(株)クリーク・アンド・リバー社【東証プライム市場上場】

毎日アイデアをパワーポイントで表現し、伝えたいことをどうしたら図式で表せるのか、などを重点的に考えてCG発注まで行っています。また、フロアディレクターとして中継先で画角を決め、その通りに生放送で指示を出しながら技術の方と連携して作り上げています。

大学生のころから、番組デスク補助としてテレビに携わってきました。具体的にはデスクやディレクターの使用する車両や会議室等の手配や、新聞の記事を項目ごとにまとめたスクラップ制作、原稿配布からテロップ発注まで非常に幅広い業務でした。秒単位で状況が変化し、急務もたびたび依頼されましたが、「自分には何ができるのか」を常に意識して先回りをするよう心掛けたことで、デスクさんなどから呼びかけがあった際にはすぐに対応できました。このように、指示を待つのではなく、自ら行動する力を身に着けたことで、社会人になっても非常に役立っています。

私の場合は土日は必ず休みなので、平日の仕事とはきっぱり切り離して趣味に費やしたり、友人と出かけたりしています。土日まで仕事のことを考えていると、まったく疲れが取れず、眠れなかったり月曜日が不安で仕方なかったりと、肉体的にも精神的にも追い詰められてしまうので、休みは休みと割り切るように心がけています。

会社に入ると、まず業界の目まぐるしさを実感して不安に思うことが多かったです。また、上司は自分とは比べ物にならないくらいの知識を持っていて、アイデアも豊富です。それに悩まず、まずは自分にできることから探して、暇な時間をどう過ごすとよいか、上司の良いところを盗みながら学んでいけば良いと思います。

テレビ業界といっても報道、情報、バラエティーなど幅広いジャンルがあり、自分の知らない仕事内容や働き方が多くあったので、なるべく多くの番組を見て違いを知ることから始めるとよいと思います。番組ごとの方向性や扱うメッセージ企画、働き方も全く異なる業界である以上、自分に合った番組を知ることで何がしたいのか、何が必要なのかが見えてくると思います。