最終更新日:2024/10/18

(株)コーンズ・エージー

  • 正社員

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 設備工事

基本情報

本社
北海道

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

酪農の未来をつくる事業には、多彩な仕事と夢が広がっている!

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日本の酪農をあらゆる方向で支援し、発展させていく事業

「Grass to Gus」を理念に、収穫や搾乳の支援からバイオガスプラントまでを手がけ、酪農における一貫した生産体系の構築に取り組んでいる同社。北海道の大自然を背景に広がる、多彩な仕事フィールドを紹介しよう。

■長谷川尚哉さん(右)
国際本部 施設ロボット部施設グループ
2023年入社
麻布大学 獣医学部動物応用科学科卒

■及川絢子さん(左)
人事総務グループ人事チーム
2022年入社(キャリア採用)
米国 アーカンソーテック大学 エコノミクス&ファイナンス学部卒

私の仕事&会社について

「配属前は静かな雰囲気だなと思っていましたが、わからないことがあれば、ていねいに応えてくれる先輩や上司がいる。会話の多い活気のある部署です」と長谷川さん。
「本社社屋のコンセプトのひとつが『クリーン』。社内は余計な掲示物がなく、落ち着いた環境です」と及川さん。社員のキャリア育成のほか、広報にも取り組んでいる。
長谷川さんと及川さんはふたりとも北海道以外の地域で生まれ育った。出身分野や経験も関係なく、酪農や第一次産業に興味があれば、応募は大歓迎。大自然が待っている。

取り扱う機器の情報が集結する国際本部。商品と酪農の現場をつなぐ仕事で感じる使命感と誇り

コーンズ・エージーは酪農専用の機器の輸入を通して日本の酪農家の生産効率の向上に取り組んでいる酪農専門商社です。私は恵庭(えにわ)市に建つ本社の国際本部に所属。国際本部は欧米の機器メーカーから輸入した搾乳ロボットや牛舎内の設備などの情報を一手に受け、サービスエンジニアが活躍する現場に反映させていく役割を担う部署です。

私は施設チームに属し、搾乳を行う施設であるパーラーや絞った牛乳を冷却・貯蓄するバルクと呼ばれる機器を担当。ときには設置工事の応援のため、酪農家のもとに赴くこともあります。当社が販売する機器はアメリカ、カナダ、オランダなど欧米の酪農先進国から輸入したもの。販売後のアフターサービスも行っているため、メーカーから得られた詳しい情報を設置やメンテナンスの現場に活かしていくことはとても重要。酪農の専門商社として「酪農家にとって一番良い商品」を選択していく、この仕事にやりがいや誇りを感じています。

新人研修はまず当社の事業内容や歴史を学び、酪農の基本はもちろん、取り扱っている機械や装置の知識を習得しました。おもしろかったプログラムは「月面着陸ゲーム」。宇宙船に乗ったメンバーが月面で不時着。いくつかのアイテムの中から生き残るために必要なものを選択するというゲームです。このゲームには正解があり、自分以外のメンバーの意見を聞き、互いに納得をしながら、答えを導いていく過程がポイント。私のメンバーは正解に近い答えを出すことができ、達成感も喜びも味わえました。私が入社したときの同期入社のメンバーは18人。これから一緒に成長をしていく仲間と顔を合わせ、会話を深めながら互いを知ることができたという点で、とても思い出深い研修です。同期入社の仲間はいまもいろんなことを相談できる存在です。

4月からは入社2年目を迎えます。まずは現在任されている仕事をスキルアップさせるのが目標。当社は機械の販売だけではなく、あらゆる方向で酪農家を支えています。日本の酪農の根本に関わっていく仕事を通して、お客様である酪農家のみなさんに貢献していきたいと思います。〈長谷川さん〉

総合的な視点を身に付けながら専門性も磨く。コミュニケーションの取りやすいオフィス環境も魅力

採用、人材開発、キャリア開発をメインに広報も経験し、当社へ。当社の魅力は独創性のある事業を展開している点だと思います。「Grass to Gus」を掲げ、農機をはじめ、餌寄せロボット、搾乳ロボットなどのほか、牛のふん尿の処理を行うバイオガスプラント事業も展開しています。豊富な商品知識を駆使し、メンテナンスも行うことで酪農をさまざまな視点で支えているのがコーンズ・エージーです。

酪農に特化した商品のひとつである搾乳ロボットは、牛の行動を制限せず搾乳を行うことがコンセプト。ひと昔前であれば、搾乳をロボットが行うことは考えられなかったかもしれませんが、牛が自ら搾乳されにロボットに入っていき、終わればまた自由に食べたり寝転んだりすることができます。このような環境は、これからの時代に求められるAnimal Welfare(家畜福祉)にも則った製品といえます。これらの商品を提案することで労働力を軽減し、効率的な生産を行う酪農運営に貢献しています。まだまだ課題はありますが、私たちが提供できる商品力と提案力で開拓できる市場は十分広がっています。

社内にはさまざまな職種があり、たとえばロボットを担当するサービスエンジニアは、制御系の知識が身に付きます。入社前の専門知識は問いません。仕事を通して機械や電気の知識をじっくり身に付けられる環境です。共通するのは社員一人ひとりが「コーンズ・エージーの代表である」という意識で取り組んでいること。また、国際本部所属であっても必要とあれば酪農家のもとへも行くため、アクティブな一面もあります。入社後は多種多様な商品群を総合的に捉える視点を身に付けながら、専門性も深めていきます。酪農に特化した機器の輸入を手がけている当社だからこその仕事が待っているのも魅力だと思います。

3階建ての本社オフィスは「シンプル&クリーン」をコンセプトに5年前にリノベーション。壁のないワンフロアで管理本部、国際本部が集結しています。他部署の様子や人の動きも視野に入るため、事業部や他者との距離感が近く、声も掛けやすいのが特徴。互いにコミュニケーションを取ることで、明るく風通しの良い職場づくりにつなげています。〈及川さん〉

自然あふれる北海道で働く。リアルな働き方&暮らし方をお話しします!

