富士通フロンテック(株)

銀行等でカウンターに座っているオペレーターの方が扱う窓口端末の設計開発を行っています。製品企画案をとりまとめ、回路や構造設計者の進捗を管理しつつ、時には自分で設計・評価を行う仕事です。自分で悩み考え、設計した製品が初めて実物として出来上がった瞬間に最も喜びを感じます。（特に、試作品が出来上がった瞬間）

入社４年目で初めてプロジェクトリーダーとして製品開発に携わりました。発言に影響力が増えた反面、プレッシャーや責任に押しつぶされそうになりましたが、隅々まで自分の想いがこもった製品が開発出来、無事に正式出荷を迎えました。製品出荷後は、打ち上げパーティーを開き、プロジェクトリーダーのトリの一言で締めるのですが、終盤に上司や部下、様々な部署の関係者の方から（中には意見の食い違いから激しく対立していた方まで）、「開発がしやすかった」「分かり易かった」「良く頑張ってくれていた」などのお褒めの言葉を浴びるようにもらった瞬間は今でも忘れられません。苦労が増えれば増えるほど、過ぎた後の喜びが大きくなると心から実感した体験でした。

新しいモノや事柄が好きなので、特に業種や職種にこだわらず、「様々なことを行っている会社」を重視しました。
正直、「何でもいいので広く浅くやりたい！」というのが本音です。
この会社ではロボットやＲＦＩＤ、ＰＯＳ、表示装置、静脈認証装置などの非常に多くの新しい製品を開発しており、自分の気質に合いそうだと感じました。
（就活をして分かったのですが、特定分野のみに特化している会社が意外と多く、なかなか要求に合う会社は少なかったです）
今では、パソコンに近い装置からスキャナ装置まで色々な開発に携わり、念願通り幅広く製品を生み出す楽しみを味わっています。

自分を飾ることなく、堂々と思ったことを素直に言うことが大切と思います。分からないこと、出来ないことが多いのは当たり前。無理に分かったフリをして格好を付けるよりは、分からないなりに自分の考えを述べ、前向きに解決していく姿勢の方が何倍も評価に値すると思います。（仕事を行う上でも同じです）
数少ない自分を見つめ直す良いチャンスですので、是非じっくりと自分と向き合ってみてください。