最終更新日:2024/7/11

(株)ベリサーブ(SCSKグループ)

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

開発者の良きパートナーとして、問題解決の最適解を導き出す!

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3人の先輩社員が語る“ソフトウェア検証の奥深さ”

テストの実行業務に始まり、負荷や互換性に関する検証、自動化ソリューション、さらにはマネジメント業務まで、ベリサーブの仕事は想像以上に幅が広い。先輩の話から、その多様性と奥深さを探ってみよう。

浅海 亮さん(写真左)
東日本オートモーティブ事業部 統合システム品質サービス課
2012年入社/理工学部電気工学科卒

清水 真太郎さん(写真中央)
デジタルライフ事業部 デジタルプロダクト課
2016年入社/理学部数学科卒

土田 滉さん(写真右)
ITシステム事業部 エンタープライズ第二課
2018年入社/大学院先端工学基礎課程修了

ここがベリサーブの魅力です!

「学びの機会が多いことですね。社内では研究会や勉強会が頻繁に開催されていますし、外部講習に参加できる機会も増えています」(浅海さん)
「上の立場の人が若手の意見を聞いてくれることです。私も教育担当の先輩に、以前から関心のあった社員の健康に関する提案を行いました」(清水さん)
「福利厚生が充実していること。住宅手当が手厚いですし、残業しても手当が1分単位でつきます。カンファレンスに参加する機会が多い点も魅力ですね」(土田さん)

第三者目線で検証業務をサポート。自動車開発の現場を支えています

私は大学で身に付けた開発や設計の知識を生かしたいと思い、家電メーカーのエンジニアを目指して就職活動していました。就職情報サイトを見ていて、たまたま目に止まったのがベリサーブ。ソフトウェア検証という仕事があることも知らなかった私ですが、品質の観点からモノづくりを支える役割に魅力を感じ、入社を決めました。

現在に至るまで所属部署は変わらず、自動車関連の業務に携わっています。入社から3年目まではカーナビメーカーでスマホアプリのソフトウェア検証全般を担当。その後3年間は仙台にあるお客さまに常駐し、カーナビの仕様書検証とテスト設計を担当しました。再び東京に戻り、ナビSL(SPEC LEADER)に就任。お客さまが作る社内向けの仕様書について内容を検証していました。システム開発でいうと、要件定義フェーズにあたる上流工程の仕事です。

SLとしての仕事は2019年に終わり、そこから仕事内容が大きく変わりました。ある自動車メーカーで、研究開発部門の検証PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)として働くことになったのです。PMOの位置づけは、お客さまが行う検証業務について、そのマネジメントをサポートするというもの。具体的にはテスト計画の作成、進捗管理、会議運営支援、課題解決などを行います。必要なのは第三者目線です。
例えば、テストの状況を見て「このスピードでは期日に間に合いませんよ」とアドバイスするのが私の仕事です。このように、製品の検証のみでなく、プロジェクト全体を品質目線でサポートする役割を担っています。当社では約80人の社員がこの仕事に就いています。

お客さまの仕事と自分の仕事の線引きといった難しさもあるのですが、それを打ち消すほど仕事から得られる達成感は大きいです。お客さまの課題に対し、どういう解決法や対策が最適なのかを突き詰めて考え提案し、それが採用された際に、PMOとしてのやりがいを実感することができます。
お客さまが研究開発しているのは、自動運転や運転支援に関する未来の自動車技術。最先端の技術開発を自分たちが支援していることに、私は大きな誇りを感じています。

私はまだ、ソフトウェア検証業務の全てをやり尽くしたわけではありません。上流工程の経験は豊富ですがテスト自動化は未体験。検証業務に戻ったら、いつか挑戦したいと思っています。
(浅海さん)

誠実な仕事で信頼を獲得。選抜メンバーとしてテレビの検証に取り組む

就職活動では数学の教員を目指していましたが、同時に民間企業も受けていました。注目したのはIT系で福利厚生の充実した会社。これに加え、ベリサーブの社員は、親近感があり、魅力を感じました。ソフトウェア検証という仕事は未知数でしたが、挑戦してみようという気持ちになりました。

所属しているのはずっとデジタルライフ事業部です。テストする対象は、内部にソフトウェアが組み込まれている情報家電。Android OSを使うスマートフォンやデジタルテレビなどがあります。
私はある大手電機メーカーのオフィスに常駐してテレビの検証業務を行っています。1年目はテスト実行がメインでしたが、2年目からはチームのサブリーダーとして検証メンバーの管理を担当。その後はリーダーとして、お客さまの窓口業務や報告書作成などを経験しました。

テレビの開発は規模の大きなビジネスなので、検証だけでもベリサーブ社員、外部の協力会社合わせて100人以上のメンバーが関わっています。
今はベリサーブのチームを離れて、お客様の直下で、同じ仕事を行っています。これは、お客さまにとっても当社にとっても珍しいケースになります。当社から参加しているのは私だけ。不安はありましたが、お客さまから直接チームメンバー入りの指名をいただけたのは、とても名誉なことだと思っています。

以前はお客さま側の責任者とのやり取りを分室長が行っていましたが、今は私がその役割を担っています。検証業務に対するニーズをより明確に理解できるようになりましたし、叱咤激励される機会も増えました。お客さまとの距離の近さが、やりがいに直結していると感じます。
お客様先の海外拠点のメンバーと連絡をとりあうことも頻繁にあり、当然ながらオンライン会議やチャットは全て英語ですから、最初はかなり戸惑いました。今は彼らとの距離も近くなり、互いの体調を気遣うくらい親しくなっています。仲間として認められたことがうれしいですね。

またこの経験をもとに、メンバーが快適で健康的に仕事に取り組める環境の大切さに気付きました。今後は、それを手助けできる役割があれば、ぜひ挑戦してみたいですね。
(清水さん)

決済システムのテスト自動化を担当。信頼される技術者を目指して成長中!