大学ではアニマルウェルフェアをテーマに、動物全般の知識を広く学んでいました。出身は兵庫県で実家は酪農家。いずれは実家を継ぐことも想定し、専攻したのが動物応用学科です。就活は酪農に関わる企業や仕事を探していました。酪農と関わる企業は意外にいろいろとあり、当社のような商社もあれば、IT系もある。当社は事業内容が酪農に特化していたことに加え、採用担当者の対応がとてもあたたかかったことが決め手になりました。応募してきた学生という見方ではなく、就活に向き合っているひとりの人間という視点で私を見てくれた。就活の相談もできる雰囲気をつくってくれたことにフランクな社風を感じた会社です。

私が生まれ育った地域も自然がすぐそばにありましたが、雪は降らなかったため、入社して一番驚いたのは雪の多さ。ちょっとこれにはびっくり(笑)。本社のある恵庭市は新千歳空港にも札幌にも近く、便利な地域です。勤務時間はスーパーフレックス制のため、午後から休みにすることも。学生時代から続けていた乗馬を北海道でも楽しみたいと思い、民間の乗馬クラブに入りました。北海道はサラブレッドの産地。素晴らしい景色を眺めながら、馬を駆っています。それに北海道はご飯も美味しいですよ。〈長谷川さん〉

父が旭川の出身だったので、子どもの頃から北海道にはなじみがありました。業界を問わず人事の経験を活かせる企業を探していたときに当社の募集を知りました。酪農についての知識はあまりありませんでしたが、北海道で働くのであれば、酪農王国・北海道に貢献できる会社で働きたい。そんな思いを持って入社を決めました。

前職の関東圏の会社では、通勤時間が電車を乗り継いで片道1時間半。往復3時間費やすと、平日は自分の時間があまりありませんでした。いまはマイカー通勤。本社から15分程度のエリアに住んでいます。朝はゆっくりコーヒーを飲んで出勤し、帰宅後は料理をつくり、自分の時間を過ごす。ライフスタイルは激変しました(笑)。関東圏から遠いように思われますが、新千歳空港にも近く、飛行機に乗ってしまえば意外に早く着くことができるんですよ。自分の時間を大切にしながら、働く。これが当社で得た暮らし方です。〈及川さん〉

学生の方へメッセージ

みなさんは就活の過程で働く意味を考えたり、自己分析を通して適性や指向性を探ったり、さまざまな方法で企業や仕事を知ろうとしていると思います。就活に「成功」はありません。納得のいくまで企業を調べ、仕事を知ってください。ただ、心に留めておいて欲しいのは、就活は人生のすべてではないということです。就活で人生が決まるわけではありません。ときには気分を変えて休息を取る。少し立ち止まってみる。そんな時間をぜひつくって欲しいですね。また、いまは自分が興味を持てる仕事を見つけられなくても、入社後に得意な分野を見つけることもできるし、新しい可能性に気がつくこともあります。

当社は酪農の専門商社ですが、職種は多岐に渡っています。機械のメンテナンス職もあれば、輸入した機械の情報を把握し発信する仕事、貿易事務や物流管理などもある。自分の個性や適性に合った仕事を見つけられる環境です。また、マネジメントの道や酪農の各分野におけるスペシャリストとしての道、さらには別職種へのチャレンジも可能。コーンズ・エージーではキャリアの道はひとつだけではありません。みなさんが最も喜びを感じ、個性を十分発揮できる仕事やポジションを一緒に考えていきたいと思います。〈管理本部 人事総務グループ 及川朋宏さん〉

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「就活は柔軟に取り組み、リラックスも必要。ご希望があれば、就活の相談にも乗りますよ」と及川さん。人材系企業での勤務経験を持つ頼もしい採用担当者だ。

マイナビ編集部から

北海道恵庭市に本社を置き、道内を中心に全国22か所で営業拠点と販売代理店を展開。酪農における収穫・搾乳から始まり、家畜のふん尿をバイオガスで有効利用する、一連の生産体系の構築に取り組んでいるのがコーンズ・エージーだ。海外の酪農先進国から厳選した酪農専用の機械を自社で輸入、設置やメンテナンスも手がけ、酪農家の経営課題の解決につながる事業を推進。商社機能のほか、あらゆる方向から酪農家の担い手不足や労働環境における課題を吸い上げ、未来の酪農を見つめているのが同社なのだ。また、経済産業省が定める「地域未来牽引企業」としても発展を続けている。

入社後はサービスメンテナンス、海外メーカー担当、物流、牛舎設計、バイオガスプラントなど酪農の専門商社らしい特徴ある職種が広がっている。スーパーフレックス制の導入も進んでおり、ワークライフバランスにも留意。「2021年度から本格的に新卒採用を進めており、新人育成環境も充実しています。新卒の社員が加わることで、20代の社員同士のコミュニケーションも活発になり、社内には新たな風が吹き始めています」と話す人事担当者。

取材を通して感じたのは伸びやかな社風と専門性への追求。部署間の壁は低く、使命感を持って任された仕事に真摯に取り組む社員のみなさんの姿が伝わってきた。第一次産業への興味や自然や動物への探究心がある人はぜひ同社を知って欲しい。新鮮な魅力を感じるはずだ。

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本社社屋は自社保有。1階は札幌支店、2階はミーティングルーム、3階は本社機能が集結したフロア。リノベーションを施した快適できれいなオフィスだ。

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