最終更新日:2024/7/9

三井不動産ファシリティーズ(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 不動産(管理)
  • 設備工事
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 不動産

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

教育研修が充実!安定した環境で、文系・理系問わず、多様な社員が活躍しています

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最新システムを導入した大型複合施設を多数管理!

三井不動産グループの中で施設管理業務の中核を担う同社。345棟の施設を管理する、首都圏トップクラスの総合ビルメンテナンス会社だ。設備管理業務で活躍する入社2年目と8年目の社員に話を伺った。

伊藤 有依子さん
SCマネジメント二部 ららぽーと柏の葉 オペレーションスタッフ
経済学部国際環境経済学科卒/2021年入社

中澤 智貴さん
SCマネジメント二部 ららぽーと柏の葉 オペレーションスタッフ
電気工学科卒/2015年入社

先輩たちの仕事風景

「顧客満足度向上(CS)活動とタブレット化推進プロジェクトも担当しています。本社と連携しながら、より良いサービスを提供することを目標としています」(伊藤さん)
「細かい部分にも目を向け、今後不具合が生じる可能性があるものを積極的に見つけていくように意識しています。疑問を持って動くと経験値がより高まります」(中澤さん)
「ブラザー・シスター制」により、1年目は年次の近い先輩がほぼマンツーマンで指導。プライベートを含め何でも相談できる心強い先輩たちが待っている。

最新システムを導入した大型複合施設を多数管理!

初めは不動産業界と他業界を中心に見ていましたが、コロナ禍で片方が打撃を受けてしまったため不動産業界に的を絞っていきました。さまざまな業種を見ましたが、その中で好印象を抱いたのが当社でした。コロナ禍という不測の事態においても素早く採用活動にオンラインを取り入れ、柔軟な対応によって選考過程をほぼスケジュールどおりに実施してくださったからです。三井不動産グループということで、安定した財務基盤を持っていることにも安心感を覚えましたね。

入社後の導入研修も、オンライン研修を取り入れながら従来どおり2カ月間しっかりと実施されたので、スムーズに社会人になれたと思います。4月は社会人としての立ち居振る舞いや当社の事業内容について学び、5月は多様な施設で実際の業務を体験させていただきました。そうして当社についての理解を深めた後、6月に「ららぽーと柏の葉」に配属。施設では、電気班、空調衛生班、建築防災班に分かれて業務を行っていて、私は空調衛生班の担当になりました。建物の安全と快適さを保つため、主に点検業務とお客さま対応を行っています。

一番のやりがいは、お客さまに感謝していただけることです。例えば「Wi-Fiがつながらない」とオープン直前にお客さまからご連絡を受けたことがありました。急いで駆け付けると過去に起きた事例と似た状態になっていたので、その時の経験をもとに対応して復旧させました。「本当にありがとう。営業直前だったから助かりました」と、お客さまにとても喜んでいただき、顔や名前も覚えてくださって、その後定期点検やほかの対応で訪れたときには「あの時はありがとうございました」といつも仰ってくださいます。

もっと多くのお客さまに喜んでいただけるように、今後は知識や経験を深めていきたいですね。上司や先輩が優しく丁寧に教えてくださるので、少しずつ一人でできることが増えていますが、一人では対応できずフォローしていただくこともやはりまだ多くあります。その都度ご指導を頂きつつ、勉強もしています。会社に資格取得の支援制度があり、資格取得のための講習やe-ラーニングを用意してくれているので、受講をして知識を深めている最中です。
(伊藤さん)

多様な施設でさまざまな技術を習得。最先端のビル管理システム導入にも携われます(中澤さん)

入社後は東京・丸の内にある「三井住友銀行本店ビルディング」に配属。通常のオフィスビルと比較して、人数配置が多い建物であったため、ビルメンテナンス業務の基礎を教わるにはうってつけの場所だったと思います。5年間、さまざまな経験を持つ先輩たちから多くのことを教わりましたね。学校で勉強したことを土台に着実に力をつけていき、2020年3月からは同年7月に東京・渋谷にオープンした「MIYASHITA PARK」の立ち上げに参加しました。「大型複合施設の立ち上げを経験してみたい」と上司に相談したところ、かなえていただけたのです。

「MIYASHITA PARK」は、商業施設・公園・ホテルが一体となった多機能空間です。最小限の人数で広範囲を気にかけ、全てのお客さまに真摯に対応していくために、最新のビル管理システムを導入しました。最小限の人員で施設管理ができる現場をどう組み立てていくかが焦点で、ちょうど新型コロナウィルスが流行り始めたタイミングだったこともあり、リモートワークで準備に参加するなど、新しい経験をさせていただけたと思います。

従来の建物は機械室にさまざまな機械設備を集めており、何かトラブルが発生したり、確かめたいことがあったりするときは、機械室に足を運ばなければ状況を確認することができませんでした。しかし、最新のビル管理システムを導入した「MIYASHITA PARK」では、これらの機械設備の管理をコンピュータに集約させるので、機械室へ行かなくともパソコン上で確認できるようになりました。例えば、お客さまから「室内が暑いから空調の温度を下げてほしい」という依頼を受けたとき、従来なら店舗へ赴いて機械で温度を計測していたのが、システムのおかげで防災センターにいるまま部屋の温度を確認し、調整できるようになったわけです。非常に効率的に動けるようになりました。

「MIYASHITA PARK」の設備管理が軌道に乗ったことを見届けて、2022年4月に「ららぽーと柏の葉」へ。ここは築16年の建物のため、照明をLEDに変えたり、機械を新しくしたりと、今度はリニューアル作業に携わっています。物件によって全く違うことが学べるのでとても楽しく、飽きることなくキャリアを重ねています。
(中澤さん)

「ブラザー・シスター制」×「三井不動産総合技術アカデミー」で、着実に成長!

