特定非営利活動法人ウイング路をはこぶ【NPO法人W・I・N・G－路をはこぶ】

　高校生の頃から、将来は社会課題に取り組むことができるような仕事がしたいと考えていました。その中でも元々は海外の社会課題への関心が強かったのですが、大学生の頃に地域のボランティア活動を始めたことがきっかけで国内の様々な社会課題にも関心を持つようになりました。
　そして、社会的に弱い立場にある人たちがもっと多くの選択肢を持つことができるような社会づくりに貢献したいという思いを持ちながら就職活動をしていた中で、偶然この法人を見つけ、国際交流やアート活動など珍しい取り組みが気になったこともあり、説明会に参加してみました。
　そこで聞いた、法人の理念や様々な目的を持った活動、先輩スタッフたちの言葉から感じた利用者さんたちに対する思いなどがとても印象に残り、それまでの就職活動の中で参加したどの説明会よりも自分の心に残るものがあったため、採用試験を受けることにしました。

　今はまだ色々なことを覚えて習得するのに精一杯ですが、それぞれの利用者さんとよく関わって、どんなものに興味があるのか、どんな時に楽しそうな表情をしているのかなどをもっと知っていき、さらに新たな興味関心を引き出せるようになりたいです。そして、もっと利用者さんたちが自分の行きたいところに行き、社会と関わりを持つことができるように、社会参加の機会を作り出していくことを常に意識したいです。
　また、歌を歌うことが好きだったり音の出るおもちゃが好きだったりと、音楽が好きな利用者さんが多いように感じるのと、私自身も音楽が好きなため、音楽レクリエーションのようなものをしてみたいです。みんなで楽器を演奏したり歌を歌ったり体を動かしたりして一緒に音楽を楽しむことができたら、とても素敵な時間になるのではないかと思います。普段から、利用者さんたちには工夫すればできることがたくさんあるということを感じることが多いので、みんなで楽しめるような工夫を考えていけたらと思います。

　私は、少しでも自分が興味を感じるポイントがあればひとまず説明会に参加してみるようにしていました。実際に話を聞いたり見学に行ったりすることで初めてわかることがたくさんあると思います。また、就職活動は自分が働く場所を決めるための活動ではあると思うのですが、それだけでなく、社会にはどのような仕事があって、どのような人たちがどのような思いを持って働いているのかを知ることができる社会勉強の機会にもなると思うので、そのように考えて色々と見てみるのも面白いのではないかと思います。

2024年入職／生活支援員