最終更新日:2024/9/23

旭興産グループ[グループ募集]

  • 正社員

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 半導体・電子・電気機器
  • 商社(電子・電気機器・OA機器)
  • 医療用機器・医療関連
  • ソフトウエア

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

大学で学んだ専門知識と多彩な経験を生かし、若手のうちから世界を舞台に活躍!

PHOTO

応用化学から電気・計装工事の施工管理、そして営業の世界へ

工学部応用化学科出身で、旭国際テクネイオン株式会社の開発事業本部マネージャーとして営業の仕事に携わっている中堅社員・岩澤さんに、入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標等について伺った。


旭国際テクネイオン株式会社 開発事業本部 マネージャー
岩澤 圭さん(2012年入社/工学部応用化学科卒)

「複数内定で迷っていた時に、アルバイト先のお客さまで銀行にお勤めの方に相談したところ、『財務内容からみたら、旭興産グループで間違いない』と。もう即決でしたね」
「タイでの合成ゴム工場の立ち上げの際は、エンジニアリングマネージャーとして現地の職人さん約600人を管理するなど、厳しくも貴重な経験を積むことができました」
「グローバルビジネスを展開しているリーディング企業など。プラント関連のお客さまとの関係構築を進める上でも、学生時代に学んだ知識や経験が役立っています」

学生時代は応用化学の研究とともにアルバイトに注力。グローバルに羽ばたける会社を目指す

学生時代は工学部の応用化学科に所属。有機化学や無機化学のほか、プロセス工学や流体力学、量子力学、分析化学等の基礎について学び、粘土鉱物に関する研究に取り組んでいました。分子レベルで見て、層構造になっている粘土鉱物の層間に、様々な触媒を挿入する事で、触媒の強度向上や重合できる分子量を変化させることができます。私は挿入する触媒毎によるモノマー重合における影響評価、及び生成されるポリマーの物性に関する研究をしていました。その一方で、学生時代を通じて、飲食店のアルバイトにも従事。アルバイト先は大学入学とほぼ同時期にオープンした焼き鳥店だったのですが、接客のみならずマーケティングや、人材の採用・育成に携わらせてもらうなど、とても貴重な経験を積むことができました。

もともと私には「海外で自分の力を試したい」「グローバルに羽ばたきたい」という思いがあったんです。そこで就職活動では「海外で仕事ができる会社」を軸に据え、在学中に自分の長所を活かすには研究職ではなく、別の職種が良いと感じていたので業界や職種を絞ることなく会社選びを展開。求人サイトで当社の存在を知り、選考を受けてみることにしました。

当社の面接で印象に残っていることが二つあります。一つは非常にフランクな雰囲気の役員面接だったこと。もう一つは、営業担当の常務からの「企業で働く上で大切なことは何だと思いますか?」という質問です。私はアルバイトでの経験を踏まえ、仕事には「やらなければいけない」と「できたらいいな」「これができれば最高」という3つのレベルがあるんだと。そして、飲食業では「できたらいいな」及び「これができれば最高」を追求するスタンスが求められる一方、当社グループが手掛けるビジネスでは「やらなければいけないこと」を徹底し、お客さまと強固な信頼関係を築き上げていくことが重要だと思う、という話をしたのを覚えています。この回答が功を奏したのかどうかはわかりませんが、無事内定をもらうことができました。

就職活動では当社のほかにも、ベンチャー気質の強い数社から内定を頂いたのですが、そのなかで当社を選んだ理由としては、正直なところ、経営の安定性に魅力を感じたことが大きかったですね。「新規顧客を必死に開拓するよりも、変化が比較的少ない業界でじっくり腰を据えて仕事をする方が自分には合っている」という確信があったのです。

シンガポール、タイ、インドネシア。国内外のプラントで施工管理の経験を積み、営業の現場へ

2012年に入社後は、計装・電気・保全・物づくりの総合サービスソリューションを提供する「旭国際テクネイオン株式会社」の社員として、国内外でさまざまな仕事に携わってきました。まずは千葉県袖ケ浦市の京葉事業所に配属となり、大手化学メーカーや大手エネルギー企業など、エンドユーザーの工場で行われる電気・計装工事の施工管理に挑戦。最初のうちは補佐として、その日の作業内容や注意点を確認したり、CADを使って図面を書いたりするところからスタート。現場の職人さんのアドバイスを受けながら、徐々に工程管理や予算管理、安全管理、品質管理の仕事を覚えていきました。

2年目の2013年には、「海外で仕事をしたい」という入社前に抱いていた希望がかなうことになりました。シンガポールでタイヤの原料になる合成ゴム(S-SBR:溶液重合法スチレンブタジエンゴム)の製造プラントの立ち上げを補佐することになったのです。具体的には、各国にある法規・規格に準拠してユーザーの方々が工場を安定に稼働し、品質を確保できるように、制御機器やセンサー類の取付、配線工事等をマレーシアやミャンマー、インド出身の職人さんに指示を出しながら施工を進める仕事。シンガポールは家賃が非常に高いので、一つの部屋をパーテーションで区切って先輩とシェアすることもありましたが、これも今となっては良い思い出です。

