最終更新日:2024/8/8

(株)JR西日本交通サービス

  • 正社員

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業種

  • サービス(その他)
  • 鉄道

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

チームプレイでお客様の安全を守り、最高のサービスを提供する鉄道のプロ集団。

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それぞれの個性や能力を活かして多彩なフィールドで活躍中!

きっぷの発売や改札業務を担う駅係員をはじめ、遠隔センターでのお客様対応、本社と現場をつなぐ統括部や安全推進室など、様々な部署を経験して活躍する先輩たちに仕事内容とやりがいを中心に話を伺います。

■中出 彩音
営業部 遠隔センター/2019年入社
<これまでの経歴>
駅係員→遠隔センターでのオペレーション業務

■薮野 貴仁
総務部 人事課/2014年入社
<これまでの経歴>
駅係員→統括部→本社総務部人事課→本社総務部総務課

■坂本 憲佑
安全推進室/2015年入社
<これまでの経歴>
駅係員→琵琶湖エリア統括部→本社安全推進室

会社と仕事の魅力はココ!

「人と関わる仕事がしたいと思って入社。鉄道の知識や経験はなかったものの、困ったときに相談をすると一緒に考えて解決してくれるチームワークのいい職場です」(中出)
「交通手段として多くの方が利用する鉄道。駅でお客様と最初に出会う駅係員は、いろんな人たちと密接に関わりながら、人の温かさを感じられる魅力的な仕事です」(薮野)
「駅係員や統括部、本社の管理部門など、様々な部署を経験しながら幅広くチャレンジできる会社。自分の頑張り次第で将来のキャリアを切り開いていけます」(坂本)

非対面型の接客で「ありがとう、便利だね」と感謝されたときにやりがいを実感。

人と接する仕事を通じて、新しいことに挑戦したい――そんな想いで、幼稚園教諭から当社に転職をしました。1カ月間の机上研修で駅業務に関する基本的な知識を学び、まずは駅係員としてきっぷの発売、改札業務、構内アナウンス、お客様対応などを幅広く担当。わからないことはその都度、先輩に聞きながらメモを取り、スキルを身につけてきました。

常に心がけてきたのは、お客様に寄り添った対応です。初めて駅を利用する方、きっぷを購入する方にもわかりやすく、丁寧な接客を意識し、お役に立てたときにやりがいを感じます。いつもご利用いただいている車イスをご利用のお客様がお越しになったときのこと。スロープを用意して一緒に電車の到着を待っている間、「いつも頑張っているね」とお声がけいただいたときには大きな励みになりました。

3年目には遠隔センターに異動し、無人駅や駅係員が不在の時間帯にインターフォンを通じてお客様の問い合わせやお困りごとに対応しています。駅係員のときには駅スタンプの設置場所について「こちらです」と手をかざして案内できましたが、非対面のコミュニケーションは言葉のみ。当社ではJR西日本の約300駅の改札、約200駅のみどりの券売機を管轄しているため、「次の列車は何時発ですか?」「大阪までのきっぷを購入したい」といったお問い合わせに対して、その駅を基点に素早く正確に調べてお伝えしなければいけません。最初は戸惑うことが多かったのですが、先輩やマネージャーに助けてもらいながらスキルアップを図り、2年半経った今では、自分一人で出来る業務が増え、成長を実感しています。

非対面でのサービスは、お客様にお手伝いしていただいたり、ご不便をかけることもありますが、遠隔で改札の入場取り消しなどの操作を行ったとき、「こんなこともできるの。便利になったわね」と喜んでいただくと嬉しくなります。これからは鉄道に関する様々な資格を取得し、駅業務のプロとしてお客様のお役に立つと同時に、後輩にも指導できる存在になりたいと思います。
(中出 彩音)

特技を活かして発券に関するマネージャーになり、新人指導にも携わっています。

私は駅係員として約7年間、地域密着型の駅からユニバーサルシティ駅などの通勤・観光拠点駅に配属され、駅業務に携わってきました。通勤や通学で利用されるお客様と、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と日々挨拶を交わし、「この間、旅行に出かけたときの席がよかったわ」と喜んでいただいたことも。観光や出張で訪れたお客様には、迅速な行動を意識しながら目的地までのルートや乗り換えのご案内をするなど、状況に合わせて臨機応変に対応する能力が身につき、人とのコミュニケーションが得意になりました。

成長の転機になったのは、3年目にきっぷの発券・払い戻しのエキスパートである「マルス・POSマネージャー」になったことです。発券の正確性やスピードを競う競技会で優秀賞を獲ったことをきっかけに社内のマネージャー制度に挑戦。もともときっぷの発売や人に教えることが好きな私は、得意分野を活かして新入社員の研修や指導にも携わっています。駅のみどり窓口で新人が活躍する姿を見たとき、マネージャーとして頑張っている後輩の話を聞くと、嬉しく思います。

統括部に異動したのは7年目のこと。本社と現場をつなぐ架け橋として、社員の個人情報管理や現場のサポートなどの業務を担っています。一人で勤務する駅もあるため、私は「現場最優先」をモットーに社員に寄り添いながら、困りごとや相談に親身に対応。年末年始の帰省客で混雑する新大阪駅でみどりの窓口の後方支援や、列の整理などを行いました。みんなが一丸となってピークを乗り越え、「薮野さんがいてくれてよかった。」と頼りにされたときにはやりがいを感じました。
(薮野 貴仁)

