(株)カントー

私が企業研究の際に考えたこと「趣味のサッカー観戦に通える働き方」、そして、人と話すことが好きだったので「この力を活かして人の役に立てる仕事をしたい」という２軸であり、ワーク・ライフ・バランスを実現できる企業を探していました。

カントーはコロナ禍ながら、人数を絞っての対面の面接をしていました。面接の待機時間には通りがかった社員が「頑張ってね」と声をかけてくださり、「入社が決まっていない学生にも優しく接してくれる素敵な会社だな」と感じて入社を決めました。私はオンラインだと働くイメージを持ちづらかったので、可能な限り、自分の目で会社を見る機会を持つことをおすすめします。

新人研修では、業界や商材の知識、商談のロールプレイングなど幅広く学びました。先輩との同行で学びながら、7月の後半からは単独でも新規開拓活動をスタート。先輩たちが過去に通っていたお客様を託され、8月に早速ご契約を1件まとめられたことは特に印象に残っています。タイミングが良かったのだと思いますが、先輩たちの思いをくみ形にできたことが嬉しかったです。

既存のお客様を担当している同期もいますが、私は初対面の会話が苦手ではないので、新規営業にやりがいを感じています。もちろん、商談が順調に進むケースばかりではないですが、お客様にとっての“初めての担当者”になれる特別感を味わえることは新規営業の醍醐味だと思います。そして、様々な業界・業種のお客様を知ることで楽しさを感じつつも、営業としてのやりがいや責任を感じながら日々挑戦をしています。

営業活動では、フランクな雰囲気も織り交ぜつつ距離感を縮めることや、スピード感あるレスポンスを心掛けています。何もかも先輩に質問していた1年目と比べれば、最近は自分の意見も含めながら上司に相談できるようになった実感はありますが、商品知識の少なさはまだまだ課題です。お客様から教えていただく機会もありますが、それは新人時代にしか通じないスタンス。先輩たちのようにお客様の一言からニーズを汲み取り、的確に観察や分析を行い、ニーズを満たす提案ができるようになることが今後の目標です。自分が教わったことを後輩にも教えていけるよう、成長を続けていきたいと思います。

私は、大学で情報社会学部に属し、システムの歴史などを学んでいました。幼少期からPCやゲームに親しみ、かつ人と話すことも好きだったので「PCやシステムの知識を使って、人を喜ばせることができる仕事」を軸に企業研究を行なっていました。当社の説明会の最中に笑いが飛び交うようなフランクで仲睦まじい社風にひかれ、入社を決めました。

入社後の全体研修を経て、配属後は半年間、専門知識を学ぶOJT期間を過ごしました。システムサポートグループでは、電話・リモート・訪問のいずれかでお客様のシステム環境のサポートを行っています。

電話対応ではお客様の表情が見えない分、耳の感覚を研ぎ澄ませて「解釈のズレなく進められているか」を意識しています。「ネットがつながらない！」など不安に駆られているお客様も多いので、まずはきちんと話を聞いて寄り添い、落ち着いてもらえるような対応を心掛けています。原因を見つけ出して無事に復旧できた時に、安心された声を聞けるとこちらもほっとします。

システムに詳しくないお客様に対しては、訪問サポートがメインとなります。現地でトラブルの原因がすぐに見つからないこともあり、数時間にわたって作業をすることもあります。「機械が壊れちゃった、買い替えかな」と悩んでいたお客様では、原因を見つけることができ、「余計な出費をしなくて済んだよ、ありがとう」と感謝の言葉をいただけた経験は特に心に残っています。

入社当初は先輩と同行していますが、最近は少しずつ単独で訪問をすることが増えてきました。とはいえ、まだまだ知識面に偏りがあり、100％の自信を持ってお伝えできない情報があることも痛感しているので、いろいろな知識を幅広く網羅していくことが今後の目標です。ふんわりとした疑問でも明確に言語化して懇切丁寧に教えてくれる先輩ばかりなので、知識強化に励みやすいです。自分がしてもらって嬉しかった指導を、今後は後輩にもできるようになっていきたいです。

私はコロナ禍で企業研究をしていたので非常に不安な日々を過ごしましたが、ゼミの仲間や先生、就職支援センターの方々の力を借りて無事に乗り切れた実感があります。困ったらぜひ周りの先輩を頼ってみてください。また、世の中には多くの会社があるので、私のように譲れないポイントがある方はそこにこだわったほうが、満足度の高い社会人生活を送れると思います。