最終更新日:2024/6/27

(株)丸勘山形青果市場

  • 正社員

業種

  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
山形県

取材情報

福利厚生・施設を紹介したい

「必要とされる市場を目指して」進化し続ける丸勘山形青果市場

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市場の利用者と社員の快適さを考えリニューアルも実施!

独自の物流システムで生産者、販売者、消費者にとって有益な流通を実現している丸勘山形青果市場。2023年6月に市場もオフィスもリニューアルし、誰もがより快適に過ごせる環境になったばかりの同社に注目!

今回は代表取締役社長、営業課長、総務係長の3名に同社の魅力やここで働く楽しさ、リニューアルした施設の魅力について語っていただいた。


■井上 周士 代表取締役社長(中央)

■佐藤 雄亮 営業課長(左)

■石黒 利佳 総務係長(右)

オフィス自慢・施設紹介

未来の農業を担う、やりがいの大きな仕事。お茶会や社員会を開催するなど、部署の壁を越えた交流も盛んで、明るく元気な職場ですよ!(井上社長)
市場の売り場面積が広くなったので、物を置ける場所も増えて快適になりました。また、市場内のトイレがとても綺麗なので、訪れた方も喜んでいます!(佐藤課長)
リニューアルによってオフィスが広々としたワンフロアになったので、社員同士のコミュニケーションが取りやすくなりました。毎日とても快適に過ごしています!(石黒係長)

生産者と販売者を大切にし、消費者に新鮮で美味しい青果物をお届け!

当社が創業時から大切にしている企業理念は「必要とされる市場を目指して」です。青果の流通システムは一般的に6工程ですが、当社は生産者から直接買い付けを行い販売店へ卸すという3工程にすることで、生産者、販売者、消費者にとって有益な流通を実現しています。また、この理念のもと、時代の移り変わりによる様々な変容の中でも、生産者にとって、お客様にとって必要とされる取り組みを行っているのも当社の特長です。

現在、青果物流の業界で最も大きな課題となっているのが生産者の高齢化と減少です。その解決策として、生産者の労力軽減のため、収穫した青果物をバラ詰めで出荷していただき、市場でパッケージできるように全て機械化されたパッケージセンターを開設。さらに、当社の強みでもある営農指導の分野では、全国の生産者のもとを訪れ、現状の把握や幅広い提案を行い、時には産地研修なども行っています。こういった生産者との結びつきが、当社で働く社員にとって大きなやりがいになっていると感じています。青果物流において“川上”となる生産者、“川下”となる量販店などを訪問し、それぞれのニーズ、商品構成や売り場展開なども把握することで、どちらからも信頼される市場づくりを行っています。

生産者の商品を決められた期間に販売する営業、迅速な荷出しを行う商品管理(現場)、そして営業をサポートする事務が三位一体となって実現するのが当社の仕事。皆さんが何気なく食べている野菜や果物の流通に、直接携われるのがこの仕事の大きな魅力でしょう。また、当社では2023年に青果市場とオフィスを大幅リニューアルし面積も拡大、さらに市場専用の道路も作り、冬場でも雪が溶けやすく車が通りやすいように無散水道路にしました。オフィス内は木目調のモダンな雰囲気で、ラウンジのような商談室も社員たちからも評判です!

生産者の高齢化と減少が進む一方、山形県では新規就農者が増え続け、東北6県では7年連続で第1位となっています(山形県HP「令和4年度新規就農者動向調査の結果について」)。そこにチャンスを見出し、今後は県外の農業法人様との結び付きも強化し、当社が培ったノウハウを生かしながら業界に貢献したいと考えています。青果市場の仕事は“現場”だけではなく、営業や事務、さらには広報といったクリエイティブな分野など、皆さんが活躍できるステージが沢山揃っていますよ!(井上社長)

【営業】日頃の頑張りが信頼関係に繋がる人間味あふれる仕事です!

育った環境のそばに丸勘山形青果市場があり、幼い頃からずっと身近な存在でした。入社後はまず現場で経験を積み、仕事を知った上で営業へ配属になりました。営業では日本全国の産地から出荷していただいた野菜や果物を、県内外の市場・仲卸、スーパー、小売業者、加工業者などに卸すほか、ネット販売やふるさと納税事業にも携わっています。主な役割は“川上”となる生産者、“川下”となる量販店などを訪問すること。生産者のもとへ伺い、自分が担当している品目を実際に目で見て取引に繋がるように意識を高めたり、人間関係を深めたりしています。その中で近況を伺うことも大事なポイント。例えば、野菜の単価は30年以上前からほとんど変わらないのに、ビニールやダンボールなどの資材の金額が高騰し経営を圧迫しているなど、様々なお話を伺って、現状の把握とともに私たちにできる提案を行っています。量販店などでは、価格帯の確認や当社の商品を扱っていただけていない場合、どのような提案が足りないのか、などを確認しています。このような地道な積み重ねが、とても大切になるのが営業の仕事です。

この仕事を通して学んだのは、生産者と量販店など両方のバランスを取らないといけないという難しさと、今でも義理と人情がある人間味あふれる仕事のおもしろさです。野菜や果物は機械で生産するものではありません。値段によって売れる、売れないがあり、それを調整するのが営業です。また、天候などに左右されるので、産地から受ける荷物の量にバラつきがあるのは日常茶飯事。多い場合は売り切るために、少ない場合は量を確保するのに奮闘しなくてはなりません。ですが「佐藤さんがいつも頑張ってくれているから、こっちも頑張って調整するよ」と日頃の努力を認めていただけるとやりがいを感じますし、こちらも恩返しをしたいと思います。諦めないことや失敗を恐れず、周りの人のおかげで仕事ができていると思える人が活躍できる職場だと思いますし、一人ひとりが仕事と真剣に向き合っているので、自分も真剣なら必ず一緒に考えてくれる環境がありますよ。

