(株）ヨコオ 【東証プライム上場】

私が所属している部署では生産の効率化・省人化に取り組んでおり、スマートファクトリー化を目指して、現在、製造ラインで人の手が必要な部分の自働化を進めています。
具体的には、製品の自動組み立て設備、自動検査設備の開発となります。
私の担当は検査装置の部分で、カメラで製品を撮像し、画像上で製品の寸法を測定するシステムを開発しています。
またヨコオでは社会人ドクター制度というものがあり、上述した通常業務に加え、大学院での研究活動も行っています。
内容は、AIの画像認識技術を製品の外観検査に適用する研究で、実用で使えるように効率的な学習のさせ方の研究を行っています。

ヨコオの掲げるスマートファクトリー化という大きな目標は、社内でも注目度の高い部分となっており、このプロジェクトに携われることに誇りを感じています。
このプロジェクトは最新技術を駆使して進めていかなければならないため、一筋縄ではいかない場面も多いですが、上司やチームメンバーの協力のもと、一つ一つ乗り超えています。
みんなで作った設備が最終的に出来上がり、実際に動いているのを見ると達成感があります。

実家が群馬県ということもあり、群馬県内に拠点のある会社を志望していました。
そんな中、ヨコオのインターンシップに参加したのが、この会社を知ったキッカケです。
インターンシップでは、社内の各部門の担当者から業務内容の説明があり、その中で生産技術という部署があることを知りました。
生産技術は、設計した製品を量産化する部分を担っている部署で、かねてよりロボットに興味があった私は、製品を製造するロボットを作ってみたいと思いました。
ヨコオは内製化の意識が高く、自社内で製造設備の設計・製作・評価を行っており、その部分に惹かれて、入社を決めました。

まずは、社会人ドクターとして研究を積極的に進め、博士号を取得することが目標です。
博士号取得後は、スマートファクトリー化の部分で周りを引っ張っていける存在になることが目標です。

将来の夢は、スマートファクトリーを実現することです。
仮想空間上で現実世界を完璧に再現した疑似工場を作る「デジタルツイン」を実現し、現実世界を完全シミュレートすることができれば、生産の効率化や予知保全が可能になり、人の負担も大幅に減らせることができます。そのような工場を作りたいと夢見ています。