当社には「ブラザー・シスター制」があり、新入社員にはブラザーやシスターがマンツーマンで付いて指導してくれます。私もシスターにはとてもお世話になりましたし、シフトの関係で会えないときはほかの先輩がフォローしてくださったので、実際は周りにいる全員の方に指導していただいたと思います。私は文系出身で設備のことは何もわからないまま入社しましたが、面倒見の良い先輩ばかりで安心でした。

研修も充実しています。当グループには「三井不動産総合技術アカデミー」という研修施設があり、そこでは本番さながらの設備を使って講習が受けられるんです。タブレットの教材をもとに経験豊富な講師が丁寧に教えてくれます。設備はスケルトンになっているので普段は隠れている中身が見えて行動理解ができたり、何回でも納得できるまで練習できたりするのがありがたいですね。実践研修は2、3カ月に1回、今でも定期的に受講しています。自分で予約を取って行くのですが、上司も「業務のことは心配せず行ってきなさい」と送り出してくれるありがたい環境です。
(伊藤さん)

三井住友銀行本店ビルディングで指導してくださった先輩が素晴らしく、今でもロールモデルとして私の中に存在しています。中途入社の方でしたが当時で10年以上ビルメンテナンスの経験があり、当社での社歴の長い人もその先輩を頼りにしていました。要点を見て的確かつ効率的に修繕をするので不具合が長引くことはなく、その後の対応策や改善策まですぐに明確にできるんです。今は別の施設で所長となり、活躍されています。

私も数回ブラザーを経験し、今の現場でも新入社員を1人見ていますが、その先輩のことがいつも頭にありますね。先輩のように、後輩の成長に役立つ存在になりたいです。日常業務については日々いろいろな人から教えてもらえるので、私は今まで培ってきた知識や経験をもとに、各設備の役割や点検のポイントといった内面的な部分を教えるように心掛けています。「教えていただいたから対応できました」と、うれしそうに報告してもらえると、「教えてよかった。もっと教えてあげたいな」という気持ちになります。
(中澤さん)

学生の方へメッセージ

いろいろな業界を見て幅広い視野を持つことが大事です。学生の時に持っている会社のイメージはほんの一部分だったり勘違いだったりします。実際に会社を見て比較して初めて、自分のやりたいことや重視したいことが明確になっていくのだと思います。特に私の時はコロナ禍で社会が180°変わってしまいましたが、幅広く業界を見ていたおかげでうまく路線変更することができました。当社は教育研修が充実しているので文系出身者でも活躍が可能。当直もありますが、福利厚生がしっかりしていてお休みもきちんと取れるのでプライベートも充実しています。はじめは女性でもやっていけるのか不安もありましたが、無理なく楽しく働けています。
(伊藤さん)

私は小さい頃から物を作ったり直したりすることが好きで、高校は電気科を卒業し、より専門的に学びたいと専門学校に進学しました。就職に当たってはさまざまな大規模施設に携わりたいと思い、当社を選択。入社後は三井不動産グループの安定感を実感していますね。各種社内制度もさることながら、女性の活躍推進や外国人研修者の受け入れなどCSR(企業の社会的責任)もしっかり果たしているからです。DX(デジタルトランスフォーメーション)にも力を入れていて、ペーパーレス化といった業務の効率化も着々と進められています。フレンドリーな風土で、上司や先輩とも上下関係なく意見を言い合える、働きやすい環境ですよ。
(中澤さん)

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従業員満足の向上に力を入れており、教育研修にも非常に力を入れている。会社の規定で定めた業務に必要な資格や、業務に役立つ資格の受験費用は会社負担だ。

マイナビ編集部から

首都圏のそうそうたるオフィスビルや商業・複合施設を管理する三井不動産ファシリティーズ。2013年に三井不動産グループとして新たな一歩を踏み出し、今や345棟の施設を管理する首都圏トップクラスの総合施設メンテナンス企業だ(2021年7月15日現在)。

三井不動産グループの標榜するスマートシティへの取り組みにおいても、科学的・効率的なエネルギーマネジメントと環境負荷低減を積極的に推進している。取材した2人が勤務する「ららぽーと柏の葉」も「柏の葉スマートシティ」の商業施設だ。デジタル技術を活用して施設管理業務を最適化し、利用者や生活者の利便性・快適性の向上を目指すために、伊藤さんはタブレット化を推進し、中澤さんは機械や器具の更新を任されている。

特筆すべきは、こうした取り組みを行う際に、若手の意見を尊重している点だ。伊藤さんは上司から「これについてどう考える?」と話を振られることも多く、主体性や強みを引き出してもらっているという。中澤さんも、IoTシステムを導入する最新施設の立ち上げに携わりたいという希望を上司に受け止めてもらえた。サービスの向上も目標に置き、新しいビルメンテナンス会社の姿を模索しているからこそ、若手の成長に期待しているのだろう。

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入社後は2カ月間、OFFJTとOJTを実施。OJTでは設備管理・清掃・警備・工事・営業の各業務を体験できる。配属後は「ブラザー/シスター」がケアしてくれる。

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