最終更新日:2024/8/8

(株)エノモト【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 金属製品
  • 精密機器
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
山梨県

取材情報

事業について伝えたい

長年培った金型技術を活かして、一人ひとりが丁寧なものづくりを追求しています。

PHOTO

働きやすく、やりがいのある環境で仕事もプライベートも充実!

インサートモールド部品用の金型設計を担当する技術者、お客様対応など責任ある仕事を任される社員、社内業務がスムーズに動くよう尽力する社員に仕事のやりがいや職場環境について語ってもらいました。

左から
清野 考正(2016年入社)
荻野 香澄(2011年入社)
佐藤 誠二(2016年入社)

仕事のスタイル

金型設計はパソコンと向き合う仕事と思われがちですが、社内の各部署と連携して進める場面が多々あり、チーム全員で作り上げていく醍醐味があります。(佐藤さん)
工程に即した改善が必要と、ものづくりは規格通りに作れば済むわけではありません。お客様とのやりとりを通じて気付くことがあります。(荻野さん)
一度は海外で働いてみたいという希望があり、現在は英会話を勉強中。語学力をさらに磨いて将来はグローバルに活躍できるような存在になりたいですね。(清野さん)

複雑な構造の金型設計に従事。仕事の幅が広がり、新しいことに挑戦できる喜び。

金属打ち抜き部品と樹脂を一体化した高精度なインサートモールド部品の製造に必要な、樹脂を注入する金型の設計を担当しています。半導体やLED用のリードフレームは当社の主力製品のひとつです。お客さまから依頼された製品の図面をもとに金型を設計していきますが、どうすれば効率よく、なおかつ正確な金型になるかを常に考えながら設計していきます。

入社直後の約2年間はリードフレームの金型設計を担当していましたが、そこから現在の部署に異動となりました。以前のリードフレームの製造は、いわば型抜きの要領で金型が上下に動き薄い金属を打ち抜き製造するもの。それに対し、インサートモールド部品用の金型は、流し込んだ樹脂を固めて金属部品と接合するためのもので、樹脂の注入や金属の装着、成形後の取り外しと製造工程も複雑。金型も以前とは全く異なる構造であり、より綿密な機器の制御が必要となります。以前担当していたリードフレーム製造の後工程となるため、現在はより完成形に近い部分の工程に携わっていることになります。製造工程では品質管理の担当者と緊密に連携し、より高品質な製品の提供を目指しています。普段、私が手がけた製品を直接目にする機会はありませんが、自分が設計した金型から製品が量産され、世の中に広く普及していくことは技術者冥利に尽きるといえます。

以前とは大きく異なる金型の設計ということで、今までの知識やスキルが通用しない部分も多々ありますが、技術者として、また最初から新鮮な気持ちで設計に携われるのはとても楽しいです。勤務場所も山梨県甲州市から上野原市に変わり、生活も一変、一人暮らしも始めました。しかし職場の雰囲気は以前の部署と変わらずアットホームで疑問が生じれば何でも気軽に質問できる環境です。とても働きやすく満足しています。(佐藤 誠二さん)

周囲からのサポートのおかげでチャレンジできるなど、自己成長を実感しています。

私が所属する品質管理課では、製品の企画の段階から設計、製造、顧客への出荷に至るまでより良い品質の製品を作るための業務です。販売後も品質保証を行うなど、製造の現場とお客様の橋渡しとして、ものづくりのサポート的な役割も担っています。その中で現在の私は、出荷する製品に添付される検査成績表の作成などを担当しています。検査成績表はお客様が当社の製品の品質を把握するための資料となることから、わずかなミスも発生しないよう細心の注意で作成にあたっています。また、お客様の要望を把握しないまま進めると、誤認識が生じることから、寄せられた意見を技術部門にフィードバックして品質改善に活かす業務なども担当しています。お客様と社内の間に挟まれて苦労もありますが、やりがいも多く、毎日がとても充実しています。

現在の部署に配属されて初めて一人でお客様を訪問した時のこと。遅い時間の帰社となり、その日の報告を上司にメモで残しましたが、翌日に「大変よく頑張りましたね」とのコメントをいただきました。私の仕事ぶりをきちんと見てくれていることに感謝するともに、仕事に思う存分チャレンジできるようになりました。ちなみにその時のメモは今も大切に保管してあり、時折、見返して仕事の励みにしています。

