香川県農業協同組合(JA香川県)

私の仕事は、主に農薬や肥料等の販売をする接客をしています。
お客様から「作物の病気に効果のある農薬はなにか」や「２種類の農薬を混用してもいいのか」などを聞かれた際、調べたうえでお答えしています。
また、会計処理の仕事もしていますが、データベース上の目で見えないお金を扱うためボタン一つで送金先を間違う等の可能性もあるので緊張感はありますが、処理後にやり遂げたという達成感を感じられます。
日々、知らないことにぶつかり戸惑うことも多いですが、一つずつ覚えて実践できた時の満足感はとても大きいです。
また、組合員の方々と打ち解け、いろいろな話を聞けるのもとても勉強になるなと感じます。

一年目は肥料、農薬や資材の種類の多さに驚き、農薬名、規格や配置場所など基本的なことを覚えることで精いっぱいでした。また、お客様から病気や害虫に効く農薬を質問された際、同じ効用の農薬が何種類もあるので何を提案していいのか分からず右往左往していました。その時にもお礼は言われましたが、素直には喜べていませんでした。
二年目に入り仕事にも慣れて少し余裕ができ、肥料や農薬の配置場所や品名など基本的なことを覚えてきたころ、同じように質問されたことがありました。そこで自分なりに調べ先輩方のアドバイスを基に提案した後、「ありがとう」と言っていただいたとき、とてもうれしかったです。それと同時に一歩前進したという達成感を感じました。

私は大学で土壌改良に関することを学んでいました。塩分耐性のある作物の特性を利用して砂漠化土壌から肥沃な土壌に改良するための研究です。この研究で学んだことを地元で活かせるような仕事に就きたいと考えていました。また、その時、兄が家庭菜園をはじめ、それを手伝っているうちに農業に興味がわいてきたので、農業に関する会社を選びました。
JA香川県では農家の方々と一丸となって農業を盛り上げていくその姿勢に私も少しでも力になりたいと思いこの会社に決めました。
また、面接試験の時に職員の方が気持ちを落ち着かせてくれたり、説明会の時に丁寧に教えてくれたり、職員同士もとても和やかに話していたので、この方々と一緒に働きたいと考えたためです。