三甲(株)

現在の仕事内容は主に新製品の設計です。

お客様の要望に沿った製品を提供する為、既存のプラスチック製品の強度試験や試作加工、コンピューターによる検討品3Dモデルの強度解析などを行い、製品のデザイン（形状・厚さ）を決めていきます。
加えて、製品原価の見積・お客様向け提案資料の作成など業務内容は多岐にわたります。
時には製品が実際に使用される現場に赴くこともあります。
営業の方が集めてくれた情報と自分の目と耳で確かめたことを基に、お客様にとって最適な製品を設計しています。

自分が携わったものが実際に製品として形になるところです。

配属されて初めに携わった製品は、家庭用のフタつき収納ケースでした。
お客様から注文を頂き、いざ製品が出来上がってみると、フタを留めるためのバックルの係りが弱く、フタ留めとして十分に機能しないことが分かりました。
もちろん、事前に十分検討はしますが、狙った性能が出るかどうかは実際に形になるまでわからない部分もあります。硬すぎず、緩すぎず、ちょうどよい手ごたえになるまでコンマ数ミリ単位の加工を繰り返しました。今では無事、全国のホームセンターで販売されており、私自身も自宅で愛用しています。

文系出身の私でも技術職である設計部員として採用してもらえたことが決め手でした。

学生時代、「自分は文系だし、どこかの企業の営業職に就くのだろう」と漠然と就職活動をしていました。しかし、弊社の説明会にて設計部配属をも希望できると聞き、私の中にあったモノづくりへの憧れが顔を出しました。エントリーをする前に、現在の上司と面談する機会を頂き、文系出身者であっても一から育てる準備があると聞けたこともあり、思い切って飛び込んでみようと入社を決めました。