最終更新日:2024/7/5

(株)カネカメディックス

  • 正社員

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業種

  • 医療用機器・医療関連
  • 精密機器
  • 化学
  • 薬品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

人を大切に、成長を促す社風のもと、社員が自分の殻を割って挑戦できるチャンスがある

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未経験でも大丈夫。医療に関わりたいという思いを生かせる環境

国産にこだわり、化学メーカーであるカネカが手がける医療機器の開発・製造・販売を行うカネカメディックス。メンター制度でペアを組むお二人に、仕事内容や社風、今後の目標などについて伺った。

●山口汰朗さん(写真左)/2022年入社
営業本部 アジア営業グループ
理工学部 電気電子工学科卒

●井上将吾さん(写真右)/2023年入社
コーポレートリレーション室 エデュケーショングループ 育成チーム
スポーツ健康科学部 スポーツ健康学科卒

先輩からひとこと

「営業として当社の製品の認知度を高め、円滑なコミュニケーションをはかるためにも、グローバルマーケティングやアジア英語を勉強中です」と山口さん。
「アフェレシス(血液浄化)療法に関する医療機器は当社の強み。だからこそ、この領域に携わる営業として、ドクターや医療関係者の良きパートナーになりたい」と井上さん。
メンターの山口さんとメンティの井上さん。食事会では仕事やキャリア、プライベートまで話が盛り上がるそうだ。この親身な付き合いが絆を深め、新人の成長を促している。

英語を生かした営業がしたいという思いが叶い、アジア営業グループに。社員の意欲を尊重してくれる環境です

以前から医療業界に興味があり、人の命や健康に関わる医療という仕事を通して、自分も人の役に立ちたいとの思いを軸に就職活動を進めていました。その中で、当社は会社説明会における印象がとても良く、社員の方が時間を一切気にせず私の思いに耳を傾け、真摯に答えてくださりました。「まだ入社も決まっていないのに、これだけのエネルギーを使って対応してくれる。こんな熱い先輩がいるこの会社で頑張りたい」と素直に思いました。

当社では、2か月間の新入社員研修が終わると、翌年の6月まで内勤の部署に配属となります。私は経理部で、1日や年間のお金の管理、経費申請のチェック、個人情報の管理などを担当していました。数字を扱うのは初めてのことなので、上司や先輩に一つひとつ丁寧に教えていただきながら実務に取り組んでいました。お金の流れや取引の流れを把握し、管理することを通して俯瞰的に会社の動きを見ることができ、とても勉強になりましたね。

そして7月から、英語を生かしたいという私の希望が叶い、現在の営業本部アジア営業グループに配属。この部署は、アジア諸国における当社の医療機器の販売をはじめ、予算達成に向けての販売戦略の立案を行います。ドクターや代理店担当者が抱えている課題を聞き出し、解決するための提案や現地でのアクションを行う営業的な側面と、シェアを獲得するための戦略を立てるマーケティング的な側面をもっている部署です。現在、私は各国の営業担当のサポートに携わっています。具体的には、代理店からの問い合わせ対応、海外支社の現地メンバーとのやりとり、学会における展示ブースの手配や学会に絡めたイベントの企画、海外ドクターが来日した際のアテンドなど多岐にわたります。各国の営業担当者から様々な依頼をされる立場であるため、できる限り迅速に仕事をこなし、相手から求められる期待以上の仕事をしようという思いで取り組んでいます。

この仕事を通じて感じるのは、文化や習慣の違い。その価値観の違いを臨場感ある実務を通して楽しみながらも、常に意識し理解し合うことの大切さを日々感じています。これから具体的に私の担当する国が決まります。当社の医療機器が、より広いエリアで使用していただけるよう、担当国の病院をはじめ、様々な医療機関や医療従事者が抱えている課題を共有し、相手に寄り添った営業を行っていきたいと思っています。
(山口さん)

和気あいあいとした社風が魅力。文系・理系を問わず、手厚い研修と先輩のサポートで着実に成長できます

大学でスポーツと健康について学んでいたことから、健康の重要性を考えるようになり、健康医療業界を目指すようになりました。いろいろな企業を見る中、当社では営業の方から1対1で直接話を聞く機会があり、福利厚生や会社での働き方など、リアルな姿を丁寧に教えてくださり、就活生に寄り添った対応にとても惹かれました。実際、内定から入社までに内定者同士で交流を深められる機会もあり、情報を交換し共有できたことで不安なく入社の日を迎えることができました。また、グループ会社すべてが集まって開催される大運動会にも参加でき、私も600メートルずつ走る駅伝に出場。先輩たちと襷をつなぐことで、会社の一員になれた気がしましたし、本当に新入社員に対して優しく手厚いフォローがある会社であることを実感しました。

入社後の2か月間は新入社員研修があります。最初の1か月間で医療業界や各部署の業務内容、自社製品に関して学んだ後、自社工場において製造やパッキングの現場を体験。その後、倉庫で自社製品の受注から出荷までの流れを学びました。例として、脳動脈瘤を詰めるコイルなどの製造過程の一部を体験させてもらえたことで、製品に対する愛着が湧き、今、業務を行う上で非常に役立っています。

研修が終わると、内勤として現在の部署に配属となりました。医療機器は人の命を預かるものです。コーポレートリレーション室は、医療業界で大切な様々な法令や、コンプライアンスを維持し、遵守していくためのルール整備や契約書の整備などを行う部署。私が所属する育成チームは営業活動のサポートを行うところで、現在、電話対応、請求書や在庫の管理・確認など、営業担当者が営業に集中できるようサポートしています。私の仕事の先にはドクターや取引先の方々がいらっしゃるということを常に念頭に置き、何より、ミスなく迅速な対応を心がけています。

