(株)北海道三和

就職活動では事務職を希望していて、業種は問わず職場の雰囲気を重視して企業を探しました。また、細かいところに気がつくタイプなので、エントリーシートや面接では、そうした長所を生かしたいと自己アピールしました。

最終的に5社ほどの会社説明会に参加した中で、北海道三和は社員のみなさんが職場で楽しそうに雑談している様子が特に印象的でした。面接はものすごく緊張しましたが、社長や役員のみなさんにフレンドリーに話しかけてもらい、素の自分を出すことができました。札幌から転勤がなかったことも自分の希望に合っていて就職を決めました。

資料作成、伝票作成、見積り、発注、電話の取り次ぎなどで、営業職をサポートするのが営業事務の仕事です。担当の営業と日々コミュニケーションをとりながら仕事をしています。

午前中はまずお客様からの注文を取りまとめ、各メーカーの締め切り時間に間に合うように、時には先輩に助けていただきながら発注を出します。午後は原価計算など仕入れのチェックや、伝票作成などをしています。

新人の頃は社内システムの入力ミスで商品発注ができないという失敗もあったので、商品の品番、見積り金額、納期などをしっかり確認しながら発注するよう心掛けています。

苦労したのは商品の注文や電話の取り次ぎなど、お客様との電話のコミュニケーションですね。最初は単語の意味が分からなかったり、聞き取れなかったりして苦労の連続でした。

そこで電話を受けたときに、お客様の名前、電話番号、問い合わせや注文の内容をノートにまとめるようにしました。ノートを見返して復習することでスムーズに対応できるようになり、最近ではお名前や声を聞くだけで相手の方が分かるようになっています。

また、サッシの部品と一口に言っても、細かなものがたくさんあります。お客様と情報をすり合わせて、注文や発注のときにはしっかり確認するようにしています。

商品知識や業務知識をさらに身につけることが目標です。先輩に頼らず自分で答えが出せるように、また、お客様に気持ちよくお取引してもらえるように、電話対応のスキルも上げていきたいです。先輩たちも過去に失敗をしながらノウハウを身につけたようなので、私も経験を積み重ねていきたいと思っています。

職場の雰囲気ですが、何でも先輩に聞きやすく、入社前に想像していた通り人間関係の不満や悩みは一切ありません。また、ここ数年は新卒入社が続いていることもあり、20代や30代の若手が増えていて、社内で活発にミーティングなどもしています。

業績のいい年は決算賞与が出ますし、売上が好調なときは「金一封」もいただけるなど、社員を大切にしてくれる会社です。コロナ禍でプライベートの旅行がなかなかできない中、恒例行事の社員旅行も企画してくれて楽しみにしています。

学生のみなさんへのメッセージですが、インターンシップや企業説明会などに参加したときに、同世代の先輩社員がいればどんどん質問してください。仕事内容はもとより、職場の雰囲気などもストレートに教えてくれるでしょう。

学生時代と違って、社会人になると責任も大きくなります。不安もあるかもしれませんが、どんな仕事も一生懸命に取り組めば、きっと成長できると思いますよ。