最終更新日:2024/7/23

イトウ製菓(株)

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本社
東京都

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

『ミスター・イトウ』の美味しさが生まれる、その裏側に潜入!

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各部門で働く社員が語る、ものづくりへのこだわり。

数々の商品が生まれるその裏に、社員の強いこだわりがあった。お客様に高品質で美味しい商品を届けるために、絶えず努力と改善を続ける社員たちの想いを聞いてください。

クッキー・ビスケット専業メーカーNO.1の座を目指して、常に前進を続ける社員たち。
(写真左から)
取締役兼生産本部 本部長/中村
商品開発部 課長/新木
営業本部 副本部長/横関

未来の幹部候補生のみなさんへ!

「ジョブローテーションも積極的に行い、生産に関わる多様な知識を学んでいただきます。」と話す中村さん。
「マーケティングを徹底しており、味づくりにも反映。それが当社の強みの『美味しさ』につながっています。」と話す新木さん。
「現状に満足することなく、常に改善をし続けられる人、自分で考えて行動できる人を私たちは欲しています」と横関さん。

生産本部は、高品質かつ美味しい商品を生み出す「要」です。

生産過程におけるあらゆるムリ・ムダ・ムラを省きながら、製品の品質を向上させるのが生産本部のミッション。工場のラインを管理するだけでなく、「お菓子づくり」に必要な品質管理、生産管理、労務管理、材料や資材の購買、物流管理、工場内の機械設計、工程設計など、生産本部内で手がける業務は多岐に渡り、将来への選択肢も多いのが生産本部の特徴です。

機械の設計の仕事で言えば、「コンフェッティ チェッカー」。このクッキーのチェック模様は、技術的に本当に難しい。従来の成型マシンでは、到底実現不可能でした。そこで新たに大量実現させるためのマシン自体をオリジナルで作ったのです。

マシンの製作にかけた日数は、約6カ月間。マシンが完成して工場に導入され、安定的に製品供給できるように調整するのに約2カ月間かかりました。私たちは、より良い製品を市場に提供していくため、限られた時間の中で、生産工程もとことんこだわり抜いて、最適な「答え」を導き出しています。

こうした努力は、ほんの一例です。手掛ける業務が多岐にわたる生産本部は、当社のお菓子づくりを実現させる「要」とも言える部門です。より品質の高いお菓子づくりを行うため、「改善成果」を表彰する制度を導入しています。製品を管理するための新しい棚を作る、といった小さなことでもどんどん新しいアイデアを出して生産プロセスを良い方向に推し進めていく文化が根付いています。たくさんの経験豊かな先輩社員の中で、自分の潜在能力を引き出し、活躍できる環境が整っています。将来的には、本人の希望によっては商品開発部門への異動のチャンスもあります。

(取締役兼生産本部 本部長/中村)

お菓子が好きな人にとって、「パラダイス」とも言える環境です!!

商品本部は文字通り、イトウ製菓の商品を生み出す部門となります。まずは商品のコンセプト開発からスタートして、消費者のリサーチを実施した上でプロトタイプを製造。そこからブラッシュアップしながら商品を完成させて、量産化していきます。
商品本部の特徴は、若い人にもどんどんチャンスを与え「任せる」という点です。ここ最近のヒット商品である「コンフェッティ チェッカー」は、新卒入社3年目の女性社員が手がけました。

「コンフェッティ チェッカー」の最大の売りは、クッキーに施されたチェック模様。洋菓子専門店での手作業でしか実現できないこの模様を、社内の関係各所を巻き込みながら、技術的に実現することに成功!大量生産化にこぎつけたのです。その結果、「コンフェッティ チェッカー」は他のお菓子メーカーではできない非常に特徴のある商品となり、市場に大きなインパクトをもたらしました。実際、とてもよく売れており、多くのお客様から支持されています。

焼き菓子の商品開発は難易度も高く、とても奥が深いです。ミキサーで材料を混ぜた後、オーブンでの焼成工程で形が変化しますし、生地の配合によって食感が変わります。分量や比率はどうするか、入れる順番を変えるだけで全てが変わってしまいます。だからこそ、ロジカルに仮説を立て成功した際の達成感は何物にも代えがたいものがあります。
私たちの仕事は、そうした苦労を経てアイデアを具現化し、世の中に商品として送りだしていくことが最大の醍醐味。商品本部は、十数名という少数精鋭の組織だからこそ、一人ひとりが携わる業務が幅広く、その分、自分の手がけた商品が世に出ていくやりがいはひときわ大きいのです。

新しい商品を生み出すためには、常に流行に敏感でなければいけません。最近はコロナの影響で機会は減りましたが、私自身、時間を見つけては流行っているお店に足を延ばしたり、デパ地下でトレンドのお菓子探しを楽しんでいます!15時頃には「新しいお菓子食べてみる?」なんて声があがって、いろんなお菓子を持ち寄って食べるおやつタイムが自然発生するなど、お菓子好きには最高の環境と言えるかもしれませんね(笑)。