就職活動では長く勤められる会社に入りたいと考えていたので、雰囲気がよく女性も働きやすい、念願がかなった通りの会社といえます。(荻野 香澄さん)

セミナーや講習会に参加する機会も多く、仕事のモチベーションも上がります。

就職活動の際に会社選びで重視していたのが働きやすさです。会社説明会での先輩方の話を通じて、社員を大切にしている姿勢が伝わりました。1分単位の残業代の支給や有給休暇6割以上の取得推進など、具体的な方針や規定に盛り込んでいることから、これなら信頼できると確信して入社を決めました。入社後も緊張していた私に、上司や先輩も積極的に声をかけてくれ、冗談を言って和ませてくれました。職場の雰囲気はとてもアットホームで、働きやすさを重視される方には最適な職場とオススメできます。

私が配属された経営企画部(インタビュー当時)は、経営戦略の立案・実施といった会社経営の舵取り役を担う部署です。定例会議資料の作成や、稟議書の管理など業務内容は多岐にわたります。私が主に担当するのは稟議書などの承認ルートの策定です。社内の重要な意思決定や決裁が必要な申請の実施に際して、従来は紙文書に担当者の承認印を押して社内を回覧する仕組みでした。現在はシステム上で処理しています。決済内容によって承認ルートが異なることから、担当者に確実に承認がもらえるよう誤りなく設定しなくてはなりません。組織変更の際は全てを設定しなおす必要があります。その間は稟議業務もストップしてしまうことから短時間で完了しなくてはならないなど苦労もあります。社内のさまざま部署の人とやりとりできて、会社全体の業務を把握できるなどやりがいの多い仕事です。株主総会の時期には対応セミナーへの出席など、日頃から講習会やセミナーに参加する機会があり、勉強になるとともに毎日の業務を進める上でもとても励みになります。(清野 考正さん)

学生の方へメッセージ

学生時代に学んだ設計に関する知識を活かすことができ、やる気のある人には存分に働ける環境が用意されています。会社の知名度は低いかもしれませんが、技術力の高さや製品のバリエーションの多彩さを知ればきっと驚くことでしょう。(佐藤さん)

私の部署には女性社員も多く、結婚・出産後も復職している先輩がいます。働きやすい会社であることは間違いありませんので、自分に合った仕事も必ず見つかるはず。事業内容やものづくりに関心があるなら、是非一緒に働きましょう。(荻野さん)

新型コロナウイルス感染症拡大以前は、大学時代の友人と毎月のように旅行に出かけていました。有給休暇も取りやすく、気分転換になるのでおおいに癒やされています。平日は仕事、週末はオフとメリハリのある生活を過ごすには最適な会社です。(清野さん)

PHOTO
職場のロケーションは異なるが、仕事で接する機会もある3人。明るく元気にやりとりする様子からもアットホームな職場の雰囲気が伝わってくる。

マイナビ編集部から

エノモトの金型によって生み出されるリードフレームやコネクタなどの製品は、いずれも緻密で繊細であり、同社の高い技術力をまさに具現化している。また、人件費の安定しているフィリピンにいち早く注目して工場を開設し、現在では成長著しい東南アジア向けの生産拠点として機能している。日本ならではの高い技術力や品質を確保しつつ、海外工場のフル活用で3割近くの原価低減を達成するなど、顧客ニーズに応じた最適なものづくりは国内外メーカーからの信頼も厚い。
取材を通じてやりとりした社員はいずれも自分の考えをしっかり持ち、明るく元気で、誇りや責任感を持って働いている様子。全社員を対象とした満足度調査を行い、残業や有給休暇を規定するなど働きやすさをとことん追求する。その一方で、若いうちから責任ある仕事を任せて周囲が的確にサポートするなど、一人の技術者を育て上げている。「人」を活かす取り組みが存分に機能していることが取材を通じて随所に感じられた。

PHOTO
シンプルな抜き加工から複雑な曲げ加工の入った機構、数ミクロン単位の高精度な製品と、エノモトの高度な金型技術は世界のものづくりを支えている。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)エノモト【東証プライム上場】の取材情報