最終更新日:2024/8/30

エスシーエスピー(株)【セントラル警備保障グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • セキュリティ
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客さまの笑顔を守り、楽しい空間づくりを支える警備を

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若手~中堅社員が語る施設警備の醍醐味

セントラル警備保障グループの一員として、施設警備に特化した事業を展開するエスシーエスピー。3人の先輩は訪れる人の安全のみならず、快適な空間づくりも支えることで施設全体のサービス力向上に貢献している。

Y.Tさん(写真右)
商業施設派遣隊
商学部経営学科卒
2021年入社

T.Mさん(写真左)
複合施設派遣隊 隊長
社会学部社会学科卒
2012年入社

A.Yさん(写真中)
管理本部 人事総務部(異動前:商業施設派遣隊)
保健体育科卒
2015年入社

会社の雰囲気は?

「若手からベテランまで幅広い年代の社員が活躍しており、世代を超えて情報共有しながらチームの力で課題を乗り越えていける会社だと思っています」(Y.Tさん)
「若い人にチャレンジさせてくれる空気があるのが当社の良さ。幹部に意見を言えば耳を傾けてくれて、やりたいことに向かって背中を押してくれます」(T.Mさん)
「施設警備をする上では女性のお客さまに対して同性ならではの視点が求められることもよくあります。男女を問わずに警備員にチャレンジしてほしいですね」(A.Yさん)

【Y.Tさん】多様な業務が存在するから、警備という仕事は面白い

学生時代、地域のお祭りのボランティアに参加した経験から、縁の下の力持ちとして社会貢献する仕事に興味を持つようになりました。就職活動の当初に志望していたのは、生活に欠かせない物流や小売業など。ボランティア活動で警備を担当したこともあって、試しに警備会社に視野を広げるなかで当社の存在を知りました。心魅かれたのは創業の理念にある「会社に関係する全ての人々の幸福を追求する」という言葉。関わる全ての人の支えになっていこうとする企業姿勢に共感できるものがあり、思い切って当社で頑張っていくことに決めました。

配属になったのは駅に直結する商業施設です。100店舗以上が軒を並べる規模の大きな施設であり、私たちはその巡回や防災センターでの受付管理、緊急対応などに取り組んでいます。仕事をしてみてわかったことは、警備業務は覚える物事が非常に多いということ。防災センターの受付をするにしても、テナントで働いている人や納入事業者などによって入館処理が異なりますし、開閉店業務ではシャッターやエスカレーターの対応なども細かく行う必要があります。先輩に質問をして、覚えたいことはメモに取って確実に身に付けるといった地道な努力を繰り返しながら、なんとか壁を乗り越えてきました。

次第に手掛けられる業務も増え、最近ではテナントがレジで使う現金の両替機の管理も任されたりしています。現金の補充や金庫内のお金の確認、清算など、かなり責任の重い業務に臨んでいるだけに、丁寧かつ慎重に物事を進めていくことを強く意識しています。また、2年目になって新卒の後輩が同じ派遣隊に入り、私が教えていく立場にもなりました。正直、キャリアが浅い私は、何を教えるにしても「本当に合っているのか?」と自信が持てず試行錯誤しながら進めていますが、おかげで自分自身の学びにもつながっており、後輩と共に成長できている感触も得ています。

幅広い物事に挑戦できる警備という仕事は本当に面白いと実感する毎日です。将来的には多くの警備関係者をまとめ上げていく立場を目指していきたいですね。先輩たちのように一歩先を読んだ行動をして、課題を素早く解決する能力を身に付けていくことで、マネジメントをするにふさわしい人材になっていければと思っています。

【T.Mさん】20代にして隊長に抜擢。責任ある立場だからこそやりがいも大きい

入社当初は一般隊員だった私ですが、転機となったのは4年目のこと。新規立ち上げとなった商業施設のチームで副班長に昇格したのをきっかけに、一般隊員の指導に携わることになりました。警備業務に対しても真剣に取り組んで、お手本となるような背中を見せることを心掛けたつもりです。施設にいらしたお客さまが何を求めているのかを浮き彫りにし、困っていそうな方を見かけたら率先して声をかけていく。そんな繰り返しを通して、施設警備員の在り方を示してきました。

その後、班長に昇格してからは勤務表の管理、パソコンでの資料作成といった事務作業に加え、施設全体の運用の変更に関する対応などにも携わりました。ほどなくして副隊長となり、最終的には現場全体の総責任者である隊長という立場に、20代後半で抜擢されることになりました。

隊長としては異例の若さだっただけに、お客さまから不安視する声が上がっていたのも事実です。だからこそ、隊員の能力向上を実現し、普段の業務を通して信頼獲得することを意識してきました。毎日の訓練を丁寧に行うのはもちろん、お客さまの目線に立った警備サービスを提供できるように一人ひとりの意識を変えていく。そんな地道な努力を積み重ねて信頼を獲得していったのです。年上で社会経験が豊富な部下をマネジメントしていたので難しい面はあったものの、私も困ったときには迷わず周囲を頼り、チームの力で乗り越えていくことも強く意識しました。

現在は商業施設とオフィスが併設されている複合施設の隊長として、約30名の隊員を管理しています。隊長経験を積んだおかげで多少は余裕を持って仕事に臨めるようになっており、トラブルを未然に防ぐ活動、スキルアップ用マニュアルの作成などにも力を注げるようになりました。私が指示をするのではなく、隊員たちが志を高く持って、先手先手で行動していった結果、施設がより良くなっているのがわかった瞬間には、大きなやりがいを感じます。

