最終更新日:2024/8/7

SGシステム(株)【SGホールディングスグループ 】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア
  • 各種ビジネスサービス・BPO
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都、京都府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

スムーズな宅配にSGシステムあり。理系ならではのセンスや理解力を生かせる

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やりがいや成長意欲を刺激される環境でキャリアアップ!

入社9年目を迎える速水さん。その仕事内容ややりがいは、どんなものなのだろうか。年次を追って成長していくエンジニアの姿を、インタビューを通して探ってみよう。

■速水 友大さん
SI第1事業部 請求系ユニット・ラインチーフ/2013年入社
理工学部数理情報学科卒業

速水さんの一日

大型案件では、開発作業が開始する前の準備が大切。さまざまなチームと連絡を取り、スケジュール調整を行う。
入社後4、5年目からリーダー的な仕事を任されることが多くなった。メンバーの困り事や作業の進捗具合など、日々コミュニケーションを取って気を配る。
ラインチーフになって、顧客と直接打ち合わせをする機会が増えた。社外の理系出身者との意見交換も、刺激や気付きとなって楽しい。

開発経験はほとんどなし。しかし理系出身であることで、社会生活のスタートがスムーズに

大学で数理情報を専攻したので、IT関連の仕事に就きたいと思っていました。少なくとも理系のセンスが生かせる環境で働く、というのは絶対でした。
当社は物流システムに特化しているところに目を引かれましたね。現在のコロナ禍でも分かるように、どんな状況になっても物流は世界各国で人々の暮らしに欠かせないものです。その社会貢献性と将来性は大きな魅力でした。

とはいえ、学生時代の経験はC言語での簡単なプログラミングをした程度で、JavaもSQLもよく知りませんでした。入社後研修やOJTでユーザー処理画面などのアプリ開発をするなかで、多くの質問を先輩に浴びせてトライ&エラーを重ねながら一つひとつ覚えていきました。
最初はハードルが高いなと思っていたのですが、やっていくうちに「あれ、考えていたよりできるな」と感じるようになりました。C言語の経験から類推できたということもありますが、理系としてのベースが大いに役立ったのです。タスクフローの掴み方、原因究明の構築の仕方、数字の読み方など、実務で生かせる力が学生時代に養われていたんですね。

私は入社後ずっと、佐川急便がお客様に対して行う請求システムの保守を担当しています。最初の2~3年目はプレイヤーとして開発に専念し、その後、徐々にリーダー的な役割を任されるようになっていきました。お客様との打ち合わせに同席できるようになってからは、仕事の楽しさや面白さが増しましたね。
5年目に100億円を超える大規模リプレース案件に関わったときのことは、今でも忘れられません。リプレースとは、機器老朽化に伴うシステムやハードウェア、ソフトウェアを新しいものに入れ替えることをいいます。当然、期間も予算も関わる人員も、通常案件に比べて格段に大規模です。このプロジェクトで、私は大きな成長を遂げることになります。

大型案件でリーダーとなるチャンスを与えられ、一段上のやりがいと飛躍を手にする

このリプレースプロジェクトで、私は20名ほどのチームリーダーとなりました。今までの少人数案件との違いを最も感じたのは、一人ひとりのスキルや経験値を把握し、適材適所に配置する難しさです。はじめに決めた役割分担ではどうもうまく回らない、と気が付いたのはプロジェクトが走り出して1カ月ほど経ってから。スキルアンマッチや作業量の偏りなどを見直し、体制を大きく組み替えました。それまでは全員がプレイヤーとして1列に並んで前進する進め方でしたが、チームを小さな班に分け、その班にリーダーを作ることで問題点を早期カバーできるように考えたんです。班長さんにはリーダー意識を持ってもらえるように、「進捗状況を取りまとめて報告してください」と徹底して話をしました。これが功を奏し、見違えるように開発はうまく回りだしました。

リリースに向けてのテストが想定どおりにいかないこともあって大変でしたが、最後は「やり切った!」という達成感でいっぱいでした。上司から「案件をやり終えた時には成長しているはず。上を目指して頑張ろう」と激励されていたことも、私にとって大いに励みとなりました。

その翌年には念願だった、物流現場で働く人に直接関われる開発が巡ってきました。今まで携わってきたのはバックアップシステムでしたが、ドライバーやエンドユーザーから直接見える仕事がしたい、と常々思っていたんです。
これまで新規取引を開始する際は、ドライバーに直接頼むか電話やメール等での申込でした。その後、ドライバーまたは事務社員が紙の申請書に記入していました。非効率ですし、コストもかかります。そこで、WEBやスマホアプリを利用して、自動登録ができるシステムを構築しようということになりました。
ここでの経験がまた、私をラインチーフという新たなポジションへと押し上げてくれたのです。当社は本当に先輩や上司に恵まれた環境で、周りが引き上げてくれるからこそ、ここまで順調に成長できたんだな、と感謝しています。

