ケイヒン(株)

　私は倉庫で輸入ワインを取り扱うお客様の担当として働いています。主な仕事内容は、1.入庫業務（商品の計数や税関申告）、2.流通加工業務（国内販売向け商品の検品作業指示）、3.出庫業務（全国出荷のためのピッキング・作業指示）です。
　入庫業務では、商品を積んだコンテナ船が日本に到着するまでの間に、お客様といつ倉庫にコンテナを運んでくるか、流通加工の日程等を事前に調整します。
　また、流通加工業務では、お客様の希望する販売日までに検品作業を終える必要があるため、物量や商品内容に応じて検品会社へ作業指示を出しています。そのため、事前の情報把握とスムーズな庫内運用が必要となります。
　輸入商品のためイレギュラーも発生しますが、自分で考え実行する業務だからこそ、お客様から感謝されたり、計画通りに進むと大きな達成感を得られます。

　仕事をするうえで、情報の把握とコミュニケーションを大切にしています。
私が所属する大黒埠頭流通センターでは、さまざまな大きさや種類の貨物を取り扱っており、それらが入庫してから出庫されるまでには多くの作業とプロセスが必要です。この間、荷主であるお客様、協力会社、現場作業員など多くの人と関わりますが、情報の把握が不十分だと適切な指示が出せず、ミスや問題の発生に繋がってしまいます。そのため、常に正確に情報を把握するよう心がけています。
　また、物流の仕事は多くの人が関わるため、積極的にコミュニケーションを取ることで円滑に仕事が進み、問題や改善点に気づくこともできます。人と人との仕事なので、普段から良好な人間関係を築いておくことも重要だと感じています。

　学生の皆さんの中には、やりたい仕事がある人もいれば、ない人もいると思います。やりたい仕事がない人に私からアドバイスできるとすれば、「やりたくないこと」を明確にして就活を進めることです。
　どんな仕事を選んでも、苦労やストレスは必ずあります。本当にやりたくないことさえ避けられれば、あとはその仕事からいかに自分が好きな部分ややりがいを見つけられるかだと思います。
私は新卒で物流とは全く違う業種に就職し、その後第二新卒としてケイヒンに転職しました。正直、最初は物流の知識もなく、やりがいを見つけることが難しかった時期がありました。ですが今は日々充実感を持って仕事をしています。
　あまり深く考えすぎず、自分なりに就活を頑張ってみてください。
皆さんの就活が上手くいくよう応援しています。