その後は一旦、千葉の京葉事業所に戻り、大手エネルギー企業の各種計測機器の定期修繕工事に携わった後、本社の海外エンジニアリング部に異動。ここでは、タイの合成ゴム工場の立ち上げにエンジニアリングマネージャーという立場で携わったのを皮切りに、東京都の製薬プラントの建設、さらにインドネシアでは地下鉄「ジャカルタ都市高速鉄道(MRT南北線)」の建設において、駅のホームドアや車両基地の変電設備の施工管理に携わりました。

2018年からは開発事業本部に異動となり、営業の仕事に携わっています。エンドユーザー、プラントエンジニアリング会社など、お客さまとの関係を構築し、案件の受注に結びつけるのがメインの業務。2020年12月にマネージャーに昇格した後は、定年退職されたベテラン社員の業務等を引継ぎ、営業計画の策定や新人の採用・育成等にも関わっています。こうした面では、アルバイト時代の経験が大いに役立っていますね。

施工管理・営業の仕事の魅力とやりがい。将来の目標は、数十億円規模の事業を立ち上げること

入社から10年以上にわたり、施工管理や営業の仕事に携わってきたわけですが、あらためて振り返ってみると、本当にやりがいのある仕事ばかりだったと実感しています。施工管理の仕事では、自分の仕事がプラントというカタチとして残るということが励みになり、そこで製造される製品を通して「人々の生活に貢献しているんだ」という手応えを感じながら仕事に取り組むことができます。また、営業の仕事では、脱炭素社会の実現に向けたカーボンニュートラルの先進的な取り組みや、そのための事業構造の転換など、主要産業の中枢を担っているほんの一握りの人しか知らないような情報に触れることも少なくありません。若い頃から「社会に大きく貢献できている」という実感を得ながら仕事ができるのは、当社ならではの喜びといえるでしょう。

学生時代の応用化学に関する勉強も大いに生きています。先ほど申し上げたように、応用化学科では有機化学や無機化学、プロセス工学、流体力学、量子力学、分析化学などについて学んだわけですが、プラントはプロセス工学の集大成です。また、当社は、計装・電気設備の施工・保全のほか、分析機器の販売も手掛けています。プロセス工学や分析化学の基礎について学生時代にじっくりと学べたことは、仕事をする上で大きな強みになっています。また、営業の現場でも、メタネーションやアンモニア・水素製造、貯蔵など新たな技術やトレンドについて直感的に理解することや、豊富な知識を持ったお客さまと専門用語を交えながら直接コミュニケーションを取り、そのニーズや悩みをつかんだ上で、プラントの増設等に関する具体的な提案をすることができる。これも学生時代の勉強があってこそだと思います。

今後の目標は、数十億円規模の事業を立ち上げることです。そうした事業のタネを見つけ、それを花開かせるためにも、若手の採用・育成により一層力を入れ、強力なチームワークを発揮できる組織をつくり上げていきたい。そして、応用化学の知識やスキル、これまでの仕事を通して得た経験やノウハウを最大限に生かしながら、社内外のプレーヤーを巻き込み、大きなビジネスをカタチにしていきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

会社説明会で学生の皆さんにいつもお話ししていることがあります。それは、どんな時でもとにかく悔いが残らないように行動してほしいということ。本文でもお話ししたように、私は学生時代の専攻や研究内容とは直接的には関係のない会社に入社したわけですが、学生時代の勉強やアルバイトでの経験が役に立つ場面はたくさんあります。その意味でも、後になって「あの時、もう一踏ん張りしていれば……」「企業研究をもっと真剣にやっていれば……」といった後悔をすることのないよう、どんなことにも精一杯取り組んでもらいたいと思っています。

当社の雰囲気についてもご紹介しておきます。当社には、自分の「やりたい」と思ったことを、上司や先輩に「やりたい」と率直に伝えることのできる自由な雰囲気があります。私の場合、新人時代から京葉事業所の所長に会うたびに「海外に行きたい」という話をしていたら、実際にシンガポールで仕事をすることができましたし、いまでも仕事で疑問に思うことがあれば、どんどん提案するようにしています。その一方で、「みんなで楽しく仕事をしていこう」というスタンスが浸透しているのも、当社の特徴の一つです。チームで動くのが好きな人にも、ピッタリの会社だと思います。

PHOTO
大規模プラントを相手にするので、一人で完結する仕事はほとんどない。いかにしてチームのために貢献するかを常に考えながら仕事ができる方におすすめしたい会社だ。

トップへ

  1. トップ
  2. 旭興産グループの取材情報