SOMPOケア(株)

2歳の息子が保育園に通っているため、正社員の時短制度を使っています。
　平日の朝は子どもを保育園に預けてから出勤し、他のスタッフよりも1時間早い17時に業務を終了して、保育園へ迎えに行きます。夫が休みの日は、子どもを一日見てくれている日もあります。
　仕事の内容は主に入浴介助を担当しています。入浴の仕事は、1対1でご入居者さまと関わる事ができ、コミュニケーションをじっくり取れるため、1番好きな業務です。また、ご入居者さまの全身状態を見る貴重な場でもあるので、介護士としての洞察力も求められ、いつもと状態が違えばすぐに看護師に連絡し連携を図ります。
　介助だけでなく入浴表の作成や調整といった事務的な業務も行っています。また入浴業務だけではなく、新しい職員へのOJTなども任されています。現在は時短制度を使用しているため、夜勤の仕事はありませんが、他の正社員同様、時短勤務でも自分に任された仕事に誇りを持って働いています。

ご入居者さまの笑顔を見られることが何より嬉しいです。以前働いていた施設で、レクリエーションとして月に１回、カフェを運営することを提案し、実際に行っていたことがあります。元々は、「ご入居者さま同士のコミュニケーションの場」として始めたことがきっかけですが、そこで初めて喋って仲良くなったご入居者さま方もいらっしゃれば、月に1回美味しいお茶を飲めるというので楽しみに来られる方もいらっしゃいます。
　「いつもこの日を楽しみにしています」「他の方と一緒に来る約束をしてきたの。」と皆さま思い思いにとても喜んでくださり、それが私にとっても仕事の励みでした。自分がご入居者さまのために起こした行動が、誰かの笑顔に繋がっていく喜びは介護の醍醐味だと思います。
　今の職場でも、入浴業務で「お風呂だとたくさん本音が話せます」「いつも上手にお風呂に入れてくれてありがとう」などの言葉を頂けると、とてもやりがいを感じます。

決定的だったのは、会社の想いに賛同したからです。学生時代に国際協力や震災支援の活動をしており、自分の経験を生かせる仕事を探していました。業界は絞らず、色々な業界を見ていましたが、介護の仕事も自分に合うのではないかと思い、介護業界を検討し始めたときに当社と出会いました。
　説明会では、日本の介護の現状について話を聞くなかで、見た目にこだわっていないミキサー食や、退屈な1日を過ごすという施設があるという話を聞いたとき、とてもショックを覚えました。その時、私は「介護業界をなんとしても変えなくては」と決心したと同時に、そうしたイメージを変えたいという当社の思いに共感しました。介護という業界と、自分がボランティアで培ってきた価値観が良く似ていた事もあり、介護業界を良くしていきたいという想いの強さを、会社の面接で熱烈アプローチした記憶があります。
　実際入社し、働いてみると、自分のやりたいと思ったことを後押ししてくれる仲間達がいて仕事もしやすく、天職だと思っています。

2012年4月新卒入社　ＳＯＭＰＯケア ラヴィーレ 綱島配属　介護スタッフとして勤務
2014年　ＳＯＭＰＯケア ラヴィーレ 羽田　異動
2015年　結婚
2016年　産休・育休
2017年　ＳＯＭＰＯケア ラヴィーレ 羽田　時短勤務で復帰

※実務者研修や介護福祉士の資格も子育てと両立して取得

よく就職活動で自己分析が大事だと言われますが、本当にその通りです。自分の性格や興味のある事、どんな思いを持っているかなど、己をどこまで知っているかで、「これだ！」という会社に出会ったときの反応が違ってくると思います。とにかく行動してみてください！家にこもるよりも、気になる会社に足を運んで、疑問に思ったら実際に聞いてみると、自身がその会社で働いている姿が想像できると思います。
　その業界に関連したイベントや展示会に参加してみる事も、仕事を知る上で参考になります。実際自分の目で見て、聞いて、触れてと感覚を養う事で、こんな仕事をしてみたい、興味がある、というものを選ぶ力が身についてきます。最後まで自分を信じて、納得のいく就職活動をしてください！介護の仕事というところでは、ご入居者さまのご逝去に立ち会ったり、状態が急変したりといったことも隣り合わせです。認知症や身体に麻痺があるなど、様々な特徴を持った方がいるため、その方々がより人生を最後期まで自分らしく生きるためには、どのように接したらよいだろうと日々考えさせられるお仕事です。最期まで寄り添う気持ちが持てる人は介護に向いていると思います。