(商品開発部 課長/新木)

お客様の課題を発見し、スピーディーに解決する「営業力」が、イトウ製菓の信頼の源泉。

当社の営業本部には大きく分けて「NB(ナショナルブランド)」「PB(プライベートブランド)」の2つの事業部があります。NBはバタークッキーやチョコチップクッキーといった自社製品のこと。全国9カ所の支店・駐在所を拠点にしながら、各地の卸問屋や大手スーパーマーケットなどのお客様に提案を重ねています。一方のPBはコンビニエンスストア、生協をはじめ、小売店やメーカーなどに対して、お客様が売りたいビスケット・クッキー類を新たに企画・提案するもの。供給まですべての工程を総合的にサポートしていきます。売り上げの大半はNBなので、新入社員はまずはNBの販売を通して業界知識を身につけていきます。NB分野においては創業以来、培ってきた技術と厳選された材料をもとに、多くの人に愛されるロングセラー製品を生み出しています。これに加え、春と秋には新製品も販売しながら、お客様へ密度の濃い提案を展開しています。

営業の喜びは数字を達成することにありますが、それ以上に私たちは当社のお菓子を愛してくださっている消費者の方々を笑顔にすることにやりがいを見出しています。小さい頃から慣れ親しんできたお菓子で、多くの人を笑顔にできる。エンドユーザーに一番近い職種だけに、そんな実感が得られるのも醍醐味と言えるでしょう。

クッキー・ビスケット製品を扱う企業は多く、さまざまなメーカーがライバル。大手お菓子メーカーとも市場を争っていかなくてはなりません。しかしながら、当社の場合、営業力ではどこにも負けないという自負があります。卸問屋、そしてその先の小売店のお客様と密に対話しながら声を拾い、浮かんだ課題をいち早く察知して解決策を提案する“課題解決型営業”を地道に積み重ねた結果が、今日の信頼につながっています。研修などを通して社員一人ひとりがお客様の店舗を観察・分析するという冷静な目を養ってきたことも、当社が信頼を勝ち得てきた要因の一つです。

どのスーパーや販売店に行っても、クッキーやビスケットは必ずと言っていいほど棚が存在しています。「クッキーやビスケットのことなら、イトウ製菓の○○さんに聞けば、何でも解決してくれる」と多くのお客様に思ってもらえる存在を目指して、企業も社員もさらなる成長を遂げたいと思っています。

(営業本部 副本部長/横関)

学生の方へのメッセージ

『品質=お客様の満足度』と考える当社。この理想を追求するために品質管理部門が担う役割は「お客様の満足を得られない不良品を、生み出さない方法を考える」ことだと自負しています。品質管理というと一般的には細菌など衛生面の管理をする業務だと思われがちですが、実は機械トラブルへの対応や工場の監査、包装資材の品質チェックなども含まれる、非常に幅広い仕事なのです。

昨今は産地偽装やデータ改竄など、食品に限らず製造業全体で品質に関する不祥事の報道をみかけます。たとえ一度でもこのような問題が起きれば企業イメージに傷がつくだけでなく、ときには会社の存続さえもが危ぶまれるケースも。品質管理は企業の信頼を守る砦となる、非常に重要なポジションといえます。

だからこそ、常に問題意識を持って自分から行動を起こせる人、課題に柔軟に対応できる人、物事をさまざまなアプローチから考えられる人が品質管理に向いています。私自身は微生物学を専攻して食品業界を目指しましたが、この仕事は日々勉強を重ねていく必要があるので、そういった意味では文系の方でも十分活躍できる仕事です。いろいろなことに前向きにチャレンジできる方と一緒に働けることを楽しみにしています。

(品質管理室 課長 立原)

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「新人研修は工場で、どのように製品が作られるのかを知ることからスタートします。その後、品質管理に関する業務を少しずつ学んでいきます」と立原さん。

マイナビ編集部から

同社の経営理念は、「活人・活物」。
『活人』とは、「関わるすべての方々が、その力を余すことなく発揮し、生き生きと生活できる活気ある企業であること」と定義付けられている。その言葉に間違いはなく、社員が生き生きとして働くことができるように支援制度やフォロー制度が用意されている。

その一つが、「NPS研究会」への参加による社員教育制度だ。NPS(THE NEW PRODUCTION SYSTEM)とは、トヨタ生産方式から生まれた経営哲学。この研究を通して、各業界の名だたる企業の社員と交流し、勉強会も行っている。

人を大事にする「社風の良さ」を重視する方にとっても、長期的なキャリアプランを描ける魅力的な企業となるだろう。

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茨城県小美玉市の自社工場。工場見学、直売所など地域に開かれた活動も実施している。

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