最終更新日:2024/8/7

タツタ電線(株)【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 非鉄金属
  • 半導体・電子・電気機器
  • 医療用機器・医療関連
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「電線」だけでなく多彩な事業を展開!タツタ電線は自分らしく活躍できる会社です

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自ら考え、行動できる。だから仕事が面白い。

電線、電子材料、それぞれの部署で活躍する先輩社員にインタビュー。どんな仕事に、どんな思いで取り組み、どんなやりがいを感じているのかを伺うとともに、TATSUTAの魅力を聞きました!

■K.Aさん
2019年入社
ワイヤー&ケーブル事業本部 生産統括部 技術開発部 開発課

■M.Kさん
2015年入社
システム・エレクトロニクス事業本部
機能性材料事業部 製造部 生産技術課/主任

■N.Oさん
2019年入社
技術開発センター 分析グループ

学生の皆さんにメッセージ!

意見が言いやすい、他部署とも連携しやすいのも魅力ですが、少し前にリニューアルされた社食も私のモチベーションの源です!食事がおいしいとやる気も増しますよ。(K.A)
業務革新活動で集めたデータを他部署と共有し、今後はタツタ電線という組織全体の効率化に生かしたい。部署間の垣根がない当社ならきっと実現できると思います。(M.K)
やりたいことに挑戦するチャンスをもらえるだけでなく、技術者の自主性を尊重し、自由度高く取り組めるのがタツタ。尊敬できる上司とともに働けるのも魅力です。(N.O)

入社半年で一大プロジェクトの一員に!?斬新な着眼点と行動力が強みのアイデアマン

私が所属する開発課では、社会インフラを支える電線・ケーブルの新製品開発、および既存製品の改良や量産化に伴う不具合対策などを手掛けています。入社5年目の現在は、既存製品の改良をメインとしつつ、最近では上司から指導を受けながら、新製品の開発業務にも主担当として取り組んでいます。1年目~2年目までは新製品に関して補佐的な役割が中心でした。しかし、「補佐業務=誰でもできる仕事」というわけではなく、入社後の研修を終えて現在の部署に配属されてすぐに任されたのは、新たな電線開発に伴う責任重大な役割でした。

要求特性が厳しく定められた新しい電線を開発するために、まず取組んだのが先行する競合他社の製品を参考にすること。当然のことながら、そっくりそのまま参考にすると特許に抵触するなどの問題が生じるので、参考にした他社製品に自社の技術を反映して、他社を凌ぐ製品を実現しなければなりません。通常であれば10年はかかる新製品開発を、2年で上市するというミッションをクリアするため、ムダなコストや時間を削減できる開発手法を取り入れ、その形状や物性などの分析・提案に携わる要員として私が抜擢されたのです。

入社半年での大役抜擢に責任の重さも感じましたが、内心はワクワク。絶対に良い結果を出してやる!と燃えていましたね。院生の時からモットーにしていた「先入観を持たずに取り組む」ことを心掛け、この案件でも他社製品に捉われ過ぎず、もっと大きくパラメーターを変えてもいいのではと攻めた提案をした結果、スピーディーな新製品開発につなげることができました。当社の仕事が面白いのは、若手が意見を出しても良い…いえ、むしろどんどん出してと背中を押してもらえるところ。しかもサポート体制も万全で、同じ部署の上司、先輩はもちろん、他部署の方も相談すれば快く応じてくれる環境があります。今後もこの恵まれた環境を活かし、今より難しい案件にも挑戦したい。今はまだ多くの人にアドバイスやサポートを受けながら開発業務をこなしていますが、コツコツと実績を重ね、逆にアドバイスを求められるような人材に成長したいと思っています。(K.A)

「なんでもやってみよう」をモットーに、生産技術・業務革新、二足のわらじを履きこなす頼れる司令塔!

電子モバイル機器の内部回路を保護する「電磁波シールドフィルム」の生産技術に携わり、各工程の設備の合理化やそれを動かすオペレーターのための作業環境の改善・治具(製造をサポートするための補助具)製作などを担当しています。これらに加え、少し前にはダイバーシティ推進担当として、オペレーターが製造業務以外のプラスαの知識やスキルを身につけるための環境整備にも取り組みました。

様々な業務に関わる中、特に注力している業務革新活動では、推進リーダーとしてさらなる業務効率化やコスト削減を目指しています。工場での作業にはすべて手順書があり、業務の標準化も進んでいますが、 “標準化された業務を疑う”ことから始めたのがこの活動です。例えば「〇〇を記入する」という作業をより細分化し、記入するために必要な工程が何で、それにどれだけ時間が掛かるのかを可視化してみる。するとこれまで標準化されていると思っていた作業が人によってバラバラで、生産効率やロス発生率も異なることが分かってきました。活動を通じて抽出した情報を工場全体で共有し、従来以上により良い手順をつくりだすのが私のミッション。試行錯誤を重ねながらすでに結果も出していて、2020年度下期以降、大幅なコストダウンを実現することができました。

業務革新活動のリーダーとして大切にしていたのは、オペレーターへの尊敬の念。私は学生時代から研究の一環として製造業の方々と接することが多かったのですが、その時、教授から釘を刺されたのが「モノを生み出すのは現場の人。その人たちへの敬意を忘れてはならない」ことでした。今回の活動でもその言葉を胸に、現場の声を聞きながら無理のない効率化を進めたのが結果につながったと自負しています。それともう一つ、心掛けているのはどんな依頼も断らず、やってみること。断ればそこでおしまいですが、挑めば自分に足りない知識が増え、それによって知見や人脈を広げることもできる。経験や年齢を重ねても、ずっと成長し続けられる人間であること。これも私の目標です。(M.K)