大学では機械制御系をはじめ、ITや工学全般の知識を幅広く身に付けました。就職活動で軸としていたのは、システム系に限らずどこか尖った強みや技術がある企業を探していました。そんななかで出会ったのが当社です。ソフトウェア検証という仕事は知っていましたが、そこに特化していることに強くひかれました。家電や通信機器などの新製品にいち早く触れられることも魅力でしたね。

配属先は、企業が使う基幹システムの検証を行う部門です。ソフトウェア検証には、「テスト設計」「テスト実行と結果の分析」「進捗管理」「レポート作成」「テスト自動化」といった作業があります。入社時の私はお客様の社内システムのテスト戦略を作り、自動化して実行する仕事を任されました。新人には責任感のある仕事でしたが、先輩のサポートもあり、約3カ月ほどでテスト自動化の基礎スキルを習得し、画面上で自動的にテストが実行されていくのを見た時は感動しましたね。

今は、大手カード会社の決済システムを作っている会社でテスト自動化の仕事に就いています。プロジェクトのメンバーは約20人。その半数が当社の社員です。メンバーが行っているのは結合テストの前に行う単体テスト。プログラムの設計書を読んでテストケースを作成し、手順に従ってテストを実行していきます。1つのプロジェクトには多くて30画面分ほどのテストがあります。お客さまのレビューや修正の時間も必要ですから、数カ月単位の仕事になりますね。
今の私はコアメンバーのリーダー的なポジション。テストの実務のみではなく、プロジェクト全体を取りまとめる役割を任されています。

私が仕事で心掛けているのは、テスト内容をお客さまに提案して終わりではなく、お客さまに納得していただくことです。テストを無事に終えることはもとより、内容の詳細まで理解していただくことで、お客さまからの信頼度はより深まります。
これを続けると信頼が安心感へと変わり、やがて「土田さんに任せておけば大丈夫」と思われるようになります。私にとってはお客さまからいただくこの言葉こそが、仕事のやりがいです。

テスト自動化の技術は一通り身に付けることができましたし、ある程度実務経験も積んできました。今後はマネジメントスキルをより高め、実務と管理の二刀流でやっていきたいと思っています。
(土田さん)

学生の方へメッセージ

学生の皆さんには悔いのない就職活動をしていただきたいと思っています。皆さんが最初に接するのは企業のホームページだと思いますが、そこにはいい情報しか掲載されていません。企業のリアルな姿を知るには、現場の社員に話を聞くのが一番です。対面でもオンラインでも構わないので、疑問に思ったことは遠慮せず質問してみましょう。
(浅海さん)

私は、意中の会社に入ることが就職活動のゴールではないと思います。希望の会社に入れたとしても仕事が合う合わないは必ずありますし、希望どおりの会社でなくても、仕事が楽しくてやりがいを感じる人は多いでしょう。就職活動でうまくいかないときは焦りを感じるかもしれませんが、心にゆとりを持って行動してみてください。
(清水さん)

学生の皆さんには「武器を身につけられる会社」を選んでほしいと思います。私の場合、ソフトウェアテストのスキルです。なぜこのスキルが武器になるかといえば、一般的にIT業界では開発のスキルがメジャーだからです。マイナーだからこそ人材としての価値が上がります。皆さんも、武器と呼べるスキルを身につけてください。
(土田さん)

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ベリサーブは応募者の学部学科を問わない。浅海さんは電気系、清水さんは数学科、土田さんは工学系だ。同社では多様な背景を持つ人材が各部門で活躍している。

マイナビ編集部から

ソフトウェア検証の仕事内容は、一般的にはあまり知られていないかもしれない。今回取材した3人のうち、浅海さんと清水さんはそういう仕事があること自体を知らなかったという。情報系の学生なら検証がシステム開発の一工程であることを知っているはずだが、そこに特化した企業があることは意外に知られていないようだ。
調べてみると、国内には「第三者検証」を主事業とする企業が意外に多いことに気が付く。

では、ベリサーブの強みはどこにあるのか。取材して分かったのは、同社がすでに安定した顧客基盤を確立していることだった。直接の受注先はシステム系の会社でも、検証サービスの提供先は誰もが知る業界の大手企業ばかり。この強固な関係は、同社が40年にわたって築き上げてきた貴重な財産といえる。
また、人材教育に力を入れている点にも注目したい。社内では最新技術を習得する勉強会や研究会を随時開催。最先端の開発現場で活躍している社員が、各地のカンファレンスやシンポジウムに参加して知見を広めている。

ソフトウェアの価値が高くなればなるほど、企業のリソースは、開発に集中する。検証業務は今以上にアウトソーシングされ、そこではこれまでの実績と優秀な人材の有無が指標となるはずだ。ベリサーブには大きな将来性があると思う。

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ビジネススキル研修、検証スキル研修、ドメインスキル研修など、豊富な研修メニューがそろっている。外部の専門化を招いて行うシステム検証研究会も要注目。

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