駅業務をサポートする間接部門で、働きやすい職場づくりや安全性の向上を推進。

JR西日本の駅業務、統括部や安全推進室の業務に携わってきましたが、それぞれの部署で多くのメンバーと出会い、助けてもらいながら成果を上げ、自己成長につなげてきました。駅係員時代には、お客様が何を求めているのかを考えて実践。常に笑顔と挨拶を忘れず、親切で丁寧な接客を心がけてきました。乗り継ぎが複雑なきっぷも最適なルートを調べてスピーディに発券して「あなたに頼んでよかった」と感謝されたときには、自分が地道に努力してきたことは間違いではなかったと改めて感じることができました。

琵琶湖エリアの統括部に配属されたときは、初めての業務に戸惑うものの、上司から「間接部門のお客様は現場の社員だよ」というアドバイスをもとに、各駅を巡回して駅係員の声を聞きながら職場の環境改善を行いました。なかでも成果を上げたのは、業務改善発表会で忘れ物対応に関する研究に取り組んだことです。独自の「聞き取りシート」を作成し、忘れ物を見つけやすい仕組みを提案。お客様に喜んでいただき、駅係員の負担を軽減できると評価され、今も各駅で運用されています。

現在、所属する安全推進室は、安全性向上に関する対策の立案・推進を行う部署。主に新人研修や安全推進会議の実施と資料作成、現場でのルールの徹底や業務改善を行っています。鉄道運営において重要な役割を担い、一つ間違えてしまうと重大な事故につながる可能性があるため、常に責任感を持ちながら慎重に考えて行動しています。最近では現場からの要望を受け、動画教材を制作。「テキストの文章を読むよりもわかりやすく、イメージができる」と評価され、現場の役に立てたことを嬉しく感じました。これからは安全に関する指導者である安全考動指導員の資格を取得を目指す社員を増やし、安全に関する意識の向上を図っていきたいと思います。また、2人目の子どもが誕生した際に1カ月間、育児休暇を取得しましたが、次は後輩のライフイベントをサポートしていきたいですね。
(坂本 憲佑)

学生の方へメッセージ

接客業は業界や扱う商品・サービスが多岐にわたり、仕事のスタイルも異なります。「人と接する仕事がしたい」と考えている方に、選択肢のひとつとして企業・仕事研究してほしいのが「駅係員」です。
駅の「顔」としての役割を担う駅係員は、お客様に最も身近な存在として、「きっぷの買い方がわからない」「乗り継ぎの仕方を教えてほしい」といったお問い合わせやお困りごとに対して親切丁寧に対応し、安全で快適に鉄道を利用できるようにサポートします。当たり前の日常を支える仕事ですが、毎日いろんなお客様と出会い、頼りにされたり感謝されることが大きなやりがい。改札機などは機械化や自動化が進んでいますが、お客様の心を満たす思いやりのある接客は、AIに代わることができない仕事です。ぜひ、いろんな業界の接客業を比較検討しながら自分に合った仕事を見つけてほしいですね。
鉄道業界というと堅いイメージを持たれますが、当社は年代や役職を問わずに気軽に会話のできるアットホームな雰囲気。それぞれに勤務先は異なりますが、駅と駅、本社と駅とのつながりが強く、何かあったときはお互いに協力し合うチームワークのいい職場です。ぜひ、いろんな視点から企業研究を行ってみてください。

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「女性社員が2割以上を占める当社は、産休・育休制度を充実させてキャリアアップを支援。誰もが、腰を据えて鉄道のプロを目指せる会社です」と語る採用担当者。

マイナビ編集部から

JR西日本交通サービスは1979年の設立以来、JR西日本の京阪神エリアを中心にきっぷの発売や改札業務などの駅業務を受託。「お客様から“ありがとう”と言っていただける最高のサービスを提供します」を企業理念に安心と安全を最優先に顧客満足度の向上に取り組んできた。現在、受託駅数は150カ所以上にものぼり、駅業務に加えて忘れ物センターや駅案内所の運営、遠隔センターでは駅係員が不在時に現場のスタッフに代わって非対面でのサービスを行う。

このような業務内容の拡大に伴い、社員の活躍フィールドは広がっている。新卒社員は入社後、全員が駅係員として各駅に配属され、お客様との日々のふれ合いを通じてサービスや安全の品質向上という基本的な業務や心構えを体得し、チームワークの大切さを学ぶ。その後は遠隔センターでのオペレーション業務、各エリアの統括部で駅業務の管理・支援、エリア長、本社の管理部門など、本人の希望や適性に応じてキャリアを形成する。さらに専門知識を持つマネージャーや指導員を目指し、人材教育に携わることも可能だ。

取材を通じて感じたのは、社員同士のコミュニケーションが円滑でチームワークがいい職場であること。部署の上司や先輩はもちろんのこと、困ったことがあれば本社や他の駅のメンバーが協力し、課題を乗り越えていく。「お客様のために」という使命感を持ち、地域に貢献する先輩たちの姿は、とても魅力的に映った。

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「年1回の業務研究発表会では、若手社員も積極的に業務改善などを提案。年代や役職を問わずに自由に意見や提案のできる風通しのいい社風です」と語る若手社員たち。

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