2023年2月からは新たに新潟の施設に異動。まだまだ開拓の余地が残されているエリアですので、ここでもしっかりと実績を残してお客さまの信頼を獲得し、より多くの施設の警備を任せてもらえるような土台を作りたいと思っています。将来は本部の一員となって、全体的な視点からのマネジメントにもチャレンジしたいですね。

【A.Yさん】子育てとの両立のために本社勤務に。ライフスタイルに合わせて柔軟に対応してくれる

現在は本社勤務の私ですが、入社してからの約5年間は商業施設での警備に携わっていました。駅に直結している商業施設は200店舗以上が軒を並べ、多くのお客さまが絶え間なく訪れています。当時は巡回や受付といった基本的な警備業務に携わっていましたが、突発的なトラブルの対応をする場面も少なくありませんでした。トイレの水が詰まったり、エスカレーターが止まってしまったとき、修理などは管理会社が行います。しかし、トラブル発生直後には真っ先に警備員である私たちが駆けつけ、お客さまが混乱しないように現場を整理していました。

施設内にはATMが設置されているのですが、振り込め詐欺にあっている方を発見して、いち早く警察に通報し、被害を未然に防いだこともあります。また、体調不良で倒れてしまった方に対しては、AEDや胸骨圧迫などで救命措置を施したりもしました。不測の事態に遭っている方が女性の場合、男性では対応しにくいケースも少なくありません。私の入社当時は今よりも女性の警備員が少なかったため、男性の先輩も私を頼りにしてくれており、女性警備員は現場にとって必要不可欠な存在だということもよくわかりました。

5年目には結婚し、程なくして1年半の育児休暇を取得。当社で育休後に職場復帰したのは私が初めてです。育休中、子連れで会社を訪れたりするなど継続して関係を持っていたおかげで、“戻れる場がある”と安心して子育てに専念することができました。

復帰するにあたり会社と相談した結果、子どもが小さいうちは突発的な休みもあるだろうからと、まずは本社の管理本部の一員となり、以来、人事総務部で雇用保険の業務に取り組んでいます。予想どおり、復帰直後は子どもの病気で思うように仕事に専念できない時間が続きました。それでも先輩方は私の担当業務をしっかりと確保してくれており、きちんと居場所をつくってくれていたのが本当にありがたかったです。

人事業務は今まで知らなかった分野ですから覚えるのに必死ですが、先輩に教わりながら少しずつ知識も増やせています。現場時代や育休中にはいろいろな手続きで管理部門の皆さんには何かとお世話になっていましたが、子どもが大きくなって現場に戻った際には、この管理本部での経験を活かして、安心・安全を守るのはもちろんのこと、お客さまや社員の笑顔を守れるような存在になりたいと思っています。

学生の方へメッセージ

エスシーエスピーが求めているのは、思いやりのある人にほかなりません。施設に訪れるお客さまの一つひとつの行動、言葉を理解して、その人に合ったサービスを臨機応変に提供してくためには、目の前の人のことを真剣になって考えていく心が必要不可欠なものとなるからです。

新しく入社する皆さんには、相手の想いを受け止める感性に磨きをかけてほしいと思っています。さらには受け身になるのではなく自分から行動していく力を高めていくことも重要となります。また、施設の根幹となる部分を知る警備員には、守秘義務というものがあることも心に留めておいてもらいたいです。

警備会社というと運動経験が求められるとのイメージが強いですが、当社では体育会系出身者も、そうではない社員も等しく活躍してくれています。何かあったときに真っ先に駆けつけていくことができるのであれば、誰しもにチャンスが広がっていきますから、少しでも興味があれば説明会にぜひ参加してほしいですね。

新卒入社の社員には将来的に当社の基幹社員として成長してもらいたいとも考えています。だからこそ、入社後は一つの仕事に専念するのではなく、さまざまなプロジェクトに参加して多くの意見に触れ、視野を大きく広げていってください。
<人事総務部長・古谷 和士>

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採用担当の古谷さん(左から2番目)と取材に応じてくれた3名の先輩たち。コミュニケーションが重要な仕事だからか、終始、和気あいあいとした空気に包まれていた。

マイナビ編集部から

セントラル警備保障(CSP)グループの一員であるエスシーエスピーは、約25年前にCSPの定年退職者の受け皿として設立されたという。しかしながら、グループ会社の常駐警備部門を営業譲渡され、JR東日本関係の案件が増加したのを受け、施設警備のプロフェッショナル集団としていっそう能動的に事業を進めていくことになった。事実、今やCSPグループ最大規模の900名を超える社員が活躍するに至っている。

2021年には中期経営計画「Reformation’5」を策定。「安心を届ける最高品質の警備サービス」の追求と「新たなセキュリティ技術を取り入れたマンパワーNo1の警備会社」を目標に定め、さらなる飛躍を遂げていこうとしている。同計画では新卒採用に本腰を入れることで、未来に続く組織づくりの実現も志向しており、そのために入社後3年間にわたる学卒向けの教育プログラムを開始した。

バラバラだった手当の基準の統一化、出産育児休暇の見直しなども行いながら、安心して働きつづけられる職場づくりにも取り組む。取材に応じてくれたA.Yさんがパイオニアとなり、女性警備員の長期的なキャリア形成プランも構築しているところだ。これから警備業界を目指す人にとって、まさに安心できる環境が同社には広がっている。

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渋谷区笹塚に本社オフィスを構えている。首都圏で強みを発揮してきたが、近年は新潟エリアへの進出も進めるなど、徐々にフィールドを拡大している。

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