チームマネジメントでスキルと視点の幅を広げ、お客様に業務改善提案ができるまでに成長

この受注WEB化開発は、関連するシステムが10あり、システム間の調整がなかなかの難物でした。どれか一つでも作業が遅れると、ほかとの連携テストができないため、全てが先に進めないんです。遅れを解消するために人員を投入するなどのマネジメントはもちろん、原因解明のために私自身が開発作業に入ったりもしました。
大変ではありましたが、佐川急便とのミーティングはエキサイティングで、楽しかったですね。現場をよく知っている人たちなので、こちらが「こういう仕様でどうですか」と案を投げると、「こうした方がいい」という良い意見がどんどん出てくるんです。視野が広がり、多くの刺激を受けました。
またお客様や協力会社の人たちと直接話をする機会が増え、「自分は営業に向いているな」という気付きもありました。将来は営業SEの道もある、という展望や自信が生まれた時期でしたね。

現在は、再び大規模なリプレースプロジェクトを手掛けています。今は開発の前段階で、スケジュールの構築や企画を行うと同時に、せっかくお金と時間をかけてシステムを一新するので、この機に業務改善をしてはどうか、とお客様に提案もしています。
数年前にリプレースを行ったときとは心構えが違ってきました。困っていることや課題などのヒアリングにしても、相手の心を汲んでニーズを探る、というマネジメント業務で培ったスキルが役に立っていますね。
ただ、工程ごとに行うレビューでは、担当者の意見に流されず責任者としての意志や判断を固く持たなければならないので、バランスには注意しています。

当社は、社内制度の改善などエンゲージメント(会社への愛着)を向上させる取り組みにも積極的なのが、社員にもよく分かるんですよ。上司も先輩も気さくで相談しやすく、個人の成長度合いをよく見てくれているので、思い切った挑戦が可能です。
これまでずっと請求システム担当だったので、今後はいろいろな分野に取り組んで、知識や経験を増やしていきたいですね。営業SEや、さらには人事など、「人」と多く関わる仕事もやりたい、と夢を膨らませています。

学生の方へのメッセージ

当社にはシステムをつくる仕事もあれば、お客様の課題を聞き出していく仕事もあります。パソコンに一日中向き合う仕事だけではなく、お客様と話をして、社内のメンバーと意見を出し合っていくシーンもたくさんあります。プログラムやシステムの知識はもちろん生かされますが、それだけが優先される仕事ではありません。システムをつくるのは人であり、それを使うのも人です。基本は人との会話から生まれる仕事であり、だからこそ人間としての魅力も重要となってきます。

ユーザー系のシステム会社である、当社で働く魅力。それは、大きな案件に携わるチャンスが豊富にあることです。開発案件の中には数十億単位のものもあり、なおかつ、止まってしまえば全国の物流に影響を与えるような、重要度の高いものばかり。社員の多くは、こうしたスケールの大きさにやりがいを感じているように思われます。

面接では、皆さんの思いを自分の言葉で語ってください。よく見せようとする必要はありません。話が多少つたなくても、ご自身の熱意が、私たちに伝わるかどうかがポイントです。ぜひ、前向きな気持ちでエントリーしてきてください。

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「当社の仕事は、システム開発の最先端に触れる機会が多いと思います。皆さんもぜひ、物流の未来を変える一翼となってほしいと思います」(採用担当)

マイナビ編集部から

社会がどのような状況変化を迎えても、物流が私たちの生活に欠かせない重要なものであることを実感したのが、世界がコロナ禍に苦しんだ2020年だったのではないだろうか。そして、その物流が滞りなく流れるよう、各種システム開発や保守業務でがっちり支えているのが、SGシステムだ。

同社の特徴は、先見性と実行力にある。来たるIoT時代にいち早く対応するだけでなく、その先を見据えており、単なる効率化にとどまらない「攻めのIT」によるビジネスの新たな価値創造を目指している。その一つが、AI活用システムの開発だ。これまでは伝票に手書きで記載された荷物のサイズと重量を人が入力し、その情報を使って顧客への配送料を算定していた。そこでAIが数値判定を行い自動入力するシステムを開発し、作業工数を大幅に削減した。さらに、電力メーターの稼働状況とシステムを連携させることにより不在家庭を察知し、効率的な配達ルートをAIがはじき出す、という試みも産学共同研究で行っている。

デジタルトランスフォーメーション(IT活用によるビジネス変革)の分野での実績が認められ、SGホールディングスは経済産業省と東京証券取引所が選ぶ『IT経営注目企業』(2019年)、『DX注目企業』(2020年)、『DX銘柄』に選定された。その立役者がSGシステムなのだ。これからの社会の変革を担う人材となれる、そんな職場環境が待っている。

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開発センターは東京および京都市内にある。年間の開発件数も多く幅広いため、上流工程である分析、企画、設計などの仕事に携わることができる。

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