現在の私の目標は、血液浄化の分野で営業に取り組むこと。血液浄化は、透析やろ過といった血液中から病気の原因となる有害な物質を取り除く治療方法で、当社が展開する多彩な事業分野の中でも、特に独自の製品を開発し、提供しているもの。当社にいるからこそ携われる分野だと思っています。営業として、ドクターや取引先の声やニーズをしっかりと汲み取り製品に反映させ、次の仕事につなげられるような営業を目指したいですね。
(井上さん)

若手が自由に上司や先輩と話ができるフラットな雰囲気。ここで築かれた信頼関係が仕事の能率を高めています

当社の魅力は何といっても、新入社員に深く関わりながら、全社で育てていこうという気風にあふれていること。2か月間の新入社員研修の後、1年間は内勤部署で各部署の業務を知り、営業同行で現場での実務を通して学びを深めていく。この背景には、垣根なく気軽に相談できる雰囲気と上司や先輩社員が折に触れてサポートする体制があり、新人でも安心して仕事に取り組むことができるんです。

また、メンター制度も大きな特色です。当社では、3か月に2度は会社負担で食事に行くことができ、メンタル面やプライベートも含めた相談相手として新入社員のサポートを行っています。私は井上君のメンターを務めていますが、良き理解者としてアドバイスや支援を行い、成長を促しながらも、自分自身いろいろな視点を持つことの必要性を感じています。そして、学び得た知識やスキルを後輩に伝えていきたいと思っています。私もそうでしたが、当社には将来へのビジョンや思いを発信し続ければ、その意欲を実現させてくれるチャンスがあります。語学を生かしたい、海外で働いてみたいという人も挑戦してみてください。自ら発信することで、自分の活躍できる場をどんどん広げていける会社だと思いますよ。
(山口さん)

社員同士の仲が良く、何かあればみんなで協力し合える風通しの良さが当社の大きな魅力だと思います。新入社員への手厚いフォローもその一つで、特にありがたいのはメンター制度。私のメンターは山口さんで、部署は違っても思っていることや相談したいことを何でもフランクに話すことができます。成長を見守ってくれる先輩がいるというのは非常に嬉しく、高いモチベーションで仕事に取り組むことができています。

また、先輩方が私たちの意見を吸い上げ、職場を改善していこうという強い思いで接してくださっているのを日々、感じています。例えば、営業は心臓、脳など領域ごとに担当が分かれているのですが、配属が決まるまでに、製品はもちろん解剖学的な勉強もしたいという私たちの思いを汲み取り、医療系の学会や研修会に参加させてもらえることに。その結果、自分の興味がある分野を見つけやすくなり、発信できるようになりました。当社では社員一人ひとりが、社員を育てよう、みんなで会社をよくしようという同じ目的に向かって協力し合っている会社だと改めて実感しています。
(井上さん)

学生の方へメッセージ

当社が属するカネカグループでは、年に1度の大運動会という一大イベントがあります。コロナ禍で中止されていましたが、2022年に3年ぶりに開催。2023年は海外のグループ会社も参加して、より大規模なものとなりました。私も駅伝大会に出場し、チームとして国内グループ会社で1位を受賞。記録を残せることも嬉しいですが、何より各国から集まったグループ社員と交流をはかれるのも楽しいですね。こうした交流を通して、カネカグループの一員としての自覚を実感しながら結束を固め、それが円滑に仕事を進められる要因になっているような気がします。みなさんが入社された際には、ぜひ一緒に楽しみましょう!
(山口さん)

当社は、文系・理系を問いませんし、未経験でも問題ありません。充実した教育・研修制度で、医療や医療機器に関して幅広く勉強させてもらえます。また、私のように文系出身でも、面倒見の良い上司や先輩方がしっかりとバックアップしてくれるので、安心して仕事に取り組み、キャリアを積み重ねていくことができる環境だと思います。失敗を恐れず前向きに頑張れる人、やる気のある人にとっては仕事を楽しみながら自分の力を試せる職場なので、一緒に成長していきましょう。
(井上さん)

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国内外のカネカグループが集まって開催される大運動会。部署や会社を越えて交流し合えるイベントを通じ、社員同士のコミュニケーションを深め、一体感を高められる。

マイナビ編集部から

カネカメディックスが新卒採用を始めたのは2019年から。その背景には、事業の堅調な成長がある。なかでも注目すべきは「カテーテル製品(血管内治療に用いる細いチューブ)」だろう。心臓や脳血管の治療として、これまで外科手術の独壇場だった疾患にも、次々とカテーテル治療(インターベンション)が可能になりつつある。

しかしこの領域、特に心臓に使うカテーテルは、圧倒的に外資系メーカーが強かった。そこに立ちはだかるのが同社だ。欧米人とは太さも性状も違う日本人の血管、その治療に日本人向けのカテーテルが必要だと感じるのは、医師ならば当然だろう。日本の超高齢化社会に伴い、心臓カテーテル治療が必要となる疾患はさらに増えると見込まれている。ビジネスとしても成長分野ということになる。

この日々進化する医療機器業界に身を置く社員には、倫理観や責任感はもちろん、時代に即して知識や経験をブラッシュアップしていく姿勢が望まれる。そして、常に仕事に対する興味や向学心をもち、自主的に学びを深め、今しかできないことにチャレンジしている意欲が今回取材したお二人から感じられた。実際、自分の成長が会社の成長につながるとの思いを大切に、自分の目標の実現に向けて学び、着実にスキルを磨いている。この姿勢を支えて輝かせているのが、意欲があれば若手でもどんどん仕事を任せ、頑張りを正当に評価してくれる同社の社風といえるだろう。

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製品をPRする絶好の機会である学会での機器展示。外資系企業がひしめくなか、国産企業として確固たる地位を確立している。

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