最終更新日:2024/4/8

トヨタネ(株)

  • 正社員

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 農林・水産
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 商社(建材)
  • 設備工事

基本情報

本社
愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

日本の農業の将来と次世代のトヨタネを担うために、今やるべきことに真摯に取り組む。

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三人三様、私たちの奮闘記を語ります!

桑原瞬/豊橋ナーセリー課/2022年入社 静岡県出身
重盛槙/渥美営業所/2022年入社 長野県出身
河合真波/渥美営業所/2020年入社 愛知県出身

各職種の若手3人に、入社の決め手から現在の仕事のやりがい、さらに将来の目標まで、ありのままを語ってもらいました。休日の過ごし方もヒアリング。プライベートにも迫ってみました。

プライベートをお話します。

小さい頃から釣りが趣味で、同期とも出かけています。豊橋界隈は釣りスポットも多いので楽しいですよ。釣った魚は私が捌いてみんなで食べています。(桑原)
自然が好きなので、花の季節には花見に出かけたり、同期と海釣りに出かけたりしています。好奇心旺盛なので、何か新しい発見はないか外に出ることが多いです。(重盛)
御朱印集めにハマっています。書道をやっていたこともあり、墨の匂いも好きなんです!一眼レフカメラを持って、奈良や金沢、京都などに行きました。(河合)

“作る”ことにこだわりたいという願いを叶え、育苗から関わっています。

親戚が静岡でいちご農家を営んでおり、幼い頃から手伝いに行っていました。その頃から農業のおもしろさを感じており、農業高校に進学後、大学でも農林生産学科を専攻。主に農作物の生育に影響を及ぼす環境システムの研究を行っていました。就職先では、生産過程に関わりたいと思い、育苗から携われる企業を希望していました。育苗会社や種苗会社、農協などをメインに見ました。当社への入社の決め手となったのは、育苗から携われるからですが、地元の静岡にも近いということも魅力でした。

 現在はトマトをメインに育苗を担当しています。接木の実施から苗の出荷まで一連の業務に関わっています。接木は苗を切って繋ぎ合わせるため、植物にとっては非常にストレスがかかります。作業そのものはパートさんに任せていますが、その後の管理がとても大事なので、水や温度を微調整をしながら育てています。出荷に関しては、納期にベストな大きさとなるよう苗の調整をします。生き物ですから思い通りにならないこともあり、調整の難しさは常に感じています。ただ、もともと“作る”ことにこだわりたかったため、育苗という上流段階から携われることが嬉しいですし、さらに生き物相手だからこそ、うまく調整できた時の達成感も大きいです。この部署では、直接お客様と関わることはありませんが、営業担当者を通じて「この前の苗、良かったよ!」という声をもらった時は嬉しいですね。
 接木と出荷業務は担当して半年ほどで、まだまだ経験が足りません。土から上がきれいに見えても、根張りが悪いなど、見えないところの状態まで見極めることができず、出荷してしまったことも。農家さんからは、「なぜこの状態で出荷したのか。まだ早かったのでは?」と言われたこともあります。農家さんに最良の苗を届けるためには、たとえば苗が要望の大きさまで生育しなかった場合は事情を説明して、納期を遅らせてもらうようお願いすればお客様も納得してくれます。常に誠実にお客様のことを第一に考えていれば、それが信用に繋がり、いい関係性が築けているからこそだと実感しています。

 今の課題は、やはり“根張り”の調整です。来年も同じ失敗をしないよう、接木の段階から根張りに目を向け、早めに対処できるように留意したいと思っています。判断に迷う時は、常に先輩や上司が近くにおり、何でも相談できる雰囲気なのがありがたいです。(桑原瞬)

農家さんとの関係性が深まるにつれ、自分でできることが増えていくことが営業の魅力です。

小さい頃から祖父母の畑で虫を捕まえて遊ぶことが好きで、自然と生物や環境に興味を持つようになりました。大学では生物環境科学課程を選択し、おもに環境制御の研究を行っていました。就職活動では「農業」「植物」の2つのキーワードに絞り、さらに長野県出身なので、できれば地元に近いところをと考えていました。そんな中、出会ったのが当社です。実は研究職ではなく、希望したのは営業職でした。研究は十分にやった感があったため、次は人と関わる中で自分が研究してきたことを活かしたいと思ったからです。入社を決めたのは、営業職にも就けることと、何と言ってもトヨタネの社員の人柄に魅力を感じたからです。何となく雰囲気や空気感が自分に合うなと感じたことが大きかったですね。

 現在は渥美営業所で菊やキャベツ、メロンの生産農家さんを担当しています。1日に10件ほど回り、注文を受けた苗や肥料、ハウスの資材などを運んだり、ハウスに関しては修理や新規建設の見積もりなども作成し、実際に施工時の職人の手配まで行います。農家さんとのコミュニケーションが円滑になればなるほど、農家さんが本当に困っていることを聞くことができ、最適な提案につながることにやりがいを感じています。また、多くの農家さんとお話する中で、別の農家さんの情報を提供できることも増えてきて、たとえば生育状況や病気のことなどの実態をお話すると喜んでもらえます。先日は、鉢花農家さんが虫対策に困っていて、赤色のLEDがいいという情報を得てLEDメーカーの人と一緒に出向いて話をしてもらいました。高価なものなので、トライアルで使ってもらったといころ効果があったために導入が確定。農家さんにとても喜んでもらえました。
一方で、当社の扱う商品数がとにかく多数で覚えられないんです。ただわからなければもちろん先輩や上司が教えてくれますし、農家さんも聞けば丁寧に答えてくれます。知らない、わからないと立ち止まるのではなく、まずは動く!をモットーに日々営業しています。