事業部を越えて頼りにされるパートナー!分析はものづくりに不可欠な存在です

技術開発センターには要素技術開発、生産技術開発、分析の3つのグループがあり、私は分析に特化した役割を担っています。タツタ電線のすべての事業部からの依頼に応え、分析を通じて課題解決の糸口を見つけるのが私の仕事です。例えば、製品開発に使用する材料(樹脂など)の分析を行ったり、 試作段階での製品の熱に対する反応や挙動を分析しています。部署を越えた依頼に応えることが多いので、特に心掛けているのは信頼関係の構築。日頃から挨拶を欠かさず、依頼された分析結果を報告する際にはミスがないかの確認を徹底しています。これは分析グループ共通の認識で、上司も信頼関係の重要性をよく口にしています。

やりがいを感じるのは、自分が担当した分析依頼が製品開発や問題解決につながったときです。他部署の方から「ありがとう」と労いの言葉を掛けてもらえると、お役に立てたと喜びを感じます。また、同じセンター内の開発担当者から分析依頼を受けることもあり、例えば、材料の表面構造を分析し、どのように材料同士が反応しているかという課題に携わりました。社内ではまだ取り組めていない、これまであまり追究してこなかった官能基の構造分析の検討を主担当にしていただき、手法に関しても経験の浅い私の意見やアイディアを尊重していただけたのがとても嬉しかったです。半年かけて取り組んだこの検討は、現在社内の新たな技術方法として取り込まれています。ものづくりを行う際、材料の性質を知ることは不可欠で、そのヒントになるのが分析データ。研究開発型企業である当社にとって、分析は欠かせない役割を担っていると実感できるのも私のやりがいです。

しかし、分析という仕事は同じ装置を使うことも多く、ともするとルーチン化してしまうことも。だからこそ私は探求心を大切にして、何事にも常に疑問を持ち、深く掘り下げることを意識しています。まだまだ経験が必要ですが、いつかは尊敬する上司のようにどんな相談にも的確に答え、誰からも信頼される技術者になりたいと思っています。(N.O)

学生の方へメッセージ

【K.Aさん】当社は先輩社員と会って話せる機会もありますし、人事の方々も親身で優しい。企業研究に向けた情報収集がしやすい環境があると思います。自分に合う企業を探すには、やはり事前の情報収集が大切!対話を重視していた私は、気になる企業に積極的にアプローチしたり、大学の先輩から生の声を集めたり、企業のリアルを知ることを重視していました。企業の実情を知ることにぜひ注力してください。

【M.Kさん】私は大学で理工学専攻でしたが、経営学も学んでいたこともあり、企業研究では働く環境もそうですが財務諸表に注目していました。直近の売上高や営業利益を見比べては、「この企業の利益率はこんな感じか」とチェック。データに表れた数字から、その企業が持つ特徴を捉えるようにしていました。一見似たように見える業種でも数字を見比べれば、それぞれの特徴がわかります。企業研究では、企業の差別化ポイントを見つけることが大事だと思います。

【N.Oさん】ものづくりに欠かせない分析業務に携わりたいとは思っていたものの、業種は絞っていませんでした。そんな私が企業研究で重視したのは、働く人の雰囲気とコミュニケーション。タツタ電線は他のどの企業よりも親しみやすく、人事の方がとても気さくに接してくれたのが好印象でした。入社して改めて思うのは、恵まれた環境でやりたい仕事に携われる幸せ。皆さんには自分に合う環境を見極めることをお勧めします。

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2013年に竣工したタツタテクニカルセンターは当社の技術開発拠点!電気、電子、金属、化学、光学などの研究開発機能を集約し、最新の研究開発設備が多数揃っています。

マイナビ編集部から

1945年の創業から携わる電線・ケーブル事業で培った金属、樹脂の要素技術を核に、機能性フィルムや機能性ペースト、ファインワイヤ、センサー&メディカルと多彩な事業を展開するタツタ電線。今後も独創的な先端部品・素材を供給するニッチトップのサプライヤーを目指し、さらなる挑戦を続ける方針だ。

研究開発拠点となるタツタテクニカルセンターの新設、大阪本社のリニューアルなど環境の充実もさることながら、技術力と人財育成も注目ポイント。この画面に登場したK.Aさんは「部署を越えた連携のしやすさ」に言及してくれたが、様々な部署が自然とつながるのがタツタ電線の特長の一つ。それぞれの専門家がお互いの知見を共有することで、新たな発想が生まれていると実感させられた。また、中途採用のM.Kさんは「幅広い経験を積めるのが魅力」だと語り、「専門分野だけでなく、様々にチャレンジできる環境が成長させてくれる」と教えてくれた。N.Oさんは「自由度の高さが魅力」だと言い、「任せてくれる風土が探求心を育ててくれる」と社風の良さに太鼓判を押してくれた。

同社を取材して感じたのは、誰もがのびのび、そしていきいきと働いていることだ。やりたいことをやりたいと素直に口にでき、それを後押ししてくれる上司や先輩がいてくれる環境はタツタ電線だからこそ。働きやすい環境がより良い製品を生み出しているのだと感じた。

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電線製造で培った技術を発展させ、電子材料をはじめ事業領域を開拓してきた。現在は、ペーストや医療機器部材の両事業にも注力し、グローバルニッチトップを目指す。

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