(株)赤阪鐵工所【東証スタンダード上場】

地球温暖化対策の新燃料を使用するエンジンの開発を担当しています。
地球温暖化対策として温室効果ガスである二酸化炭素の排出削減のため、従来の石油由来の燃料(重油)から炭素を含まないアンモニアや水素、排出した二酸化炭素を回収してリサイクルするメタノールやメタン、植物の成長過程で吸収した二酸化炭素と燃焼で排出する二酸化炭素が等しいバイオ燃料へ燃料の切替えが必要です。これらの燃料を使用可能なエンジンを開発するために、試験エンジンの改造や熱流体シミュレーションの実施を行っています。

自分で設計した部品が実際にエンジンに組み込まれて動作していることです。
シミュレーションでは条件設定から解析を実行し、解析結果を見ながら部品の形状を決定します。そこから3Dモデルを作製し、2D図面の製図を行い、図面と共に製作依頼を行います。実際に部品が出来上がり、正常に動作していることを確認できると達成感を感じます。

希望する業務内容と一致していたからです。
私はもともとエンジンに興味があり、大学ではエンジンに関わる研究室に所属していました。就職活動にあたっては、エンジンの開発・製造に関われる企業を希望していました。
赤阪鐵工所では中速4ストローク、低速4ストローク、低速2ストロークと多様なエンジンを製造しており、面白いと感じました。

地球温暖化対策の新燃料に関する知識とシミュレーションに関する技能の向上です。
現在、地球温暖化対策として舶用エンジン業界では、新燃料としてアンモニアや水素、メタノール、メタンなどの使用が検討されています。しかしながらこれら新燃料では、着火性、燃焼速度、腐食性などで問題があり、大学や各エンジンメーカが研究を進めています。また、シミュレーションに関しても新燃料の特性により設定条件が異なります。新燃料に関して論文などで調査を進め、適切なシミュレーションができるように努めます。

開発に携わったエンジンの納入です。
私は今まで試験用エンジンの解析、部品設計、計測を行ってきました。開発にかかわったエンジンが実際の船に搭載するエンジンとして製造され、船で問題なく動作していることを確認したいと思います。