2023年4月に課長に就任し、任せてもらえる仕事も増えたので、今後はさらにリーダーシップを発揮して社員を引っ張っていきたいですね。また、自分と関わってくださった皆さんが笑顔になって「また関わりたい」と思ってくださるような存在でありたいと思っています!(佐藤課長)

【事務】仕事は助け合いの中で成り立っているもの!チームワーク抜群の事務メンバー

もともと、さくらんぼの出荷時期に短期派遣社員として、当社の事務の仕事に携わったことがきっかけで入社しました。入社後からずっと事務として働いていますが、現在は山形の大手量販店様の担当として、当社の営業と先方のバイヤーさんと関わりながら、伝票や見積もりの作成を担当しています。私たち事務の仕事は量販店や地元の生産者窓口、ギフト関連など担当が分かれていますが、どの部門も1名で担当するのではなく、数名でチームを作って仕事に取り組んでいます。そうすることで何かあった時でもチーム全体で情報を共有できますし、誰か1名が休みを取った場合でも、代わりに対応することができる体制を整えています。

事務の仕事は個人の売上はありませんが、お電話などでお客様対応をした際に喜んでいただけた時は嬉しいですね。また、事務は営業のサポートをする仕事。営業が短い時間で商品を販売するために苦労しているところを毎日見ているので、自分がサポートすることで、営業の販売をスムーズにできた時は大きなやりがいを感じます。そのようにして「ありがとう」という言葉をもらうと、もっと営業が販売に集中できるような仕事をしたい、という活力にもなりますね。

入社して20年近く経ちますが、事務のやり方だけではなく、助け合いの中で成り立っているのが仕事だという事を学びました。私もこれまでに産休と育休を2回取得しましたし、2023年4月から係長に就任し、ミーティングなどで席を外すことも増えました。そのたびに自分に代わってサポートしてくれるのが、一緒に働くチームの仲間です。こうしてフォローしてくれる人たちがいるからこそ、仕事と家庭を両立できますし、何かあった時に自分も助けられる人でありたいと思っています。もちろん、このような体制が整っているので、子育てをしている人だけではなく、有休が必要な人たちも安心してお休みを取得できます。働きやすい環境も当社の魅力の一つだと感じています。

係長に就任してまだ1年くらいなので、部署全体を見る力を養っていくことが今後の目標です。そのために伝え方、話し方を学びたいと思っています。人には多種多様な考え方があるので、全員でどうすればより良い方向に進めるのか話し合い、チーム全員が活躍できるような体制を整えていきたいですね。(石黒係長)

学生の方へメッセージ

学生の皆さんは青果市場について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?活気あふれる雰囲気や、現場仕事で大変そうといった印象をお持ちかもしれません。当社は2023年に青果市場とオフィスを大幅にリニューアルしました!面積の拡大や道路を新設しただけではなく、男性と女性で分かれた休憩室では、カフェのようにおしゃれな空間で食事をでき、マッサージチェアも備えています。男性休憩室の近くには社員全員が利用できるジムも完備!ランニングマシンやトレーニングルームもあり、体を動かすことで日頃の運動不足やストレス解消にもつなげています。また、当社は市場内もとても綺麗なトイレを完備しているので、快適に過ごせますよ。社員が働きやすいように日々環境を整えているのが当社の特長です。

また、月1回ほど開催される社員同士のお茶会、そして、定期的に行われる社員会なども実施して、社員同士が交流できる機会を設けています。さらに、朝が早い仕事ですが残業で遅くなることは少ないので、ワークライフバランスを大切にしたい方にもぴったりの環境です。

社員同士の仲が良く、若手社員を中心にSNSを使った広報活動なども行っているので、若い世代が活躍できる職場ですよ!(総務 海谷 康弘)

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木目調でモダンな雰囲気が魅力のオフィス内。「綺麗な職場環境で、和気あいあいと業務に取り組んでいます。大きなやりがいを感じられる仕事ですよ!」(海谷さん)

マイナビ編集部から

青果市場を取り巻く環境は、時代とともに変化している。もうすぐ創業70年を迎える丸勘山形青果市場は、日本の農業と密接に関わり、独自の流通システムを確立し、人々の生活に必要な「食」を支えてきた。生産者と販売者であるスーパーや量販店の間を取り持ち、消費者の皆さんへ新鮮で安全な「食」を届ける社会に欠かせない事業を展開している。

井上社長は「営業職は人と話すことが好きな人、何かに一生懸命に取り組んできた人が活躍しており、力を発揮しています。事務職は人をサポートすることが好きな社員が多いですね」と語る。実際に今回お話を伺った営業課長の佐藤さんと総務係長の石黒さんは、まさにその通りのお二人で、それぞれの分野の最前線で活躍している。取材を通して、仲間とのチームワークを大切にでき、仕事に対して前向きで真摯に向き合える人が活躍できる環境だと感じた。

また、同社では2023年に市場とオフィスの全面リニューアルを実施し、社員たちが働きやすい環境を整えた。男性と女性別の休憩室を設けて、マッサージチェアなども備えているので社員が働いている時間以外も快適に過ごせるように配慮されている。様々な場面で社員を思いやる雰囲気が伝わってくる同社なら、仕事のやりがいに加えて、プライベートな時間も大切にしながら働けるだろう。

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ジム内にはランニングマシン、トレーニングルーム、ストレッチエリア、卓球台などがあり、社員たちが楽しみながら運動する時間が増えたという。

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