。サイトには「数字を追うのではなくご利用者様とゆっくりと…」という言葉が書かれていた記憶があります。元々、福祉やアートに興味関心があったため、自分の興味や特技を活かして働くことが出来ればと思い応募しました。

通所施設でのご利用者様の生活面に携わることをサポートする業務です。具体的に排泄、移動、食事、作業、運動面での一部介助や見守りを行っています。ご利用者様の安全を第一に健康的に楽しく通所して頂けるように一人一人の個性を尊重し、ご本人に合った個別のサポート方法を考えています。ご本人を中心にご家族、支援者で相談をしながらご利用者様、ご本人の願いに沿った支援が出来るように日々、試行錯誤を繰り返しながらご利用者様と一緒に育み、実践しています。

もの作りが好きなご利用者様が多くいらっしゃいます。私自身がアートを作るのも見るのも好きなのでご利用者様の作る作品がとても面白く、いつも驚いています。一緒にご利用者様の作りたいという前向きな気持ちを作品作りでサポート出来ることが楽しいです。長く働くことでご利用者様のことを少しずつ分かってくるのでご利用者様一人一人の個性に合わせて、この方には「貼り絵が向いているな」「色鉛筆画が合っているな」等の個別のサポートが出来るようになってきました。ご本人が楽しそうな表情で作っている様子や完成した作品を指さして満足気な表情を浮かべている場面を見るとこの仕事をやっていて良かったなと思う瞬間です。

私は30代で中途採用、福祉未経験で入社しています。初めは業界の知識や雰囲気等、何もかも分からないまま飛び込んでみましたが、現場で日々、ご利用者様の支援を行う中で毎日、沢山の事を学ぶことが出来ました。ご利用者様や職場の先輩方が様々なことを教えて下さるので、自分なりにこの仕事に向き合うことが出来ています。このお仕事は体験してみないと想像がつかない所が多いと思います。初めはちょっと怖いな。と思ったり、不安に思うところもあると思いますが、一歩踏み出して欲しいです。見学やボランティア、実習等で来られた方々がよくおっしゃるのは「思っていたよりも、面白い」「ご利用者様が素敵」という感想です。一歩踏み出した人にしか分からない「面白さ」や「やりがい」がここにはあると思います。