三岐鉄道(株)

入社当初は、朝から昼過ぎまで貨物車両の入換作業、夕方は駅員、夜から翌日の朝まで車掌と３つの仕事を同時に担当していました。当社三岐線では貨物列車が走っているので入換作業を行ないますが、配属先によって駅員だけを担当している人もいます。３つの仕事を覚えるのは大変でしたが、同時にいろんな仕事をでき１年目で多くのことを習得できます。この勤務を約２年ほど続け、運転士になるための登用試験を受けたところ晴れて合格。教習所で３ヵ月程度の座学を受けたのち、現在は見習運転士として先輩運転士の指導のもとで旅客列車、貨物列車の運転をしています。

鉄道という仕事柄、多くのお客様を運びます。また当社三岐線では全国的にも珍しくなったセメントの列車輸送、つまり貨物列車が走っており、大量のセメントを運んでいます。旅客列車も貨物列車も運転し、翌日に勤務を何事もなく終えたときにとてもやりがいを感じます。

鉄道運転士は鉄道に興味がないとできないかというとそんなことはありません。また、鉄道が好きだとあまりいい顔をされないかというとそんなこともありません。しっかりとした意志を持ち、泊まり勤務ができるという人が入社してほしいと思います。

私は小さい頃から鉄道が好きで、鉄道運転士になることが夢でした。夢を捨てきれずに就職活動を始め、様々な鉄道会社を受けましたがなかなか結果が振るいませんでした。諦めかけていたところに三岐鉄道から内定を頂きました。実は事務系でもう一社から内定を頂いていましたが、事務か夢かと考えたときに、夢を叶えたいをいう思いが湧き、入社することを決めました。

おそらく早く内定をもらい、決めないとと焦っている人がほとんどだと思います。しかし、焦ってしまって自分のやりたいことを見失ってしまわないようにしてください。自分はこの仕事がしたいという思いはそれだけでとても大きな力になり、就職してからもやる気につながります。みなさんの就職活動が上手くいくことを願っています。