 今後もまだまだ営業の仕事を続けていきたいと思っています。農家さんの課題に一歩先の提案までできるようになりたいと思っており、そのためにも自分で学び、先輩に教えてもらい、農家さんともっとコミュニケーションを図っていきたいと思っています。(重盛槙)

タイムリーにお客様の要望に応えられるよう、電子版“河合マニュアル”を作成中です。

愛知県田原市出身で、就職先は「地元」「事務職」をキーワードに探していました。実家が農家で、スイカやキャベツを作っており、トヨタネのことは知っていました。馴染みのある会社だというのが決め手でしたが、地元の同級生が一緒に入社試験を受けており、友人が同期になるかもしれないということも理由の一つです。

 現在は自宅からほど近い渥美営業所で、注文の入力作業や伝票発行、電話対応に加えて、来店して直接注文するお客様が多いため、その対応も任されています。他に在庫管理や倉庫整理など、幅広い業務を担当しています。ここでの仕事の楽しさは、お客様との会話です。来店されるお客様は顔も覚えますし、「この前購入したいちごはどうですか?」「順調だよ」などと会話のキャッチボールがとても楽しいです。そのお客様が何を注文するのかもかなりわかってきましたので、業務がスムーズに進むようになり、「いつもありがとう」と言われるのが嬉しいです。時に注文ではなく、世間話をするために来店するお客さんもいるのですが、地元の話で盛り上がるなど、楽しい時間です。
 最も苦労しているのが商品知識が足りないことによる、農家さんへの提案力がないことです。実家が農家なので、ある程度の知識はあると思い込んでいたのですが、実家は露地農家。トヨタネ渥美営業所管内のお客様はハウスでのトマトや菊の栽培をしている農家さんも多いので、知らないことばかりでした。種も肥料も種類があまりにも多く、お客様の要望に最適な商品を選ぶことができていません。特に来店されるお客様にはその場で返事をしなければならず、今は先輩に聞いていますが、早く1人で対応できるようにならなければと思っています。

 期間限定キャンペーンなど、渥美営業所特有の仕事もあります。異動で営業所に来た人にもわかりやすいように内容をまとめたり、倉庫の整理や棚卸しの準備など、何でも前もって段取りを組んでおくを心がけています。特に今一番力を入れているのが、紙のマニュアルの電子化です。商品のことはもちろん、お客様の情報も全て共有ファイルに一元化。いわゆる“河合マニュアル”を作成して、営業所内で共有したいと考えています。自分がやりたいことにチャレンジできる環境はありがたいと思っています。(河合真波)

学生の方へのメッセージ

農業と一言でいっても、さまざまな仕事があり、企業も数多あります。その中で、本当に自分がやりたいことは何なのかを見極めておくと企業の選択肢も必然的に絞られてきます。私の場合は「育苗」でしたので、当社で本当にやりたい仕事に就くことができ、充実しています。そこでしかできないことが、本当にやりたいことであれば、当然やりがいも感じられますし、自分の目標も見えてくると思います。まずは自分を見つめ、企業の事業内容を精査し、会社訪問をすることをお勧めします。(桑原)

私の場合は理系出身でしたが営業職を希望しました。理系だから必ず研究職と決めつけず、本当にやりたいことは何か、まず自問することが大切だと思います。その上で、興味関心のある業界を見て、最後は会社訪問をしてどんな人が働いているか、その人たちと一緒に働きたいと思うかがとても大事です。私も最終的な決め手はトヨタネの人と雰囲気でしたので。そして入社後も入社前に感じていた雰囲気の良さとのギャップはまったくありません。幸せなことだと思っています。(重盛)

まずは合同説明会に参加することです。一度に多業種を見られる機会ですから。回ってみて、興味のある業種や職種に絞っていき、その後はインターンシップに参加することをお勧めします。説明会よりより深くその企業のことがわかりますし、自分に合う、合わないも判断できます。(河合)

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営業、ナーセリー、研究農場など、希望に応じてジョブローテーションがあるため、幅広く農業に携わりたい人には最適な環境が整っている。

マイナビ編集部から

「トヨタネさん」と愛され続けて55年。記念の年となり、イベントなども開催された。地元、愛知県の農家に限らず、今や関東エリアでもその名が知られるようになり、長らく日本の農業を下支えしてきた企業と言える。
 めまぐるしく変化する、先の見えない世界情勢に加え、ハウス農家にとっては大きな問題となっている原油高、さらに今後の日本の農業の担い手不足など、農家を取り巻く環境は年々厳しくなっている現実がある。創業以来一貫して農家を支えてきた同社は、より生産性の高い品種の開発や栽培用環境システムの技術開発、さらにスマート農業の施策など、果たさなければならない役割はますます大きくなり、比例して同社への期待も高まっている。「国が掲げる2050年のカーボンニュートラルへのイノベーションは待ったなしですが、実際は現場との乖離がかなりあると認識しています」と川西社長。もちろん最新技術の開発と農家への導入支援を行う一方で、各農家の課題に一つずつ丁寧に寄り添い、解決していくことも、これまで通り変わらず大切にしていくという。
 農業の現状をより多くの人に知ってもらいたいと、同社では農場での取り組みをオープンにしている。地元の農業のみならず、日本全体の農業を考えている同社。今後100年企業に向けて果敢にチャレンジしていく同社での仕事は、スケールが大きな分、責任も苦労も多いだろうが、やりがいも大きいことは間違いない。

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「人がおだやか」「温かな雰囲気」「笑顔が多い」「人を大切にする」と、同社のイメージを社員に尋ねると返ってくる答えだ。まずは会社訪問して自分の肌で感じてほしい。

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